次の日
加地優也side
夕奈にしこたま怒られた次の日、俺は彼女が来る前に目が覚めたので、学校へ行く準備をしていた。なんでサボろうとしてないかって?それは昨日の彼女がクソほど怖かったから。もう二度と怒られたくないと、トラウマになるくらいだった。まぁでも今日たまたま起きれたから準備してるだけで、今後もこの時間に起きるつもりはあまりない。
そうこうしてるうちに夕奈が鍵を開けて、まだこっちが寝てると思ってるのかこっそり入ってきた。そしてリビングに入って、起きて支度している俺を見て...
「...え?起きてる...!?え?今日地球滅びる?
ってかなんでお...なんでもないわ」
「ん?なんだよ、俺が起きてちゃ悪いのか?後、最後の方なんて言った?よく聞き取れなかったんだけど...」
「うるさい、黙って。そうね、たかが1日、起きてる日もあるわよね。」
「...もしかしてまだ怒ってます?」
「.....早く準備して?遅刻するんだけど」
よかった、いつもと変わらない夕奈だ。まぁいつも良くないからあまり嬉しくは無いけど...
「はい、急ぎます。」
もうズル休みとかしないと心に誓います。
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西原夕奈side
昨日は怒りすぎたし大胆にも押し倒してしまったりして、悶え続けてたせいで、ちょっと寝不足気味だけど、あいつの寝顔みて回復できるからいいや。ほんっとに可愛いんだよね〜みんなには見せたくないくらいだよ。まぁ見れる機会なんてないだろうけど。
今日も合鍵を使って家におじゃまする。楽しみな寝顔、今日はどんな顔してるのかな!
そう思って入ったら、なんと起きてる!
あの学校絶対行きたくないマンが起きてる!
思わずびっくりしちゃったけど、よくよく考えたら寝顔見れないわけで...
そう思ってついなんで起きてるって言いかけちゃった。優也は気づいてないみたいだけど。
ほんとに、素直になれればいいのに、何故か優也を見ると何故か、本当に何故か素直になれず悪口とか言っちゃう...。
この癖直したいなぁ...
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