第8話 夏の雨と葉っぱ

 熱くなるとバラはもうボロボロです。

 黒星病にやられて、丸裸になったバラもあります。

 毎年のことながら、傷んだ葉っぱを取り除き、ゴミ袋にいれて捨てます。

 病気になった葉っぱをそのまま放っておくと、病気が感染するので、できるだけ履き集めて処分します。

 丸裸になっても、新芽が出てくれば復活するので大丈夫ですよ。

 無農薬あるあるだと思います。

 農薬を散布していても、なる場合がありますが……。


 夏によく見られるのが、下葉が黄色くなってくる症状です。

 これはバラだけじゃなく、他の植物でも見かけることがありますね。家庭菜園の野菜のもたまに出ますよ。

 原因はいろいろありますが、水切れをした・栄養不足・夏バテ・単に役目を終えた、このあたりでしょうか?


 黄変は病気ではないので、その点は安心していいと思います。

 水切れの場合は、水をたっぷり上げます。

 場合によっては水をはったバケツに鉢ごとツッコミます。さらに冷たい水道水を流しいれて、鉢と根をクールダウンさせます。


 栄養不足と夏バテの場合は、とりあえず活力剤をあげて半日蔭でようすを見ます。

 弱っている時に肥料をあげるのは逆効果ですよ。

 人間も病気の時にガッツリとは食べないですよね。

 植物も同じです。養生してあげてください。

 

 黄色くなって自然と落ちる葉っぱは、役目を終えた葉っぱなので、問題はないと思います。見苦しいようなら、むしり取っても良いと思います。

 全体的に青々していれば元気な証拠です。



 植物はだいたい頂芽優勢で、一番高いところにある枝に栄養が行きます。

 偏っている時は、高さをそろえてあげるとよいです。

 バラも状況に応じて剪定しています。

 ただしツルバラはビョーンと伸びる枝が来年の主力になってくるので、支柱を立てて、できるだけ真っすぐ伸ばします。

 あまりに伸びすぎた場合は先端をカットしますが(;^_^A

 自分の庭で管理できる長さまでは伸ばします。

 木立のバラは、8月下旬に剪定をしますので、その時に切りそろえます。


 シュラブはちょっと難しいです。

 シュラブは『切らなくて良い』と書いてるで、『8月下旬に剪定を』とも書いていたりするんですよね……??

 多分四季咲き性のシュラブは切るとかなのかなぁと。

 いまだに悩んでしまいますが、面倒なので見苦しいのは切っちゃいます。

 当然秋バラは咲きません(;^_^A



 今年は大雨で、庭の植物がだいぶ傷んでしまいました。

 病気がはびこった原因でもあります。

 雨で心配するのは、病気もさることながら、根腐れですね。

 長雨にあたっても、雨は空気も一緒に連れて来るので、根腐れすることはありません。

 ただし、長時間水に浸かるようなことがあれば、ダメになってしまいます。

 鉢栽培なら鉢底皿を外したり、地面より高いところに置いてあげるといいです。

 我が家でも大鉢の下にレンガをおいて、鉢の下に隙間を作っています。風もとおるので通気性も良くなりますね。

 地植えの場合も、冠水することがなければ、大丈夫だと思います。水が溜まっているようなら、雨後に排水してあげれば大丈夫かな?

 こればかりは、状況によりますね。



 雨が病気を運んでくるわけではないのですが、雨で土の中にいる菌が跳ね返って、葉っぱに付着して病気がでるようです。

 虫が病気を媒介することもあります。

 スギやヒノキの間伐材でマルチングしたり、いろいろ工夫していますが、黒星病を防ぐことはできません。

 有機肥料のせいか、ナゾキノコが生えてくるし(笑)

 室内の観葉植物にも生えたりするので、絶対に食べないでくださいね。

 見つけたら、むしり取って捨ててください。




 長雨といえば、近年は水害が多くなっていますね。

 我が家もギリギリで水が上がるところでした。

 朝起きたら、お隣の家の前まで水が来ていて、ビックリしました(゚Д゚;)

 家の裏の側溝も氾濫しそうでしたが、なんとか持ちこたえてくれました。

 道路に溜まった水は奇麗だったので、降った雨が排水できずに溢れていたみたいです。

 午後には少しずつ引けて行ったので、助かりました。


 近くに川があるので、そこの水が上がったお宅は大変だと思います。

 避難も考えましたが、避難所に行く道が浸水しているって……。

 地震などの災害しか想定していないんだなと、あらためて気づきました。

 歩いて行ける高台もないしなぁ。

 24時間トイレを利用できる避難場所って限られますね。

 結局垂直避難しかなかったです。


 やはり一番の心配はマイカーでした。バラよりもマイカー。

 私の財産で、しかもまだローンが残っているんです(汗)

 移動しようにも、市内のあちこちが浸水していて、移動した先で動けなくなったら、あとでレッカーが必要になります。

 ご近所さんたちも、ヘタに動くことよりも、留まることを選択していました。

 

 幸い、私の住んでいる地区はそれで終わりました。

 車もバラも無事だったので、ほっとしております。

 他の地区では大きな被害が出ています。

 生活再建にはかなりの時間がかかるようです。

 日本各地で水害に見舞われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

 今後も台風などが来ますので、皆様もお気を付けくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

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