第7話 夏越しと鉢のお話し

 第5話でバラは夏にも咲くと書きましたが、実は夏のバラは咲かせないことが多いです。

 蕾が出来ると取ってしまいます。

 バラが花を咲かせるのは『出産と同じだけのエネルギーを使う』と言います。

 夏の暑さで病気が蔓延まんえんし、葉っぱが全部落ちてしまったり、弱った状態で蕾をつけるのは苦しかろうと。

 咲いても花が小さかったり、コガネムシに食害されたり、咲いたと思えばすぐに暑さで傷んでしまったり……。

 多分夏のこの姿を見ると『バラは難しい』と思うのでしょうね(^-^;


 我が家の場合はオーガニック資材を散布しているので、病気が出ると農薬ほどの効果がでません。

 虫除けにニームオイル。

 虫除け除菌に月桃エキス・ヒバオイル・アグリチンキ。

 ハダニ退治に粘着くん(でんぷん)。

 これらを組み合わせて散布しますが、オイル系は3000倍濃縮でも葉焼けが出てしまいます。

 葉焼けする品種は限られますが、見た目が美しくないです。

 でも病気まみれでも美しくないので、あまり気になくなりました(笑)


 夏になるとやってくるのがカミキリムシとヨトウムシです。

 カミキリムシは前にも書きましたが、ヨトウムシはでっかい蛾の幼虫イモムシです!(゚Д゚;)

 キモイですよ!

 日中は土の中に姿を隠していて、夜に動き出すので夜盗虫といいます。

 見つけたら「いやな虫キン〇ョール」を直接噴射します(>_<)

 これは意外となんでも効くので数本ストックしてます。

 まぁ、そんなわけで、夏のバラ栽培は病気と虫との戦いです。


 ついでに毎日水遣りで疲弊します。

 鉢栽培なので、ほぼ毎日水遣りをしないといけないので、バラの栽培期間は旅行にいけないのですよ。

 雨が降った翌日に油断していると、水切れしてグッタリ、なんてことも。

 水道代も地味に増えます(;^_^A

 そして蚊に刺されまくります……。



 

 梅雨になるとペチュニアの1回目の切り戻しをします。

 遠慮なく豪快にカットします。

 ペチュニアって植えつける時にコツがあって、ポット苗を全部土に埋めないんですよ。1cmくらい地表にだして植えます。

 さらに植えつける時に株元の葉っぱを取ってしまうのです。

 できれば寄せ植えにしないで、6号鉢よりも大きい鉢に1株植えると、こんもり豪華に咲いてくれます。

 詳しくはYouTubeで動画が見れるので、参考にしてくださいな。

 野菜栽培でも困ったら動画を見ます。

 文章よりも分かりやすいので助かってます(*^^*)


 ペチュニアの切り戻し後は、株元の傷んだ葉っぱと大きな葉っぱをむしり取ります。通気性を良くするためです。

 その後は株元にオルトラン粒剤を撒いて、追肥して、放置すれば、また再生して来ますよ。

 よく2週間に一回液肥をって言いますが、我が家ではあまり液肥はあげません。

 鉢の数が多いので面倒くさいです(;´∀`)

 実は我が家は結構スパルタというか、放任主義です(笑)

 百均のハンギングの鉢でも育つので、ブロック塀に並べています。

 鉢が小さいので水切れに注意が必要ですが。



 鉢といえば、プラスチックの鉢を使います。素焼きの鉢は使いません。

 バラはロングスリット鉢8号とスリット鉢6号が基本です。あとはロゼアスクエアの大型の鉢も使いますが、これはツルバラ用です。

 スリット鉢はちょっとお高いのですが、鉢の中で根っこがサークリング(グルグル巻き)しないのです。根っこが真っすぐ下に向かって伸びて行きます。

 ただし欠点もあって、鉢底がぺったりしているので、地面にじかに置くことはできません。他の鉢の中に入れて二重鉢にするか、鉢を空中に浮かすしかないですね。

 鉢を浮かす台は百均で売っている所もありますが、最近は置いていないので、ネットの百均でまとめて買ったりします。

 安いので溶接が甘く、簡単に壊れることがあります。

 この間、鉢を移動しようとして、シューズが滑ってすっ転んだら、溶接部分から壊れました。自身も大打撃でしたが……。

 

 バラを育てる鉢の色はグリーン一択です。

 事実かはわかりませんが、緑の鉢で育てると植物の根はりが良いとか?

 それ以外の鉢では茶色も良いと聞きました。


 野菜は菊鉢10号(黒)に植えます。野菜専用の鉢も売っていますが、高いので買いませんよ。サイズ的には百均の9号鉢でもいけるかも。

 鉢を選ぶときは、とにかく鉢底の穴が多いものを選びます。

 百均で買う時も必ずチェックしますよ。

 水はけが一番大事ですから。


 外で鉢で栽培するときは、鉢皿を使用しません。

 下から流れるまでしっかり水をやります。

 室内やベランダなどで栽培するときは、鉢皿に水を溜めないように注意してください。

 夏場は水がお湯になったり、腐ったり、ボウフラがわいたりしますよ。

 


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