第四話 顔合わせ

 

 今回の合同での退魔において、星守側からは五人の術者が参加する事になっていた。


 宗家からは星守真昼とその相棒である楓。分家からは星宮大和。門下生からは優秀な若手と言われる倉田信成(くらた のぶなり)と君島早苗(きみしま さなえ)と言うそれぞれ二十一歳と十七歳の二名を動員した。


 信成は中肉中背の一般的な体格であったが、霊力が高く刀の扱いも上手く、接近戦では門下生の中ではピカイチの腕前だ。


 対して早苗は平均的な身長で赤茶色の髪を肩口まで伸ばした少女で、霊力は極端に高くは無い物の、霊符の扱いに長け、結界や治癒などの補助能力に優れている。また浄化能力にも特化しており、最近は信成とコンビを組んでは退魔の仕事を請け負い始めている。


 ちなみに二人が付き合っているのを大和は知らないようだが、真昼は知っている。


 それぞれに人格的にも問題ないと朝陽に判断され、真昼や大和ともに今回の案件に参加することになった。


「西野勇助さんですね。初めまして。今回は宜しくお願いします」


 代表として真昼が挨拶を行う。星守側からは引率者の大人はいないが、そこは勇助もいるし、真昼も団体行動は出来るので、大丈夫だろうと言う考えだ。


「ああ、良く来てくれた。こちらこそ宜しく頼む」


 勇助も同じように挨拶をする。


「それじゃあ、まずは揃ったところで一度自己紹介といこうか。お互い知っている人間もいるだろうが、仕事を円満に進めるためだ。面倒かも知れないが、全員行うぞ。と言うわけでまずは俺からだな。火野の分家の西野勇助だ。今回の仕事の責任者を仰せつかっている。実力的には皆に劣るかも知れないが、年上と言うことで理解してくれ」


 勇助も優秀な退魔師であり、一流を名乗れるだけの力と経験を持っているが、この場にいるのはそんな彼を上回る実力者ばかりである。だからこそ、卑屈にはならないが、こうやって皆に理解して貰う必要がある。


「じゃあまずは火野(うち)の方からするか。赤司」

「……火野赤司。……よろしく頼む」

「はいはーい! ボクは火野火織! お兄様ともども宜しくね!」

「火野朱音です。今回は宜しくお願いします」

「南野剛。分家の出身ですが、実力で劣るつもりはありません。よろしく」


 火野の方も無難に挨拶を済ませる。剛は何かもっと言いたそうだが、勇助に釘を刺されているのでこれ以上何かを言うことは無かった。


「星守真昼です。こちらこそ宜しくお願いします」

「真昼様の従者である楓です。このたびは宜しくお願いします」

「俺は星宮大和! 星守の分家最強と名高い男だ! 大船に乗った気でいればいい!」

「星守の門下生である倉田信成です。皆さんの足を引っ張らないようにします。宜しくお願いします」

「同じく星守の門下生の君島早苗です。補助が中心になると思いますが、私も足手まといにならないようにします。宜しくお願いします」


 星守側も事を荒立てることなく、普通の会話で終わらせる。


「よし! お互いに自己紹介と顔合わせも終わったことだし、仕事の話をしようか! お互いに交流の時間も取りたいが、それは後でだ。まずは状況の把握とそれを踏まえての話し合いの方が良いからな!」


 勇助が率先して進めていく。


「まずは今回の事件のあらましだ。新しく発見された古墳の内部に調査に入った者達が妖魔に襲われた。相手の数は不明。だが少なくとも五体以上はいると考えられる」


 逃げ帰った者の証言では、ライトに照らされた先に不気味な化け物が数体いたらしい。内部構造は未だ不明。簡易測定の結果、これまでに無い程の数の部屋がある可能性があるらしい。さらに内部通路も広く、古墳全体の大きさや内部の広さも常識では考えられないほどとの推測がなされている。


「はっきり言って、内部がどんな風になっているのも未知数であり、どれだけの妖魔がいるのかもわからん。さらにこう言った古墳などの墳墓には、悪霊や怨霊の類いがひしめいている可能性もある」


 かつて、古墳を含め高貴な人間の墳墓には生け贄として生きたまま埋められた人間が多数存在した。古墳が造られた後期には埴輪などで代用がなされたが、前期やそれ以前では少なくない数の人間が生き埋めにされ無念の内に非業の死を遂げた。


 そのため古墳などの調査をした人間が呪い殺されたと言う事件も少なくなかった。本来はこの手の古墳が発見された場合は、退魔師などを最初から雇い一緒に調査を行わせる事もあるのだが、今回の場合はあまりの大発見のために先走ってしまったようだ。


「そのためこれだけの手練れを集めての仕事だ。さらに俺達火野一族は炎の霊術に特化した一族だ。閉鎖空間やこう言った地下といった場所での退魔では全力を出せない」


 それでも引き受けなければならない事情から、火野はこのメンバーを選出した。このメンバーならばある程度のハンデなど気にしないからだ。


「だからこそ、このメンバーだ。そして星守の皆の力には期待している」


 火野だけでは万が一の事もありうるので、一般的な霊力の運用に特化した星守の力が期待される。


「出来れば今日一日で終わらせたいが、無理ならば調査を進める程度に留める。まあ巨大で内部に部屋も多いとは言え、慎重に進めても一日あればよほどの事態がなければ終わると考えている」


 質問は後で受け付けるとして、勇助は説明を続けていく。


「妖魔の強さは式神による偵察では低級が殆どだと思われる。確認された数は現時点で七体。とは言え、奥にまで進めていないのでこの数が正確かどうかは何とも言えないがな」


 霊符を用いた偵察用の式神作成。これは基本的な術ではあるのだが、奥が深く運用できている術者は実のところそう多くはない。


 自我や個我を持たない霊力で造った式神は、術者と霊糸による繋がりが解ければ時間をおかずに元の霊符に戻ってしまう。また霊力を内包させておいて、自立行動を取らせることも可能なのだが術式は複雑化し制御や視覚などの共有が難しくなる。


 六家では式神の運用よりも、単純な霊術を鍛えることに重きを置く所がある。宗家の人間で霊器を持っていても、式神の運用が優れてるとは限らない。


 と言うよりも京極以外の六家においては直系であればあるほど、属性以外の術の習得率が低い傾向にある。


 自らの一族の属性に特化した退魔師。それは妖魔を討伐するために、先人達が磨き上げ、練り上げ、そうなるように血筋に施した物であり、京極以外の六家が他の退魔師よりも優れている強みであり、同時に弱みでもあった。


 こうなったのはかつての陰陽師から退魔師への転換期に、高度な術の大半が消失してしまったのも要因であろう。


 京極においてはすべての術で適正があるため、宗家であっても式神の運用が行われている。逆に他の六家と違い、器用貧乏になりがちであり一点に特化し切れていないため、戦闘能力では他の六家に劣る場合があるのだが。


 無論、六家は情報収集や式神運用による偵察を軽視しているわけではない。それらは霊力が低い者達を偵察に特化した術者として育成することで代用している。彼らは霊符よりも運用がしやすい、簡易的な式神専用の式符と呼ばれる特殊な符を用いて偵察用の式神を使役する。


 代々六家ではその任を分家や子飼いの退魔師に一任していた歴史すらある。どの六家にも偵察部隊と称させる術者がおり、彼らは式符使いとして活躍している。


「今回の式符使いからの報告では、ある程度までしか潜れなかった。ある程度奥へ進もうとすると霊糸が切断され、中の状況が分からなくなったそうだ。独立自動型の式神も飛ばしたが、残念ながら結果は同じだった。ただ内部に妖気が充満していると言う物でも無かった。それにそうなら浄化して進むだけの話だ」


 内部に何が存在するのか分からない。もしかすれば恐ろしい存在が封印されている可能性もある。


 しかし妖気が充満していないと言うことは、少なくとも危険な存在がすでに解き放たれ、内部にいると言う可能性は低いことになる。


「だが万が一の可能性もある。それでもこのメンツなら問題ないと俺は思っている」


 火野、星守においても上位クラスの術者達を集めた混成部隊。当主達には劣るが、それでもこのメンバーならば特級妖魔であろうとも確実に倒せるはずだ。


「足手まといになるから、今回は式符使いは同行させない。その代わりと言っちゃ何だが、俺も偵察用の式神は使える。それに星守君と君島君も偵察用の式神が使えると聞いている」

「はい。僕も偵察用の式神の術は使えます。同時に五体までですが」

「私も同じく使えます。申し訳ありませんが、私の方は同時に三体までですが」

「十分だ。俺なんか一体しか使えないんだからな」


 他の火野のメンバーは生憎と式神使いとしては二流以下である。そう言った術の適正が低いこともあるが、まず彼らは妖魔を戦う力を高めることを求められる。


 言っては何だが、式符使いは霊力がある程度ある者ならば一体程度ならば習得しやすい。適材適所として、京極以外の六家は自らの一族の属性を高めることを優先する。


 勇助の場合、彼が例外的なのである。


 早苗のように同時に三体も偵察用の式神を使役できれば大した物で、攻撃系のや防御、補助系も同時に使える上に五体も使役できる真昼にいたってはまさに天才と言うほかにない。


 ちなみに真夜は偵察用の式神を使えない。霊力が化け物クラスになっても、放出できないのでは霊糸を繋げることも出来ず、十二星霊符以外の霊符には長時間霊力を留めることが出来ないままであったためだ。


 さらに生憎と十二星霊符は式符のように式神に変化できないため、この分野においては真夜は相変わらず無能と言う事になる。


「まあ星守君は戦闘に注力して欲しいから、俺と君島さんとで偵察を行いながら進む。君島さんもそれで構わないな?」

「はい、私に異論はないです」


 早苗もサポート役としてここにいる自覚はある。だから戦闘はいつものように信成や真昼、楓や大和に任せて得意分野で仕事を行おうと考えてのことだ。


「この依頼の達成条件は内部の妖魔の殲滅と、調査を安全に行えるようにすることだ。内部の破損は一部には目をつぶって貰えるが、あまり壊しすぎないようにとのことだ。出来れば最奥にまで達したいところだな」


 全員を見渡しながら勇助が言うと、全員が頷いた。


「よし。ここからは質問を受け付ける。今のうちに聞きたいことを聞いてくれ」


 しばらくの間、彼らはそれぞれに疑問をいくつか勇助にぶつけ、そのたびに彼が答えていく。


「もう質問は無いか? 無ければ次の段階に進むぞ」


 三十分にも及ぶ質問時間を経て、おおよそ全員の疑問がなくなった時点で勇助が作戦会議を切り上げ、次の段階に進めようとする。


「これから三十分後に偵察の式神を飛ばしつつ、全員で中へと入る。緊急時は式神と非常連絡用の通信機から本家の方へと連絡が入るようにする。連絡機は俺が持つのと子機をそれぞれ星守君と赤司に渡す。万が一の時はこれを押すように」


 また自分達が予定の時間になっても何の連絡も無かったり、戻ってこなかった場合もこの近くのテントに待機している古墳の発掘研究員達が火野、星守双方に連絡を入れてくれる事になっている。


「内部を探索しつつ、妖魔を討伐していく。討ち漏らしが無いように細心の注意を払うように。よし、それじゃあ俺は最終確認をするから、三十分後まで自由にしてて良いぞ」


 勇助は内部に持って入る装備の最終確認と、研究員達への報告などを行うために忙しそうにあちこちを行き来する。


(さてと。あたしはどうしようかな)

「朱音さん」


 時間を持て余すのもあれなので、火織と話でもしていようかと思っていた矢先、朱音は声をかけられた。


「真昼?」


 声の方を見れば、そこには優しげな笑みを浮かべる真昼の姿があった。


 顔は双子だけに真夜に似ているが、二卵性双生児のために全く同じというわけではない。笑みを浮かべる顔は親子と言うこともあり朝陽と同じように柔和なものだった。


「久しぶりだね、朱音さん」

「真昼も久しぶりね。元気だった?」

「うん。僕の方は相変わらずだよ。朱音さんも元気そうだね。それにしても随分と強くなったんじゃない? 霊力がまた高くなってる」

「そう? まあ真昼ほどじゃないわ。でもそこそこは成長してるつもりよ」


 朱音は改めて久しぶりに再会した真夜の双子の兄である真昼を観察する。かなり抑えているが、内に秘めた霊力がかなりの物であることを肌で感じた。


(真夜やおじさん程じゃないけど、たぶん今のあたしでも大きな差があるわね)


 昔もそうだったが、今はその差をさらに明確に把握できた。間違いなく星守真昼は強い。


「そっちこそ、前よりもさらに強くなってるんじゃないの? 噂は聞いてるわよ。あたし達と同年代だと最強だって。実際、こうして真昼に会ってそれが事実だってはっきり分かったわ」

「そんな事はないよ。僕もまだまだだし、父さんとかには遠く及ばないよ」

「……まあおじさんはね」


 ほんの少ししか朝陽の力を見てはいないが、疲弊していたとは言え真夜と互角に戦う体術に、星守の人間にして霊器を具現化したり、さらにその一振りで周囲一帯をなぎ払ったりと、最強の退魔師の名は伊達ではない。


 そんな朝陽に及ばないからと言って真昼が弱いというわけではない。


「あたしも頑張らないとね。あっ、真夜も真昼が元気かどうか気にしてたわよ」


 真夜の名前を出した瞬間、真昼の表情が曇った。


「……真夜が、僕のことを?」

「ええ、そうよ。真昼に会ったら宜しく言っておいてくれって言われてたの」


 真昼は何故か青ざめた様な顔をしているようにも見えた。まるで親に怒られるのを恐れる子供のようにも朱音には思えた。


「どうしたの?」

「……ううん。真夜は僕を嫌ってる。いや、憎んでると言っても良いはずだよ。そんな真夜がそんな事を言うなんてありえないよ」

「そんな事はないわよ。昔はともかく今の真夜ってもう吹っ切れてるわ。本人が言ってたもの。もう嫌っても憎んでもないって」

「……そう、なんだ」

「一体どうしたのよ?」


 だが朱音がいくら真夜が真昼を悪く思っていないと言っても、彼の表情は優れない。一体何があったと言うのか。


「おい、久しぶりだな朱音!」


 と、そんな二人の会話に乱入する者がいた。朱音はその声の主の顔を見て、げんなりとした顔をした。


「何よ、星宮。あたしに何か用?」

「ふっ、ご挨拶だな、朱音。俺はいつか星守最強になる男だぞ。あと星宮ではなく、大和と呼んでいいと言ったはずだぞ」

「ああ、そう。夢が叶うと良いわね。それとお生憎様。あたしはあんたを下の名前で呼ぶつもりもないから。あたしが名前を呼ぶのはあたしが認めた相手だけよ。あと気安く朱音って呼ばないでくれない?」


 どこまでも冷たい視線を向ける朱音に大和は顔を真っ赤にする。


「な、なんだと! 何であの落ちこぼれは良くて俺はダメなんだ! あいつなんかよりも、俺の方がずっと強いぞ!」

「真夜は良いのよ。それとあんたの方が強くても、それだけであたしが認めると思う?」

「じゃあ、俺の何が問題なんだ! 身長か!? 身長が低いせいか!?」


 確かに大和の身長は百五十半ば。対する朱音は身長百七十とかなりの差がある。これが男女逆なら何も問題は無かっただろうに。


「身長は関係ないわよ。あたしは自分の力をひけらかしたり、相手を見下す奴が嫌いなだけ」

「ふ、ふん! あいつに関しては事実だろうが! 星守の直系に生まれながら、霊力が低い上に欠陥を抱えた無能だろうが! おまけに分家の者でさえも全員が契約を結べる、守護霊獣との契約にも失敗したんだぞ! あんな奴のどこに魅力があるって言うんだ!」

「取りあえずは、あんたみたいに弱いからって他人を見下すことをしない所よ」


 かつてなら真夜を馬鹿にされたことを怒り、この場で大和と大喧嘩になっていただろう。しかし今ならばそんな言葉も軽く受け流せる。


 大和の指摘など、今の真夜には全く当てはまらない。確かに未だに欠陥は抱えているが、それを補って有り余る強さと最強とも言える守護霊獣と契約を結んでいる。


 大和など真夜の前では雑魚に過ぎないと言うのに。


(それに真夜は何度もあたしを助けてくれた。守ってくれた。それだけで好きになるには十分でしょ?)


 小さな頃や赤面鬼や六道幻那から守ってくれた。心を、命を救われた相手に好意を抱かないはずがない。


 目の前で叫く大和に対しては、いくら強くても小物と言う印象しかない。


(あと、あんた達は知らないだろうけど、今の真夜は滅茶苦茶カッコいいんだからね!)


 信じられないほど強くなった真夜は、それでも驕らず、相手を見下すこともしない。自分の力に酔うことも、ひけらかすこともしない。同い年のはずなのに、年上のような大人の包容力のような物も感じる。


 惚れた弱みと言うべきだろうが、それでも今の真夜は頼れる大人の男を彷彿とさせる。実際、精神年齢が十九歳なのだから間違ってはいないが、朱音は未だにその事を知らない。だから目の前の大和などガキのようにしか見えないのだ。


「くぅっ! 見ていろよ! 俺の方があんな奴よりも何倍もすごいって事を今回見せつけてやる」

「はいはい。期待してるわ」


 怒りながらこの場を後にする大和を見やりながら、今度は真昼の方を見る。真昼は何とも言えない顔をしていた。


「ねえ真昼は真夜を馬鹿にされて怒らないの?」


 ふと、朱音は以前から気になっていた疑問を真昼にぶつけた。朱音が知る限り、真昼は真夜が侮辱されているところで口を挟んでいる所を見たことがなかった。


 昔、朱音が真夜に助けられた時は真夜がボコボコにされていたことに怒り、相手を一撃で気絶させていたが、あれ以降、真夜を庇う様子さえもなかった。


「……僕は」


 口ごもりながら、それでも何かを言うべきか言うまいかと悩んでいる真昼だったが、彼が何かを言う前に時間がやって来た。


「よし! そろそろお前達も準備に取りかかれよ!」


 勇助の声が辺りに響く。朱音は結局、真昼から何かを聞くことは出来なかった。


 だがその時の真昼の表情は、これまでに見たこともない程に憔悴しているようだった。ただそんな真昼を少し離れた場所から楓は悲しそうな顔で心配するように眺めているのだった。


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