第4話 オウムは能く言えども、飛鳥を離れず

  単なる技術やノウハウのコピー・真似事なら韓台人でもできる。

  しかし、人の心にマッチした何十万点もの製品を生み出すというのは、何千年にもわたって人間生活を哲学してきた人間でなければできないことです。

  ミサイルや戦車という人殺しの道具ならバカでも作れる。というよりも、人を殺すことで飯を食うという「人間の姿をした獣編」でなければできないことでしょう。


  よその国の人心を不安定にさせ、革命を起こさせ、破壊して、形ばかりの独立国家に仕立て上げるという「スクラップ・アンド・ビルド」「マッチ・ポンプ」スタイルをビジネスにする国家アメリカ。そして、そういう国によってアジアに作られた人工的な民主主義の国々(韓国・「台湾」→まだ国にあらず)。


  そんな彼らは「民主主義」だの「言論の自由」だのと口先ばかりで、彼らが常日頃非難する「言論封殺の独裁国家」と、実際にやっていることは全く同じ(残念ながら、外来種支配の日本も同じですが)。


  中国という国は、いきなり殺したりはしない。

  「八路軍の日本兵たち 延安日本労農学校の記録」サイマル出版会1984年に書かれているように、彼ら中国人は反対・不平分子と辛抱強く話し合う。

  私自身も経験しましたが、たった一人で敵陣へ乗り込んで対話を求めてくる。何ごとも、先ずストレートで直截的で素直。利ではなく、理を尽し誠を至して話す。そういう話ができる人間の資質を持っている。それが中国人ではないか、と思います。


  人の言葉は話せても、人間性の希薄な韓国人は札束とキーセンで、同じく、漢詩など興味のない台湾人(客家)は、韓国人ほど金は出さずに、「日台友好」という幻想(ムード)と化学調味料たっぷりの台湾料理でおもてなし。本質を追求しないで、枝葉末葉にばかり金と精力を傾ける。

  確かに、ビジネスは結果が勝負ですが、それでは「ジャパン・タウン」の例と同じで、いずれ韓台も「元締め」に搔っ攫われる(トンビに油揚げ)。一番「くたびれ損」をするのは、いつも日本人なのです。


◎ 言葉だけでなく言霊を知る中国人

  中国人とは「人間擬(もど)き」ではなく真の人間ですから、言葉でなく言霊というか、言葉を通じて人の心と接することができる。

  例えば、人民報には「党主席と読む中国古典」なんてコラムがあるくらい、言葉を通じて中国人の人間性を知ってもらおうというほどの人間的な資質・資性を持っている。一方、韓国や台湾とは言葉を話すだけですから、漢詩の素養はないし、そんな次元で政治を捉えることができない。

  もちろん、田中角栄のような純粋日本人であれば「総理大臣の都都逸教室」なんて、政治に色を付ける・味を深めるくらいのことができたでしょうが、日本語も満足にできない現在の外来種政治家たちでは、そういう形而上的な面でも中国に敵わない。


  YouTubeにアップされている無料中国語講座は、全て、Made in Chinaです。

  しかも、無料なのに、驚くほど質が高い。

  若き大学日本拳法人は、YouTubeの無料中国語講座だけで、十分中国語が話せるようになるでしょう。

  また、さすが中国、その例文が実にしっかりとした趣(おもむき)がある。台湾人の大学教授や語学専門家では逆立ちしても出てこないような、味わい深い名句・文言が沢山あり、単に語学の勉強のみならず、人生勉強にもなるし哲学できる。


  台湾政府は、台湾客家がそのほとんどを占める中国語教師の為に、有料の語学学校は沢山設立していますが、ネット上で無料の講座はひとつもない。私自身、台湾で三校の語学学校(高雄師範大学・中山大学・屏東科学技術大学)の教科書・教育スタイルを経験しましたが、「ウーン、なるほど」と感心するような、味わい深い例文なんて一言半句も見たことがありませんでした。

  教科書を作る人間もそれを使って教える人間も、言葉だけ話せるが、「ガッツやスピリッツ」という形而上の資質は極めて乏しい(から、味わい深い話が全くない)。

  これもまた、彼ら台湾人の教育の成果というか弊害というものか。元は中国人なんですから、その資質をそのまま伸ばせばいいものを、ハーバードだMITだ、ケンブリッジにかぶれて(感化されて)いるので、長い歴史と深い人間性を自ら消し去ってしまったようです。


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