第十八話 後始末

 

 禍神の自爆により、戦いは終結した。


 真夜の結界とルフの尽力により、禍神の爆発の影響による周囲や龍脈への被害は最小限で済み、禍神から分裂した妖魔達もこの場の退魔師達が奮闘し、討ち漏らし無くすべてを討伐することに成功する。


 門下生や非戦闘員の死傷者はおらず、交流会に参加した六家の若者達にも被害はほとんど無い結果であった。


 だが何も人的被害が出なかったかと言えばそうではない。


 禍神の自爆を最小限に抑えるため、朝陽と紅也が特攻を行った。二人の攻撃で禍神の自爆のエネルギーの大半が相殺されたからこそ、真夜の結界で押さえ込むことが出来た。


 そして爆発に晒された朝陽と紅也の二人は……。


 ◆◆◆


「もう! 朝陽さんは無茶しすぎです!!」

「紅也もだよ。もう昔とは違うんだから、あんな無茶しちゃダメなんだから」


 星守の本邸の一角。それなりの設備の整った個人病院と同等の設備がある処置室のベッドに、朝陽と紅也が寝かされ結衣と美琴にそれぞれ説教を受けていた。


「すまないね、結衣。心配をかけて。結衣の言うとおりだが、あそこは当主としても父としても、今回の交流会を主催した手前、無茶をする必要はあったからね」

「こっちも若くないのは今回の事で余計に自覚したが、朝陽と同じで父親としても先達としても無茶をする場面だと思ったからな」


 二人は反省を口にしつつも、あの場面では仕方なかったと釈明する。


「それにしてもあんな爆発に巻き込まれたのに、五体満足でよかったですね」

「うん。不幸中の幸いだよ」


 結衣と美琴の言葉に、朝陽も紅也も苦笑する。二人は爆発の衝撃こそ受けたが、爆発の瞬間はまだ二人の術の効果で周囲に風と炎の霊力の壁が出来ており衝撃が緩和されたのと、突撃の型でそのまま前方に突っ切る形だったのが幸いした。


 二人は爆発の瞬間吹き飛ばされたが、真夜の結界は突入の時と同じように吹き飛ばされた二人を素通りさせ、結界の外へと逃れることが出来た。


 火傷や墜落のダメージはあったが、どちらかと言えばその前の霊力を無理矢理取り込んだことの反動による傷の方が重いほどだった。


「まあ真ちゃんには感謝だね。おかげでほとんど傷は回復したから」

「……治療を受けといて何だが、真夜君は本当にどうなってるんだ? この間から驚かされてばかりなんだが」


 医務室に運び込まれたといっても、結界の外に吹き飛ばされた二人を即座に真夜が見つけ治療を施したので、大事には至っていなかった。


 今、二人がベッドに寝ているのは、反動で身体が思ったように動かせないからだ。霊力を強引に取り込んだ反動は、ルフの影響で霊符の能力が一時的に向上していた時ならばともかく、限界に近い状態の真夜の治癒では完全には回復しきれなかったようだ。


 簡単な検査を受けたが、目立った怪我は確認されず、念のため後で精密検査を受けた方がいいと星守お抱えの医者には言われた程度である。


 もし真夜がいなければ、二人はもっと重傷であっただろう。しかし治療をした当の本人も、無理がたたったのか二人の治療をした後、そのまま倒れてしまった。


 高度な霊術を連続して使用した反動で肉体が限界を迎えたようだが意識はある。傷は渚のおかげで塞がっているし、医務室での検査でも問題は見つからなかったので、今は本邸の元々の真夜の部屋で朱音と渚に付き添われて休んでいる。


「真夜君には本当に感謝しかないね。朝陽君、結衣。今回の事件の事後処理が終わったら、また色々と聞かせて貰うからね」

「そうだな。俺も同じ気持ちだ、朝陽。お前にはたっぷりと聞きたいことが出来た。心配するな、俺が全部おごるし、時間もたっぷり取っておく。朱音と真夜君の今後のことや火野への話も含めて、ゆっくりと話し合おうじゃないか」


 美琴も紅也に逃げることは許さないと言わんばかりのプレッシャーをかけられた結衣と朝陽はお手柔らかにと苦笑いする。


「……さてと。そろそろ私も仕事に戻るとしよう。まだ片付けないといけないこともあるし、SCDや六家の当主達への説明もあるからね。紅也はもうしばらくここにいてくれてもいいよ」


 朝陽は重い身体を何とか起こすと、当主としての仕事に戻ることにした。


 今は明乃が対応してくれているが、この交流会を持ちかけた張本人である朝陽が対応しなければ示しがつかない。幸いにして犠牲者も重傷者も星守、六家共に出なかったため最悪の事態は避けられた。


「言えたことじゃないが、お前も無理をするなよ、朝陽。覇級妖魔の出現だけじゃなく、真夜君の件でも色々と詰められるかもしれないが、俺はお前の味方だ。兄者にも口添えはする。それに俺も意地を張らせて貰うさ」


 紅也も朝陽が戻るのに、自分だけいつまでも医務室で横になっている気はないと起き上がった。


「すまないな、紅也。色々と助かるよ」


 素直に礼を述べる朝陽は、紅也が言うのは、真夜の力もだがルフの件も含めてのことだとわかっていた。


 ルフもあの後、本体は真夜の中に戻り分体を出現させると大勢の前で霊符に戻るという偽装を行った。


 堕天使の姿は誰にも見られてはいないし、霊力の質も禍神や霊脈の霊力の影響で気づく者は皆無だった。


 それでも真夜への追及をする者もいたが、明乃が真夜の容体を考慮し、追及を後回しにすると宣言し黙らせた。


「私も戻りますね、紅也君、美琴ちゃん」


 結衣もある程度は屋敷の者に先に指示を出してきたとはいえ、いつまでも朝陽ばかりに構っているわけにはいかない。彼女にもやるべき事は多々在るのだ。


「うん、結衣も頑張って」


 二人に見送られながら、朝陽と結衣は医務室を後にする。


「結衣、私は先に野暮用を済ませてくるよ」

「……わかりました。朝陽さん、あまりやり過ぎてはダメですよ?」

「ははっ。わかっているさ。じゃあ屋敷の事は任せたよ」

「はい。お任せあれ」


 朝陽と結衣は笑い合うとそのまま別れ、それぞれに別の場所へと向かうのだった。


 ◆◆◆


 星守の屋敷は今までにないほどに騒がしかった。


 事態が事態だけに近場の六家からは当主がすでに到着し、SCDからも局長の枢木隼人が赴いていた。


 ただ到着前に、覇級妖魔は討伐されたと各方面に通達が流れたことで、急ぎ向かおうとしていた増援部隊は肩透かしを食らった。


 しかし騒ぎが大きくなりすぎたため、とりあえず話し合いや事情も知りたいので、各家は星守の地に代表を送ることになった。


 他にも本邸の来賓用の離れや、応接間を開放し、すでに集まっていた若手などに最大限のもてなしを行っていた。


 彼らは今回の事件解決の立役者達だ。下手な扱いは出来ない。


 真昼も次期当主候補として、他家の若手達の対応をしている。分家の若手達も手合わせや禍神との戦いを見た後では、他の六家の若者達を侮ることなど出来るはずも無く、ごまをするのでは無いが、失礼の無いような対応をしている。


 とはいえ、ほとんどの者は疲れ果てており、彰は壁に背を預け眠り身体を休めていた。


 流樹も意地で行儀良く座っているが、こくりこくりと眠りそうになっている。


 志乃も理人に膝枕され眠っており、もてなしをしていた空などと会話をして交流を深めているのは割と余力がある火織など数人であった。


 陸も理人や近くの仁と話をしており、海も水葉や時折流樹とも話をしている。


「真昼は大丈夫なのか?」

「僕は大丈夫だよ。凜こそお疲れ様」

「あたしも問題ないって。それにしても良く覇級や特級、最上級が複数現れたのに犠牲者が出なくて済んだよな」

「うん。みんなのおかげだよ」


 凜も疲れてはいたが眠るほどではないので、真昼と話をしていた。


「確かにな。けど真夜の件、これから色々と大変だろうな」


 高野山や京極の事件で真夜の力の事を知っていた凜だが、ここに来てさらに力やルフまで見せつけたことで、色々と面倒な事にならないかと心配していた。


「そうだね。でも真夜が言っていた通りなら、そこまで問題にならないかもしれないよ。それに何があっても僕が真夜を助けるから」


 以前とは違う力強い言葉に意思を宿した顔。凜も思わずハッと見惚れてしまった。


 真昼は以前のこともあり、真夜を兄として守ると心に決めていた。


 以前はどこか頼りない所もあった真昼だが、真夜との和解後は人としても男としても成長しており、言葉の通り真夜の事を今度こそ助けるつもりだった。


「……ったく。真夜もだけど真昼ももっとかっこ良くなったよな」

「なに? 何か言った?」

「別に、何でもないって。まっ、アタシも協力するはするからさ。何かあったら相談くらいしてくれよな」

「ありがとう、凜。これからもよろしくね」

「まっ、楓共々、うまくやっていくか」


 凜がどこか男勝りににかりと笑うと、真昼も釣られて笑う。


 若手達はそれぞれに、交流を深めていく。


 ◆◆◆


「ほんと、真夜ってほんと無茶しすぎ」

「まったくです。少しは自分の身体を労ってください」

「いや、マジで悪かったよ」


 自室で横になっている真夜は、朱音と渚に軽めの説教を受けていた。流石に朝陽達を治療後、倒れたのはマズかった。


「まあおかげで面倒な追及から逃げられたから良しとするか。後のことは婆さんと親父に丸投げだ」


 力のことやルフの事もある。一応、前もってこちらもカバーストーリーを作ってはいたが、ルフの事は完全に予想外であり、もう一度練り直す必要がある。


「でも良かったじゃない。問題の一つが解決して。他にもあるだろうけど彼女の事が一番でしょ?」


 朱音が言う彼女とはルフの事だ。ここでは誰の耳があるかわからず、結界を張っての内緒話は色々と問題もありそうなのでしていない。


 そのため出来る限り迂闊な事は言わないようにしていた。


「まあな。また色々と聞かないとダメだが、助かったことは助かった」


 真夜としてもルフが来てくれなければ、死んでいただろうし、被害は拡大していただろう。


 間違いなく今回のMVPは彼女であろう。


「朱音と渚もな。二人が支えてくれたから、結界も維持できた。渚も治癒ありがとう」

「真夜にばっかり負担を強いるわけにはいかないでしょ? これでもあたし達も成長してるんだから。って、あたしは支えてるだけだったから、渚ほど役に立ってないわよ」

「いえ、朱音さんはその前にも特級や最上級を倒してますから」

「それは渚のサポートがあってだもの。一人の力じゃ無いから誇れないでしょ?」


 朱音としてはまだまだ未熟だと痛感している。渚もそれは変わりない。


「いや、十分に成長してると思うぞ。二人には随分と助けられたからな」


 特級の足止めも含めて、二人が頼もしいと真夜は思っている。全幅の信頼を置いて前衛を任せるのも、背中を預けるのもそう遠くないうちに来るかも知れない。


「二人には本当に感謝してるよ」


 真夜の言葉に二人は嬉しそうに柔らかな笑みを浮かべる。


「はぁ。とにかく今日は疲れたな、婆さんとの事とか色々あったからな」


 多くの六家の若者の手合わせや真夜の力の公開、明乃との戦いに朱音と渚との関係の暴露や極めつけは覇級妖魔の襲撃。


 これが一日の間で起こっているのだから、それは疲れるだろう。


「ふふっ。でもまさか真夜もあんな場であたし達とのこと言うんだもの。驚いたわよ」

「はい。嬉しいのは嬉しいのですが、心臓に悪いです。真夜君って、こういう所は強引ですね」


 両家の親にはすでに挨拶と娘さんをください宣言をかましている真夜。


 年齢を考えれば大多数の者が唖然とするだろう。


「……いいだろ、別に。婚姻関係はこれで牽制出来るし、二人にも余計な話は来なくなるだろ?」


 真夜も割と独占欲があるので、二人が他の男に言い寄られるのは想像するだけでも腹が立つ。


 少なくとも六家の間では二人に関して、いらぬちょっかいをかける家は無くなるだろう。


 今の真夜の実力や星守家での立ち位置などを考えれば、目端の利く者ほどこの件に関して手を出さないはずだ。


「まっ、それもそうね。さっきはああ言ったけど、悪い気はしてないわよ。むしろ落ち着いてきたら、優越感みたいなものもあるし」


 朱音もこれで大手を振って真夜の彼女だと言える。


「けどこれで真夜に言い寄ってくる奴が出ないと良いわね。真夜に限ってそんな事は無いと思うけど、浮気とかしたらダメだからね」

「大丈夫ですよ、朱音さん。それは私も昨日言ってますから。真夜君は私達以外に興味は無いそうです」

「ふーん。へぇー。そうなんだ♪」


 渚の言葉に嬉しそうな顔をする朱音に、真夜は苦笑いする。二股かけているので、二人以外からは最初から浮気以外の何物でも無いと思われるだろうが、真夜は二人には誠心誠意努めるつもりだ。


「あんまりいじめるなよ。とにかく俺は二人が大切だから悲しませるようなことはしないよ」

「でしたら、もう少し無茶するのを控えてくださいね」


 渚の言葉に何も言えず肩をすくめる真夜に、朱音は楽しそうに笑う。


 部屋には穏やかな空気がしばらく流れ続けるのだった。


 ◆◆◆


 分家当主や明乃がせわしく動いている中、時雨は次の一手を打つために屋敷を歩いていた。


(今回の件はややもすれば星守が非常に不利な立場に置かれかねなかったが、幸いなことに犠牲者を出さずに終わった。討伐も朝陽が行っていて、他家に対しても面目は立つ)


 色々と予想しえない事態ばかりが起こったが、混乱している今こそ、時雨は策を仕込むチャンスだと考えた。


(しかし朝陽の責任はある程度は追及されるであろう。真夜の後押しもあり次期当主は真昼で決まりじゃろうが、朝陽には責任を取って、一時的に当主の地位から降りてもらうようにすれば……)


 ここまでの大事になったのだ。六家の若手に死傷者が出なくても、覇級妖魔を喚び寄せた原因があるのではと言えば、他家もそれに追随する可能性がある。


(目障りな朝陽が発言力を落とせば、相対的に儂の発言力が上がる。星守に関しては真夜があれほどの使い手になっておったのじゃ。真昼も含めてそれを利用しない手は無い)


 時雨は自らは後方に逃げていたが、守護霊獣の目を通して戦いの顛末を見届けていた。


 真昼の強さに真夜の扱う術に従える存在。驚きはしたが、これは逆に利用できるとも思えた。


(今回の件で朝陽は他家に対して大きくは出れんようになる。明乃も真夜に負け、謝罪したことからも以前ほどの当主としての覇気は無くなっておる。真昼は当主としてはまだ未熟。ならば儂が他家と当たることに何の問題も無い)


 朝陽が作った他家とのパイプとは違うパイプを時雨は作ろうと考えていた。どの家にも時雨のような人間はおり、当主を目障りに思ってる者もいる。そういった連中を利用するつもりでいた。


 星守は朝陽が当主を降りても現役は続けられるし、他家の若手がいかに強くても真昼と真夜がいれば星守は安泰に思えた。


 海もだが、空も陸も十分に強く、これらを有する今の星守は落ちぶれる前の京極の力を遙かに上回っている。


 星守の天下が時雨にはありありと見えた。だからこそ時雨は策を弄しようとする。


「時雨殿」


 時雨は不意に背後から声をかけられる。驚き、振り返ればそこには朝陽がいた。


「おお、朝陽か。もう動いてもよいのか?」


 気配も無く、いきなり現れた朝陽を訝しむ時雨だが、丁寧な対応を取る。時雨は危険な橋はできる限り渡らずに、成果を得るつもりだからだ。


「ご迷惑とご心配をおかけしました。もう大丈夫ですよ」


 いつものような柔和な笑みを浮かべる朝陽だが、時雨はどこか不気味さを感じていた。いつもの笑みなのだが、どこか、何かが違うと。


「時雨殿。貴方は先達として先代当主と共に、人々を守ると同時に星守の存続と発展に尽力してきてくださった。星守の当主として私はそれに敬意を持っています」


 一歩、一歩と時雨に近づく朝陽。


「ですが私は、星守の当主として星守に徒なすモノ、すべてを排除する義務があります」


 ズンっと時雨はまるで心臓を鷲掴みにされるような感覚に陥る。身体も重くなり、まるで重力が増したかのように両膝を床に着け、ぜぇぜぇと息を荒げた。


(なっ、何が……)


 時雨は見上げる形で朝陽を見ると、ゾクリと背筋が凍った。朝陽の顔は能面のようであり、一切笑っていなかったのだ。それどころか今まで見たことも無いほどに恐ろしく、冷たい目をしていた。


 朝陽の背後には侮蔑するかのように腕を組み、時雨を睨み付ける鞍馬天狗がいる。


「時雨殿、これは警告です。もしこれ以上、策を弄するつもりであるならば、私は貴方をあらゆる手段を用いて全力で排除しましょう。私の敵では無く星守の敵として」


 時雨は朝陽がこのような手段に訴えた事が信じられなかった。妖魔や妖術師相手ならいざ知れず、政敵や他家の敵対的な相手にも、話し合いで解決を続けてきた男。それが星守朝陽なのだ。


 だが逆らえない圧が時雨の身体だけで無く、魂にまで襲いかかる。


「私も今回の件で他家を巻き込んだ手前、大きな事は言えませんが、これからの星守は、いや退魔師界の未来は多くの若者達が作る。貴方は星守のためではなく、自らのために若者達を利用しようとしている。私とは相成れない」


 すっと朝陽は自らも膝を折り、うずくまる時雨に顔を近づける。


「それでもご自身の行動が星守のためと言うのならば動くと良い。だがその時は一切の容赦はしない。どのような策も、力も、私が打ち砕きましょう。その覚悟があるのならば、ご自身の思うように動けば良い。だがその時は私も遠慮無く、貴方を排除します」


 ですが今後、何もしないのであれば、安寧とした余生を約束しますと耳打ちすると、朝陽は立ち上がっりそのままその場を後にする。


 時雨は何も言わず、ガタガタとしばらくの間、恐怖にその身を震わせ続けるのだった。


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