第17話 バラの選び方

 5月下旬からバラが開花し、毎日のように花がらを摘んだりしていました。

 7月上旬の今はお花もポツポツ咲いている程度です。

 これからの時期は病害虫との戦いとなります(~_~;)


 我が家にはかなりの数のバラさんがあります。

 特に今年は調子に乗って新苗をたくさん仕入れました!

 今はまだ6号鉢ですから邪魔になりませんが、これから8~10号鉢に鉢増しすることになります。

 どこに置くんだろうな~と、他人事のように考えている始末です。

 購入は計画的に! ですね(;^_^A


 地植えなら3株植えるといいと聞きますが、我が家は鉢栽培なので1品種1株ルールで、より多くの品種を育てたいと思っています。

 駄目になったバラも含めると、100品種以上栽培してきました。

 100品種も育てると、花の色と形が一通りそろうというか、「これは○○に似ているから買わなくてもいいや」など、新しい品種に飛びつかなくなってきます。

 例えば、買ってみたけどお花が似ているなというも。

 カプリソとピンク ビンテージ。作出や樹形は違いますが、雰囲気が似ています。

 ブラウン シュガーとパープル ブラウンは名前違いの同じ品種じゃない? 

 などなど。

 そんな感じで、結構諦めがつくんですよ?

 本当ですよ(笑)

 特にピンク系のバラは、もういいかなと思うようになりました。


 そんな数あるバラの中で、こういうのを購入したらいいよと、独断と偏見で書いてみようと思います。

 第一に花の形・色・大きさ。それから香りでしょうか?

 第二にブッシュ・シュラブ・クライミングを選ぶことですが、これは栽培スペースで判断することになります。

 第三に耐病性・耐暑性・耐寒性の確認。

 第四に棘の多さ! これは絶対気にしたほうがいいです!

 などなど。

 自分の条件に合うものを選ぶことになりますね。

 

 そこで私がお勧めするのは、ブッシュやシュラブなら早咲き品種を選ぶことです。

 できるだけ気温が低い時期に開花し、高温期が来る前に終われば、それだけ二番花が早く開花してくれます。

 遅咲き品種で30℃前後の開花時期になってしまうと、花が一気に痛んで終わるなんてことが多々あります。

 病害虫も増えてくる時期ですね。


 バラの専門店さんで、その辺の情報を書いているところがあります。

 あるいは個人ブロガーさんやYouTubeを参考にされるといいでしょう。

 病気に弱いよとか、思ったような花が咲かないなど、商品説明にはない情報を知ることができますよ。

 

 そんな感じで、ご購入を検討される方には参考まで。


 棘の多い少ないはかなり重要です。

 どんなにお花の写真が気に入っても、大きくて凶器的な棘の品種と、細かい棘がビッシリ生えているものは要注意です。

 特に細かい棘が皮膚に刺さったまま残ると、抜くのに苦労しますから。

 私は細かい作業は手袋なしでやっちゃうので、手に生傷が絶えません。

 これは悪い例です。

 場合によってはバイ菌が入るのでやめましょうね。

 皮の手袋がお勧めだそうですよ。

 値段を見ると尻込みしちゃう( ̄▽ ̄;)



 バラの形は波状弁咲きが好きです。

 花びらが波打つようなふんわりしたバラさんです。

 今年買ったサマルカンドなんて理想形です。

 逆に、ボーリングするバラさんはちょっと苦手。

 花弁が多くて開かないのは、ルージュピエールドゥロンサールやクロッシュ。

 今年のルージュピエールドゥロンサールは、蕾が開いてコロンとしたところで止まりました。去年のボーリングよりはマシと思うことにします。

 秋にリベンジできるかな?

 ほかにビアンヴニュも花びらが多過ぎで、開く前に花びらが痛んできます(~_~;)

 中大輪といいながらお花は小さめです。


 我が家のバラの中で難しいのはオーブです。

 遅咲きのツルになるシュラブですが、大きな鉢に植えても綺麗に咲かず、イラッとして8号鉢に植えても調子が出ない。

 まともに咲いた姿を見たのは数回だけだと思います。

 今年も蕾が縁から傷んできて、こじけたように半分開いた感じで茶色くなってきます。

 それで、ほかの方はどうしているのかなと、ネットで検索してみましたが、あまり満開ですという記事は見かけませんでした。

 今年は肥料にやり過ぎということはないので(むしろケチッてます)、環境が合わないのか、何か原因があるのでしょうね。

 地植えだと違うのかわかりませんが、難しいバラだと思います。



 逆にお勧めの品種はエスプリドゥパリ。

 早咲きで大きなお花が咲いて花持ちもよく、香りもそこそこで、何よりも大きくなりません!

 もともと私が冬剪定をガッツリやるほうなので、本当にコンパクトにまとまってくれます。

 耐病性が普通ということですが、育てやすい品種だと思いますよ。


 人気なところではクロード モネもお勧めです。

 プリンセスシャルレーヌドゥモナコもふんわりヒラヒラで好きな花です。

 ツルバラでは、春風が見事に咲いてくれます。何よりも棘が少ないです!

 何年経っても新しいベーサルシュート(株元から出る翌年以降の主幹になる枝)を上げてきます。カミキリムシの幼虫にも負けなかった!(笑)

 来年は45リットルの果樹用の鉢にアップする予定です。

 60リットルとか100リットルとかあってビックリしましたが、さすがにそれを置くスペースはないです(;^_^A



 回復してきたと思ったガブリエルがついに葉をすべて落としました。

 途中から台木のノイバラが出て来ちゃって、残った体力を失ってしまったのでしょうね。このバラはこれでお別れです。

 今年訳アリで買ったバラさんも回復してきたと見せかけて、ここに来て黒星にやられています。

 農薬を散布していないので、訳アリ品の苗にはつらいことでしょう。

 調子にのって手を出してしまうから……(;´∀`)

 元々株がメッチャ細くて、挿し木なの?って感じだったんです。

 値段で買っちゃ駄目ですね。

 

 最近の耐病性(強い)をうたった品種は、今現在無農薬でも耐えている感じです。

 これから真夏にどうなるか、観察していきたいと思います。

 8月を無事に乗り切れたら、超優秀ですね。


 オールドローズ系はもれなくうどん粉病まみれ!

 宿命のようなものなのでしょうか?

 今年は咲かないから、気にせず適当に育てています(笑)

 

 我が家のバラの写真は近況ノートのアップしていますので、興味があったらのぞいて見てください。

 カクヨムさんは1枚しかアップできないのが残念(;^_^A

 

  

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