第8話 シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.01 THRICE UPON A TIME
私自身、エヴァの大ファンかというと、そうとは言えないと想う。エヴァのテレビシリーズはとても面白いと想った。ただ、映画の新作を心待ちにしていた訳でもない。序、破を見ても、やっぱり、テレビシリーズ最高だねとしか想わなかった。Qに至っては、何だろう? の?マークが並ばざるを得なかった。
エヴァというのは、謎を謎として楽しむ――必ずしも明確な答えが与えられる訳ではない――その典型的な作品であると想う。そうであるとしても、Qは何を暗喩しているのか――何のメタファーなのか――が分からなかった。最後の作品であるシン・エヴァンゲリオンを見ても分からない。カオル君は謎の存在である。
それはそれとして、シン・エヴァンゲリオンである。正直、Qでもう、ダメぽと想った私であるが。まさに力尽くである。来ないはずの手紙が届いたといった感じである。そう、テレビシリーズの最終的な結末が。
これは、映像作品に限らずであるが、作品というのは、その時代の状況をまとう。いくら作り手側がそれを望んだとしても、そうならぬ作品というのがほとんどである。
テレビシリーズから何年?何十年経ったであろうか? 熱を保つのは困難であろう。実際、Qはその迷走を明白に示してはいないだろうか? ところが、である。熱は失われていなかった、としか言うしかない。
ネタバレは嫌だから、内容には触れない。一つ言えば、貴方にとっての主人公は、だめシンジなのか、アスカなのか、ミサキなのか?
熱こそすべて 映画紹介 ひとしずくの鯨 @hitoshizukunokon
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