第4話 テスト

 私達学生は、テスト期間に入った。



 皆集中してテスト勉強をする。



 テストまで、残り数時間となった。



 テストを受ける教室へ向かう。



 春斗がいた。



 私の席と近かった。



 机一個開けたところに春斗が座っていた。



 皆テスト前で静かにしているというのに、彼だけが五月蠅かった。



「ねぇー、マジでテストやばい!!!」



 すると、私の方を指さした。



「こいつ気持ち悪いよね。」



「え、これ?気持ち悪い。」



 かぁっと顔が熱くなるのが分かった。


 

 ズキン!と心が痛んだのが、確かに感じた。



 泣きたくなるのを堪えた。


 

 私はテストに集中して終わりまで耐えた。



「じゃあ、テスト終わり。」



 先生が、テストを回収していく。




 また、春斗は、回りいる人に話しかけた。



「こいつ気持ち悪くない?」



 笑いながら、女子に聞いた。



 女子は「気持ち悪い。」と答え、黙った。



 私は教室に戻り、鈴に話した。



「え、大丈夫だった?」



「大丈夫……。」



「聖香ちゃんには、話しずらいよね。」



「話したら駄目?」



「うーん。我慢して…。」



 もう、どうしたらいいのか分からなかった。



 ストレスで学校に行きたくなかった。



 限界が来るまで言わなかった。



 だが、まさかあんな回答が来ると思っていなかった。



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