第21話 プライベート

俺の目の前には黒いラバーのヒトイヌがいる。

胸が大きく、腰がくびれスタイル抜群だが、手足は折り畳まれて短くなっている。

全身が真っ黒で顔は見えず、ノッペラボウ。

短い手足で俺に必死に抱きつき、まとわりつくようなキスをしてくる。

「そんなにキスしたら、唾液が詰まって窒息するぞ」

俺の忠告にヒトイヌは返す。

「だったら焦らさないで、挿れてよ」

俺はズボンを下ろすと、もう既に硬くなった俺のペニスをヒトイヌのゴムで覆われた女性器へと挿入した。

「あぁぁぁん、いい、いい、凄くいい、登きて」

俺は目の前のヒトイヌを抱きしめて目一杯、何度も突き上げる。

そのまま床に下ろして覆い被さり、フィニッシュした。

ヒトイヌは仰向けで短い手足を大の字にして寝転がって激しい呼吸をしている。


ゴムの女性器の中に出した俺の精液を綺麗に拭き取ってやるが、気を失ったようで動きがない。

その間に俺はある事を準備し、ヒトイヌを抱き抱えて移動する。


移動した先はお風呂。

俺は裸になりヒトイヌと一緒に湯舟に入る。

温かいお湯で目覚めたヒトイヌは、ビックリしたようで暴れるが、ギュッとハグをして声をかけた。

「大丈夫、お風呂だよ」

声をかけると落ち着つき、暴れるのをやめた。

俺は落ち着いたヒトイヌを見て、ハグをやめて湯舟に放してやる。


「ちょっと、待っ……… 」

『ザッパーん!』

ヒトイヌからは焦った言葉が途中で途切れ、湯舟にうつ伏せにハマった。

湯舟で短い手足をバタバタさせている。

しばらくその可愛らしく、湯舟を波立たせるヒトイヌを見て笑顔になり、少しすると助けてやる。


助けたヒトイヌの顔からは水が滴り、啜り泣く声が聞こえてきたので、頭を撫でてヒトイヌの背中側のファスナーを開けて中身を出してやる。

顔はヒトイヌと全く同じ黒いラバーのノッペラボウ。

ヒトイヌスーツから曲げられた手足を伸ばして出てきたのは、黒いラバースーツのセクシーな女体。


湯舟の中で、水に濡れた女体は黒光りし妖艶な雰囲気を醸し出す。

乳房の先にクッキリと勃起した乳首が目につく。

吸い付くと、黒いマネキンから吐息が漏れた。

そのまま湯舟の中で抱き合いキスをする。

徐々に互いに相手を求めるのが激しくなる。

黒いマネキンにはファスナーがない。


全身のあらゆるところを舐めるように触った俺の手は黒いマネキンの首元のラバーが合わさった隙間から彼女の中へと侵入する。

そのまま首元を大きく開き脱がせていく。

腕のところまで脱がせて、ようやく肌が見えた。


ノースリーブのトップスと一体となった全頭マスクを脱がせると、早苗の可愛らしい顔が現れた。

俺は早苗とキスをして、舌を絡ませる。




あの撮影で控え室へ向かう途中、早苗が俺に聞いてきたのは、演技の事ではなく、俺とのHの相性について。

早苗は俺と交わり、特別ものを感じたようだ。

俺も同じように早苗が特別に感じ、付き合うようになって今に至る。


俺は明日も早苗をヒトイヌにして、可愛がり優しく扱い、時に虐めて互いの愛を確かめ合う。



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