第10話 職業試験9
どんなに足を進めても、その剣との距離が縮むことはなかった。
痛みで意識が朦朧としてくる。というか完全に痛覚制限無視してる気がするんだが...そんなときに、ふと彼は思いついたことがあった。歩いて駄目なら、魔力を使って身体能力を強化した上で走ればいいのではないか?と。速度が足りないのであれば、速度を上げればいいのではと考えたのだ。
鉄は熱いうちに打て。直様魔力を体全体に纏うように使用する。
<魔力強化・体を取得しました>
<魔力強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力強化・体のレベルが上昇しました。上限に達しました。魔力大強化・体に進化しました>
<魔力回復量上昇が魔力回復量大上昇に進化しました>
予想通りスキルが獲得できた。二十分後、レベルが上限に達し、上位のスキルを獲得する。ついでに変なスキルも獲得したようだ。回復量ねぇ...いつの間にそんなスキル取ってたんだろうか?
「まだ足りない...気がする」
少し痛みは落ち着いてきた。やはり何らかの条件が関係しているのか...?
<魔力大強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力大強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力大強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力大強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力大強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力大強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力大強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力大強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力大強化・体のレベルが上昇しました>
<魔力大強化・体のレベルが上昇しました。上限に達しました。魔力超強化・体に進化しました>
<魔力回復量大上昇が魔力回復量超上昇に進化しました>
<条件を達成しました。称号<魔力強化を修めた者>を獲得しました>
<魔力超強化・全を取得しました。魔力超強化・体は魔力超強化・全に統合されます>
<魔力回復量超上昇が魔力飽和に進化しました>
<MPが自動的に無限になりました。このステータス上昇にSPは使用されません>
その瞬間、俺の体は先程までとは比べ物にならない程軽くなった。
<魔力強化を修めた者>
条件:魔力超強化系統の能力をSPを使用せずに獲得する。
効果:魔力超強化・全を獲得し、その効果が通常の5倍になる。さらに、MP消費がなくなる。
はは、これは、強すぎるわ、まじ「...資格を得たようじゃな?」で...「おう」
「...試練達成じゃ。お主、まさかその称号を手に入れるとは...」
「?なんか問題でもあるのか?」
「...普通はそのスキルは自力で取れるようなものじゃないんじゃ。お主の持つ天性の才能と、STR、AGI特化ビルド...さらに魔法を使い続けたことによって自動的に得られている魔力回復量超上昇...そのおかげで一時間という短時間でそのスキルを獲得できたんじゃ。さて...む、時間切れのようじゃな。」
<シークレットクエスト・新進気鋭の規格外をクリアしました>
<シークレットワールドクエスト・魔王への道をクリアしました>
<職業試験を終了します。転移を開始します>
なんとか、走りきったようだ。
タイムは2時間5分21秒。勿論、世界記録である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます