第15話 バラの作業と失敗談

 こちらは寒冷地で、今年の桜の開花は4/15前後でした。

 ちょうどそのころ気温が上昇し、記録的な夏日になったので、桜も一気に咲いて一気に散った感じです(;^_^A

 それでも週末に満開を迎えたので、お花見に出かけた方も多いと思います。

 私は行きませんよ。

 お買い物に出かける途中で桜並木を見て満足していました。

 バラ栽培を始める前はカメラ片手にいろいろ歩きましたが、今ではホームセンター巡りに勤しんでいます(笑)

 今となってはカメラも必要なく、スマホで事足りる時代になりましたねぇ。

 


 さて、バラさんのお話。

 我が家の庭には10年以上経った鉢バラが数多くあります。

 バラ栽培を始めた切欠は、時季外れにホームセンターで見掛けたアイスバーグでした。

 それまでいろいろ育てていましたが、どっちかというと安価な草花がメインでした。あとはトマト・キュウリ・ナス・ピーマンなどの夏野菜です。

 最初に手に入れたアイスバーグは、ピンクの花ラベルがついていたんですよ(笑)

 今思えば「あり得ないぞ~!」という感じです。

 アイスバーグは白バラです。ちゃんと秋には白い花が咲きました(;^_^A

 右も左もわからない状態で育て始めたので、100均の7号鉢に一般的な草花培養土で植えました。今なら絶対やりませんよ。


 それからバラ沼にハマって、どんどん数を増やしました。

 当初はパテントの切れた安価なバラを買っていたので、最近のバラのようには耐病性が強くないものばかりでした。

 いわゆる『バラ栽培は難しい』と言われる時代のバラですよね。

 それを鉢で育てているので、やはり地植えのように長生きするのは難しいと思います。

 根頭癌腫や根腐れなどの問題がなくても、10年前後で株が弱ってきます。

 第一号アイスバーグは未だに元気ですが、幹は樹皮が剥がれて結構ボロボロ(^^;)

 そんなわけで、我が家のバラさんも徐々に寿命を迎えてきているようです。


 それ以外にも、気難しいバラや耐寒性の弱いバラなど、数年で弱ってしまうモノもあります。

 これはもう仕方がないと思っています。地域・気候・家の立地によっても環境が違ってきますから。

 耐寒性の弱いバラを買うと、大抵苦労することになります(~_~;)

 でもショップさんによって、そう言った情報を書いていなところもあるんですよ。

 寒冷地には不向きとか、明記してくれたら買わなかったのになぁ、……というものもあります。



 サヨナラするバラもあれば、新たにお迎えするバラもあります。

 選ぶポイントはその年によってかわりますが、去年は茶系のバラを多く購入しました。

 今年は青バラ系と、オールドローズをいくつか購入しました。

 カインダブルーを根頭癌腫で処分したので、残った紫のバラはマダムヴィオレとウィンディーナイトくらいです(赤紫系のバラは除外で)。



 今年買った苗の中で、マニントンモーブランブラー(三年長尺苗)があるのですが、3月に購入して10号スリット鉢に植えたら全く芽が出ないのです(;´Д`)

 同時に買ったほかの苗は全部芽が出ているのに、4月中旬を過ぎても芽が出なくて、悩みに悩んで鉢から引っこ抜いてみました。

 そしたら全然根が回っていなくて、土も濡れたまま。

 これはアカンと思って、8号鉢に植え直し、今は軒下で乾燥気味に管理しているところです。

 同時に買った鉢の土も乾きにくいので、購入先の土の保水力が高かいのかもしれません。初めてのショップさんの土は注意しないとダメですね。

 枝を見れば赤い芽がポチッと出ていて、枝先も枯れてはいないのですが、短い枝にしわが寄っているので、ダメな気がします。まだしわのない枝が2本残っているので、駄目元で元気な枝を挿し木してみました。

 でもバラの挿し木に成功したことがないので、多分無理だろうな~と。

 狭い庭でランブラーローズなど育てようと思った私が悪いのかな?( ̄▽ ̄;)

 長尺苗とはいえ、現代バラのように高額ではなかったので、勉強代だと思って諦めます。



 ホームセンターで突発的に購入したレイニーブルーも実はちょっと心配。

 入荷して間もないころだったと思うのですが、店頭に並んで時間に経った大苗は注意が必要です。

 要はホームセンターの水やりが心配です。

 知識のある専門社員さんがいれば違うと思いますが、毎日決まった時間に水遣りされてたらかなり危険です。根腐れの確率が上がりますよね。

 屋根の下で販売されていたので、日照不足も心配です。

 実はレッドレオナルドダビンチ、スイートマザー、ルージュピエールロンサールで痛い目を見ているのです。

 今は元気になっていますが、買った初年は管理にメッチャ苦労しました。

 そのことを、レイニーブルーを植え替えてから思い出したという(笑)

 アホですね。

 京成バラ園の4.5号鉢は大苗だと確認して、うっかり8号鉢に植えちゃったよ!(゚Д゚;)

 6号鉢にしとけばよかったかも!!



 ブルーフォーユーの葉がおかしいな~と見ていたら、葉っぱの質感や硬さが違うことに気づきました。茎にも棘がないんです。

 その枝のつけ根を見てみたら、どうやら台木のほうから出ているっぽい!Σ(゚Д゚)

 それが2本もあって蕾もついているんです!

 どう考えても、種類が違うよッ!?

 というわけで、その枝を根元からカットしました!(;゚Д゚)

 植えてから数年経ったバラでもこういうことが起きるんですねぇ……。

 初めてでした。

 ブルーフォーユーの枝はまだ3本あるので、これからはよく見て早めにカットしないといけませんね。

 このまま見逃していたら、いつかは乗っ取られていたのかも(笑)

 ブルーフォーユーはブーケみたいで好きなバラです。

 棘が結構エグイですけど。


 ブルーフォーユーといえば、同じワーナーのバラでアイズフォーユーというバラがあります。

 某バラ屋さんにアイスフォーゲルを注文したらアイズフォーユーが届きました……。名前が似ているので、ピッキングで間違ったんだと思います。

 生き物でなければそんなに悩まないのですが、返品して弱ったら可哀そう……、どうしよう(゚Д゚;)

 それに新苗1ポットを入れる箱がないんですよね。

 しかもGW期間中はお店もお休みでしょう?

 営業していても母の日ギフトで忙しそうだし。

 とりあえず、アイスフォーゲルが欲しいので送ってくださいと、ショップさんにメールしましたが、返事は3営業日以内と書かれていました。

 

 家にない品種だったら、まぁ買い取ってもいいのですが、1鉢先住バラがいるんですよね。この株もだいぶ痛んできていますが……。

 家族は買い取ってあげたらといいます。

 その場合、価格を勉強してくれたりするものでしょうかね?

 買った日はポイント10倍だったので、せめてそれくらいは対応してほしいなぁ。

 アイスフォーゲルの大苗が買える値段なので、悩ましいですね。



 そんなわけで、何年経ってもこんな感じでバラを栽培しています。

 失敗の繰り返しです。

 なのでロザリアンと、自分を呼べないんですよ。

 単なるバラ病ですね(;^_^A



 5月を目前にして、ほかのバラたちはモリモリ枝葉を伸ばしています。

 早咲きの品種は蕾もできてきました。

 もっさりしてきたバラの芽かき作業を進めています。

 基本は内芽でほかの芽と重なりそうなところと、一箇所から複数出ているところを中心に取っています。

 今後の成長で、出開きも含めてチェックしていきます。

 でも横着してそのままになることも多いです(笑)

 メッチャ棘に刺されて痛いですしね(^-^;

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