第2話 名前のお話

 年に一度だけ買う、某園芸雑誌の5月号(バラの号)を発売日に買いに行ったとき、おまけでワイルドストロベリーの種をもらいました。

 ワイルドっていうから放っておいても実がなるはずです。

 園芸種としてお庭に植えている方が多いかもしれませんね。


 ゴールデンウィーク明けにワイルドストロベリーの種を蒔きましたが、まぁまぁ、種の小さいこと。

 土に乗せたら見失うくらいの小ささです。

 うっすら覆土して水をかけたら流れてしまうんじゃないかと。

 説明書きを読んで蒔きましたが、2週間経っても芽がでません。

 一緒に撒いたヤグルマギクは発芽したのになぁ……。


 作中の魔除草の種もこんなかと。

 土に零れただけでは発芽しないんだなと、妙に実感しました(^-^;


 細かい花の種は大雑把な私には向いてないですね。

 ヒマワリとか朝顔くらい大きい種が良いです。

 適当に蒔いても芽がでますから(^-^;

 


 イチゴといえば、作中にも登場するラドベリー。

 ここだけの話、当初はルビーベリーでどんどん書き進んでいたのです。

 語感もいいし、イメージもしやすい! 

 私ってネーミングセンスある! 

 とか、ちょっと調子に乗っていました(笑)


 でも念の為と検索してみたら、イチゴと嗅ぎタバコで使われていました。

 並びが逆のお菓子もありましたね……。

 急遽名前を変更しようと、宝石のジュエル、ジェム、ルビー、ルベウス、紅玉……、紅玉ベリーだとリンゴと合体したようになるじゃん!

 悩んだ結果ラド(クリフ)ベリーとしました。

 ちょっと苦しいかなと悩みつつも決定です。

 慣れるまでは違和感がありましたが、今ではちゃんとラドベリーと間違わずに打てます!


 余談ですが、ついでにラドクリフという苗字もコソコソと検索。

 某有名俳優さんしかいないわけじゃないよね? と心配になりました。

 大丈夫でした。メジャーなお名前じゃないかもしれませんが、それなりに有名な方がいらっしゃるようでした。私が知らないだけでした。


 キャラクターの名前は、外国人の人気のお名前を検索して、なるべく無難なものをチョイスしています。

 ハクと執事バートンさんと侍女マーサさんは最初から決まっていました。

 パパはとにかくカッコイイ名前がいいのでレイナードに。

 長男はパパにちなんだお名前でレインかレイか、レンでいいかな?

 次男はイケメン設定が先にあったので、悩んだ末にリオルにしました。

 ビクターとヒューゴはクレマチスに「ビクター・ヒューゴ」というのがあるので、分解して使用させていただきました(^-^;

 まぁまぁ、そんな感じでなるべく奇抜な名前は避けようと、普通になるように気をつけています。

 精霊さん達は直感で悩まず命名してます。

 幼児の視点でわかりやすく可愛いものにしていますよ(*^-^*)


 このエッセイを読む人は少ないと思うので、読んでくれた方にコソッと裏話ですが、第4章ではついにエルフさんがやって来ます。

 さすがにエルフさんはそれっぽい長い名前がいいよねと、無い知恵を絞りました。

 


 そろそろバラさんのお話をしようかな。

 私が一番最初に買ったバラは「アイスバーグ」さんです。

 バラ自体は知らなくても、この名前に「ん?」と思った方もいるでしょう。

 有名な人気漫画に同名のキャラが出ていました。

 以降私もアイスバーグさんと呼んでいます(笑)

 1958年ドイツのコルデス社から作出された有名な白バラです。

 アイスバーグには色変わりの品種もあって、我が家には「ブリリアント ピンク アイスバーグ」と「バーガンディー アイスバーグ」があります。

 アイスバーグは棘が少なく、育てやすい人気の品種です。

 とはいえ、病気はそれなりに出ます。


 バラのお名前で気になるといえば、「アズナブル」「カミーユ」とか「ウィンダミア」とか、アニメで聞いたことがあるような? というものがあります。

 探せばまだあるかも知れませんね。

 もちろんアニメに影響されて名付けられたものではありませんよ。

 ただフランス・メイアン社の「ベルサイユのばら」を冠した本物のバラのシリーズは、漫画を由来にして作られています。興味があったら検索してみてください。これぞバラっていう感じのバラですよ。

 

 バラも流行り廃りが意外と早くて、後からあのバラが欲しいと思って探しても、もう買えないこともあります。イングリッシュローズに多いかな?


 我が家は寒冷地なので、日本のバラよりヨーロッパのバラの方が環境になじむ感じがします。ドイツ・フランス・イギリスのバラは育てやすいと思います。

 西日本で作出されたバラは環境に合わないのか、気難しくて弱弱しいものもあります。

 西と北ではやはり温度帯が違いますからね。日本は小さい国だけど長いんだなと実感します。

 アメリカのバラも意外と気難しい。でも面白いバラがあってつい買っちゃうんですよね。それで買ってから手間が掛かって悩まされると(苦笑)


 酷い時は、春先に新苗を買ってすぐに寒さで死なせてしまった経験もあります。

 同じように育てていても根腐れしたり、病気で死なせたり、老衰したり。

 それはクレマチスでも他の植物でも起こりえることですが。

 生き物ですから、さまざまな理由でダメになってしまいますね。

 だからって、そんなにたくさんではないですよ。

 年に2~3鉢はさよならします。


 今年の春先も「ペパーミント コルダーナ」というミニバラが死にました。弱いミニバラとはわかっていましたが、冬を越して新芽も出たのに……。

 多分根腐れだと思います。春先の野ざらし雨ざらしが良くなかった!


 それでネットで調べてみたら、ミニバラは大きなバラとは違うんだと初めて知りました。

 数百円で売っているミニバラは挿し木を5~6本挿して、その若い枝に無理に花を咲かせているんだそうです。

 なので花が終わったらお終いと考えた方が良いそうです。

 きちんとお手入れされる人は、買ってすぐに土を落して1本づつ鉢分けするんだとか。でもバラって真冬以外は根をいじっちゃいけないんですよ。

 真冬に鉢を買うんでしょうかね?

 バラ栽培もプチっとベテランに差し掛かったと思っていたけど、まだまだ知らないことがあります。


 ミニバラでは「トゥルーブルーム・レッドキャプテン」がお薦めです。

 ミニバラは地味に棘が多いですが(笑)

 

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