第23話 クラン結成
人外四人のパーティーだったのもあるが、流石に特殊ボスも余裕だった。
あの後、海鳥も死神も戦帝も少し驚いていたようだが、称号効果やスキルの性能、ジョブの性能などを見て、流石にこれがデメリットばかりのものではないと気づいたようだ。というか、デメリットなどほぼないに等しい。強いて言うならば、通常ボスと戦うことができないことだろうか。
第三のフィールドボスは
同時刻、とある部屋で女が悶絶していた。
「ネーミングセンスなんかねえよ!!!!!!!!!!!!!」
その後、いい時間だったというのもあり全員でログアウト。時鳥は風呂に入り、寝た。翌日は土曜だったので、朝起きると日課のトレーニングをやってからログイン。
「おはよう」「お、早いね!」
海鳥がログインしていたので、二人でドロップアイテムの選別をしていらないものは売却した。
「それにしても、今日で第五の街へ行ける見通しが立ったな」
「うん。流石にこのレベルならボコれる気がするよ。第五の街に行けばハウスもあるから、取り敢えず一息つけると思う。取り敢えず死神と戦帝を待とうか!」
「それにしても、戦帝ってリアルでもゲームでもかっこいいよな...」
「...アンタも言えると思うけど」
「ん?なんか言ったか?」
「なんでもない!って、来たよ!」
「おー、早いなお二人さん。時鳥は予想通りだったが、海鳥が早起きなんて珍しいな?」
「うるさいわい!ゲームするためなら起きれるの!」
「学校の時は毎日俺がトレーニング中に呼び鈴鳴らすまで起きないくせに...」
「それはあんたが早いだけだからね?」
「おお、死神。おはような!」
「ええ、待たせてごめんなさい。じゃあ、行きましょうか。」
四人パーティーは合流し、予想通り余裕で第五の街に到着した。
「ええ!? 戦帝さんと死神さんと海鳥さん!?」
「なんでそこ三人が一緒にいるの!?」
「おお、戦理帝と聖女!今からクラン作ろうと思ってな!」
「本当!?ビッグニュースじゃない!?」
「ブンヤまでいたのか...まあ、そうだぞ。記事にするなりなんなり好きにしな」
「噂の時鳥くんも入るのねぇ...同盟組まない?」
「気が早いっつーの」
そんなこんなで、俺たちはクランを結成した。
クラン<人外連合>。このゲームに、いずれ革命を齎すクランである。
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