第十三話 兄弟喧嘩


 ルフは前鬼と後鬼の二体の超級妖魔クラスと相対した。


 本来は知性や理性がある存在であっただろうが、真昼の影響で暴走状態であった。おそらくは本来の能力で言えば特級クラスと推測される。


 前鬼が巨大な斧を振りかざしてルフへと叩きつける。激突の衝撃が周囲に広がるが、ルフの細腕では考えられないことに、彼女は斧を右腕の掌で無造作に受け止めた。


「ぐるるるる!」


 受け止められたことで怒りを覚えたのか、前鬼がうなり声を上げながら両腕で斧を持ち力を込め、さらに押し込もうとするが、どのような力が働いているのかルフの腕はまったく微動だにしない。


 今度は逆にルフが動いた。空いた左手で握り拳を作ると、前鬼の腹部に向かいそのまま叩き込んだ。


「ごがぁっ!」


 あまりの衝撃に思わず苦悶の表情を浮かべる。分厚い筋肉と言うよりも金属を思わせる肉体にルフは意図も容易くダメージを与えた。


「キシャァァァァッッ!」


 横合いから後鬼が迫る。彼女は水瓶をルフに向ける。瓶の中から大量の水が溢れ出し、それは明確な意思を持つかのように蠢き、ルフへと殺到する。


 対するルフは微笑を浮かべたままそちらを見やると、スッと左腕を前に突き出す。すると濁流のごとく迫っていた水がぴたりと動きを止めた。


「っうっ!」


 後鬼は距離を取りながら、周囲に再び水瓶から水を出現させると水の球体を作り出す。それらは一斉に動き出すとクルクルとルフと前鬼の周囲を飛び回る。


「グロォォォォッッ!」


 前鬼が咆吼を上げる。耳をつんざかんばかりの音は衝撃波を伴いルフへと襲いかかる。至近距離からの咆吼は並の存在ならばそれだけで相手を吹き飛ばし大きなダメージを与えるだろう。


「Aaaaaaaaaa!」


 しかしルフも同じように声を放ち、それを相殺した。音の大きさは圧倒的に前鬼の方が勝っていたが、声に込められた霊力量が段違いであったため、相殺しただけでは収まらず前鬼へと襲いかかった。


 ビリビリと前鬼の身体が揺れる。体表にいくつもの裂傷が発生する。


 尤もこの程度で前鬼は倒れない。射貫かんばかりの鋭い眼光でルフを睨んだ前鬼は斧に自らの霊力を変換して炎を出現させる。朱音の全力の炎よりもさらに強力な炎を纏った斧はルフを燃やし尽くさんと燃えさかり彼女の腕へと炎を浸食させていく。同時に周囲から一斉に水球から水が槍のように伸びてルフへと殺到した。


 炎と水の同時攻撃。


 だがルフは微動だにしない。カッとルフの身体から光が放たれ、光に触れた炎と水が消し飛んだ。


「っ!?」


 その出来事に前鬼も後鬼も目を疑った。超級と覇級との差はあるが、自分達の攻撃がこうもあっさりと相殺されるとは思ってもいなかったのだろう。


 だがそんな光景を見ていたルフは内心で残念に思っていた。あまりにも力押しすぎると。


 本来の彼らは夫婦であることで息の合った連携や、鬼でありながら術を駆使する多様な戦い方こそ彼らの本領であろうに、今の彼らは狂騒状態と言うべきであり、術にしても威力は高いがあまりにも構成がお粗末だ。


 だから今のような単純な高威力の衝撃波だけで相殺できてしまう。さらに連携も拙い。これでは二体の意味が無い。


 できれば本来の彼らと戦いたかった。おそらく鞍馬天狗も今のこの二体相手ではそこそこに苦戦するだろうが、勝利は揺るがないだろう。


 しかし今は戦いの最中である。このまま強力な力のぶつかり合いを続けては他の戦っている者達の邪魔になるし、時間をかけて真夜に無用な負担をかけるのも好ましくない。


 もう少し戦っていてもよかったが、勝負を決する判断をする。


「Aaaaaaaaaaa!!」


 斧を放し、六枚の翼を広げると彼女の背後に真紅に輝く円環が出現する。直後、彼女の姿がその場から消えた。


 先に目を付けたのは後鬼だった。彼女は水の術を使い、回復系の術まで扱える可能性がある。距離の離れていた後鬼の眼前に空間転移したルフは彼女の身体に手をかざすと、霊力を内部へと注ぎ込んだ。


「ゴフッ!」


 口から血を流し腹部を押さえる後鬼に、さらに追撃とばかりに地面から鎖を出現させて拘束する。バチバチとルフの右腕に雷が出現した。雷が解き放たれると鳥のような姿に変化すると後鬼に襲いかかった。


「っっっっっっっ!!!!!」


 声にならない絶叫を上げると、後鬼はそのまま意識を失いガクリと身体から力が抜けた。


「ぐおぉぉぉぉぉっっっ!!!」


 妻である後鬼を倒されたことに怒り狂った前鬼は、重戦車のごとくルフへと突進してきた。


 パキッ


 前鬼は何かを踏み抜く音を耳にする。視線を下に向けるとそこには氷が張られていた。続けてルフへと前鬼は視線を前に向ける。ルフが口元を吊り上げると左手を前鬼に向けている。


 氷が足下から前鬼の足を伝い彼の身体に纏わり付いていく。足を動かし、手を動かし、氷を払いのけようとするが氷が割れることは無く凄まじい速さで前鬼の全身を包み込んでいく。


 数秒もしない内に、氷の彫像のように前鬼は完全に凍り付いた。もはや動くことさえ出来ず前鬼は沈黙した。


 前鬼と後鬼の二体は、為す術も無くルフに敗北した。


「Aaaaaaaa!」


 ルフの声が周囲に木霊するのだった。



 ◆◆◆



 霊器の槍と妖気を纏った槍が激しくぶつかり合い切り結んでいる。


 朱音と周防の大蟆の戦いは朱音優位で進んでいた。


「はぁっ!」

「ゲコゲコゲコっ!」


 朱音の槍の突きはどれ一つとして弱い物は無い。霊力がほとばしり、かすっただけでもそこから燃やされるのでは無いかと大蟆からすれば恐怖を覚えるほどの物だ。


 朱音の巧な槍捌きは長年の鍛錬と経験に基づくものであった。師に教わり、槍同士での鍛錬を重ねることで身につけたものである。


 対して周防の大蟆に卓越した技術は無い。槍同士での鍛錬も戦いも殆ど経験したことは無い。


 だからこそ一対一であり、何の憂いも無くなった平常心の朱音の前には児戯にも等しかった。何とか妖魔の身体能力で捌いていたが、朱音も大蟆の動きに慣れてきており、致命傷を与えるのは時間の問題だった。


「こいつ! さっきまで死にかけてたくせに!」

「お生憎様! さっきよりも今のあたしは強いわよ! まあちょっとズルしてるんだけどね!」

「ず、ズルなんて、卑怯だぞ! 正々堂々戦えってんだ!」

「さっきは数で囲んだ上に、そんな武器まで使ってる妖魔に言われたくないわよ!」


 妖霊玉で強化された槍ではあるが、大蟆がすでに及び腰になっているため大した強化が出来ていない。


 対する朱音は真夜の霊符での強化があるとは言え、心身ともに活力に満ちている。霊器においても、今回は真夜の霊力を受け取っているのか浄化能力が上がっていた。


 妖気を悉く燃やし尽くし、接触するたびに大蟆の槍の妖気を浄化して消し去っていく。


「ゲコッ! ゲコッ!」


 もはやこのままではまずい。周防の大蟆はどうすればいいと考える。


 と、朱音は優位なはずなのに周防の大蟆から一度距離を大きく取った。


「げ、げこっ!?」

「この結界の中だったら大丈夫そうね。一度試したい事があったのよね」


 どこか楽しそうな笑みを浮かべる朱音だったが、大蟆には肉食獣が獲物を前に笑みを浮かべているようにしか思えなかった。


 槍へと朱音が霊力を流し込んでいく。霊器は輝きを増し、真紅の光を放っている。


「的が大きいと当てやすいからね」


 そう言うと朱音は右手だけで霊器を持つと、槍を振りかぶり全力で投擲した。


「ゲコォォッ!?」


 朱音の投擲した霊器は、人間が投げた槍の速さとは思えぬ速度で大蟆に迫る。霊器が通り過ぎた地面は炎の霊力の影響で熱を帯び微かに抉れていく。


 手元に別の武器があるならばともかく、主武器を投擲すると言うのはあまり褒められたことでは無い。


 さらに霊器の槍を投擲すると結界を突き破る可能性があるため、朱音はこの戦法を取ったことは殆ど無かった。


 しかしルフの展開した結界で空間が広がったことと展開されている結界が強固であったため、朱音はこの戦法を取ったのだ。


 巨体であったことと、投擲の速さに動くことが出来なかった大蟆は槍で受け止めようとするが、そんな物など無意味だとばかりに霊器は槍を破壊し、周防の大蟆の身体を轟音と共に粉々に粉砕した。


 無理やり空気を流し込まれた蛙が破裂したかのように、大蟆ははじけ飛び破片は炎の霊器により跡形も無く燃やし尽くされた。


 投擲された霊器はどこまでも飛んでいくかと思われたが、不意に槍が炎へと姿を変え陽炎のように揺らめくと消えていく。すると今度は朱音の手の中に再び霊器が出現した。


「言ったでしょ。勝つって」


 朱音は槍を右肩に担ぐと消え去った周防の大蟆のいた場所を見ながら、そう呟くのだった。



 ◆◆◆



 真夜と真昼の攻防は真昼側からの攻撃で始まった。


 まるで真夜を拒絶するかのように、真昼は刀と剣の両方から別々の霊術を放ち接近させないようにした。


 刀からは炎を収束させた斬撃を。剣からは雷を収束させた斬撃をそれぞれに放った。


 地面を切り裂き、圧倒的な速度で迫る斬撃。しかし真夜はそれらを苦も無く回避すると、真昼に向かい接近する。


 操られているとは言え、戦闘能力は真昼に準ずるのだろう。この程度で今の真夜が止まるとも仕留められるとも思ってはいなかったようだ。


 今の攻撃は牽制を目くらまし。真夜の意識をそちらに向けさせることにより、自らも真夜へと向かい接近した。右腕の刀が振るわれる。圧縮された霊力だけでなく、霊器により増幅されたことによりその威力は霊力の宿った武器の何倍もの威力を誇る。まともに受け止めれば防御ごと切り裂かれるだろう。


 だが真夜はその数少ない例外である。霊符を展開すると真夜は真昼の刀を真っ正面から受け止める。霊力同士がぶつかり合い、光を周囲へとまき散らす。刀を押し切ろうとするが、真夜の霊符はビクともしない。


「ああぁぁぁぁっ!」


 今度は左手に持つ剣を振り下ろす。真夜は冷静にそれらを見据えると、霊符の防御結界を広げて一枚で両方を受け止める。流石に強化された真昼の二つの霊器の攻撃は一枚で受け止めれはしたものの、余裕があるわけでは無かった。


(全力で防御しても一枚じゃギリギリか。いや、このまま威力が上がり続ければ最後には抜かれるか)


 超級クラスにまで力が高まっているため、霊符一枚では正面から受け止め続けるのは難しいようだ。


(二枚ならまだ余裕があるが、あの六道幻那との戦いの時よりも不利な状況だな)


 それでも真夜に焦りは無い。拮抗ののちに真夜は防御に徹しては不利と判断し、こちらから攻撃を仕掛けることにした。


「はあぁっ!」


 刀と剣を押し返し、真夜は真昼に対して攻撃を仕掛ける。拳による攻撃と足技による牽制。霊符は全体の防御に回す。こうすることで手や足に防御霊術が行き渡り、特級クラスの攻撃ならば完全に防ぎきり、超級クラスでも致命傷を負うことは少なくなる。


 それでも真昼の霊器の一撃は油断ならない。まともに食らえば防御を貫通しかねない。


(けど悪いが兄貴、二刀流でも太刀筋が正直すぎるぞ)


 操られている事もあるだろう。真昼の攻撃は早く正確ではあるが、あまりにも読みやすい。フェイントや視線での誘導もないため、真夜にはその軌道を予測することが容易かった。


 これは異世界での経験もある。勇者パーティー内の剣聖の太刀筋はこんな物ではなかった。その細身からは想像も出来ない速さと威力。普段から無表情で、何を考えているのか読めないゆえに、突拍子も無い一撃が放たれる。太刀筋も変則的であり変幻自在。それ故に単純な剣術では誰も勝てなかった。


 真昼も天才と言われてはいるが、まだまだ経験が足りない。と言うよりもあの剣聖の少女が規格外過ぎるのだろう。そんな少女に何度も挑み悉く無様に地面に沈められてきた身としては、今の真昼ぐらいに手こずっていては話にならない。


「ぬるいぜ、兄貴!」


 真夜の一撃が真昼に迫るが、ぎりぎりで刀と剣を交差させて防ぎきる。全身を満遍なく強化していては拳の霊力量も落ちる。霊器を破壊するには至らない。


「あああぁぁぁぁぁっ!」


 攻撃を受けただけで無く、真昼がどれだけ攻撃をしても当たらないことに我慢の限界を迎えたのだろう。真昼は霊器に霊力を集中していく。


 すべての霊力を纏うかのように、様々な属性の力が集まっていく。相反しない炎と風と雷を刀に。氷と水を剣に収束した上に霊器による増幅を行う。


 真昼はそれらを解き放つ。超級妖魔を完全に滅ぼすほどの高威力。霊力は龍の姿となり真夜へと迫る。対する真夜はその場から動かない。霊符を眼前に展開し、自らも全力の防御を展開する。


 巨大な盾のごとく幾学模様が宙に浮かび上がり、迫り来る二体の龍を受け止める。


 拮抗しているが、真夜の霊符の方が上のようだ。次第に龍に姿を変えていた霊術が拡散していく。


 しかし真昼の攻撃はそれが本命では無かった。


 霊器の刀と剣が今までに無いほど程の輝きを増す。それは光だった。あまりの光量に目が眩みそうになるほどだ。


「それが兄貴の全力で最強の技か。超級妖魔でも滅ぼせそうだな」


 感嘆の声を上げる。流石は真昼と言ったところか。朱音の最強の一撃も霞んで見えるほどの威力を内包しているだろう。


 真夜は少しだけ膝を曲げると完全な防御態勢を取る。右腕を前に突き出し、左手で支えるように抑える。霊符も真夜に反応するかのように光を増していく。


 本来なら、真正面から受け止める必要など無い。相手の攻撃を待ってやる義理も義務も無い。


 だが真夜はあえて受け止める事を選択した。


 もう自分は逃げない。今まで自分は兄から逃げていた。


 自分に無いすべてを持っていた兄から逃げ続け、それでいて恨み憎んでいた。


 でもそれだけでは無かった。父に憧れていたように、兄にも憧れを抱いていた。


 わかっていた。兄が自分を心配してくれていた事を。見下していたわけじゃない。ただ自分の身を案じていてくれていた事を。拒否し続けてきたのは自分。


 真実を知り、真昼は苦しんでいた。その原因が自分にあったから。今もなお、心を傷つけ続け、苦しみ抜いている。


 だから全部受け止める。兄のすべてを。もう自分は逃げない。


「来いよ、兄貴! 全部受け止めてやるよ!」

「あ、ああっ、あああぁぁぁぁぁっっっ!」


 光が放たれる。振り下ろされた刀と剣から放たれる二筋の光。光は一つになると威力をさらに増すと、直進した地面を深く抉りながら一直線に真夜へと迫る。


「はぁぁぁぁぁっ!」


 霊符に霊力を集める。真昼はその力の殆どをこの一撃に込めたのだろう。真夜の霊符の結界が音を立てて軋む。


(……一枚じゃ正面から受け止めるのは無理か)


 真昼の攻撃は予想よりも高い。霊符の枚数が多ければまだ余裕を持って防げただろうが、流石に一枚では正面から完全に相殺し防ぎきるのは無理のようだ。


 だが予想はしていた。あの兄ならば操られていようが、一枚だけの霊符の防御ならば突破してくるだろうと言う事は。想定以上ではあるが、想定外と言うほどではない。真夜にとって予想の範囲内。異世界においてもこのような状況は幾度もあった。その経験があるだけに焦りも無い。何故なら、まだどうにでもなるからだ。


(真夜!)

(真夜君!)


 不意に朱音と渚の声が真夜の脳裏に響いたような気がした。二人は真夜が押されているのを見て心配しているのだ。真夜の勝利を信じてはいるが、それでも不安な感情を抱いていた。それが霊符を通して伝わってくる。


 そんな二人の思いに真夜は苦笑いをする。


(二人に心配させてるんじゃ世話無いな)


 だが客観的に見て真夜が不利には変わらない。あまり時間をおかずに霊符が突破されそうだ。


 とは言え、この攻撃でも受け流すことは可能だった。霊符により攻撃を逸らす。俗に言うパリィと言う技術だ。異世界でも周囲の状況次第では受け止めず、受け流す事もしていた。


 それでも真昼に受け止めると宣言した。だからこそ、真夜は兄の攻撃を受け流すことを良しとはしなかった。

 だからこそ、真夜は別の切り札を切ることにした。


(霊符一枚じゃ無理みたいだな。霊符があと何枚かあれば別だったが……。悪いな、兄貴。少しズルをさせてもらうぞ)


 真夜の額に現れていた刻印が突如として輝きだした。同時にルフの首筋に巻かれていたチョーカーの宝石も輝きを増す。刻印を通じて霊力が溢れ出し、今まで以上の膨大な霊力が霊符へと流れ込む。


 ルフが真夜へと霊力を供給しているのだ。契約による繋がりにより、ルフの力を一時的に真夜は己の力へと変換した。


「はぁぁぁぁぁっ!」


 ルフの力が加わり、霊符から発せられる防御の陣に円環と十字架の刻印が上乗せされる。さらに強化された防御霊術は真昼の攻撃を完全に防ぎきり霧散させた。


「!?」


 全力の攻撃を放った直後と言うこともあり、動きが鈍っていた真昼に真夜は一気に距離を詰めた。


「これで終わりだ!」


 そのまま真夜は左手で真昼の顔を殴りつけると同時に霊符を右手で勾玉に貼り付けると、そのまま力強く引きちぎるのだった。

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