第87話 なっちゃった、魔神(仮)

 圧倒。

 湧き出してくる暴の欲望に身を任せ、手足を振り、頭をぶつけ、噛みつく。

 一見すると無秩序でバラバラな動き。

 だが、それは周囲のものを破壊する為に最適化された無駄のない、ある種の武の極地に達していた。


 さらに、悪者必勝の【勧悪懲善プロモート・イビル】。

 自らを邪に堕とす【邪悪ユーベル・ズロ】。

 この二つのスキルとのフレーバー効果によって、さらに研ぎ澄まされ、魔界の神たるサタンを粉砕し、叩き潰し、蹂躙じゅうりんする。


「く、くそぉ……! 魔純水エリクサーで回復さえできれば……! 私がスキルを取り戻しさえできれば……貴様など一瞬でこの世界から消し去ってやるというのに……!」


 サタンは絶え間なく削り取られていく体を周囲の高濃度魔力で回復しながら苦悶の表情を浮かべる。


「ほぅ? スキルを使えればオレに勝てると?」


「あ……あたりまえだっ! 貴様ら人間ごときとは、存在自体の格が違うのだからな……!」


「へぇ? なら、いいぜ。回復してみろよ。ほら、行っていいぞ」


「ほ、ほんとかっ!? せ、せいぜい後悔するがいいぞ、にんげ……ぐはっ!」


 魔神の心臓が破裂する。


「って、ほんとに行かせるわけねぇだろ、ばぁ~か」


「き、貴様、一体なにを……!?」


 魔鋭刀。

 万年筆サイズでなら何にでも形状を変化させられる魔王の爪。

 アベルは、これを短刀ダガーやメリケンサックにしか変えてなかった。

 サイズ的には、たしかにそこらが妥当だろう。

 が、サイズってそういうものか?

 たとえばで考えれば──。


「こういう使い方もできる」


 目では見えない細い針。

 それが一直線に伸びて魔神の胸を突き刺す。


 すっ。


 そして、先端を拳サイズの棘だらけの球体へと変化させると──。


 バンッ!


 魔神の心臓が二度目の破裂を果たした。


「ん~、いいねぇ。魔鋭刀」


 さすがの魔神も焦りの表情。

 心臓を潰されたとあっては肉体の再生にも時間がかかる模様。


 ──アベルの倫理観。

 それには、いつもどこかで必ずセーブがかけられていた。

 やりすぎないように。

 ほどほどに。

 フェアに。

 オレは、その制限を取っ払っただけだ。


 そもそも、あいつはきれいに物事を片付けようとしすぎなんだよ。

 例えば、【一日一全智アムニシャンス・ア・デイ】。

 ここでは無限に使えるってのに、あいつはこっそり使ってやがった。

 理由は、「サタンに気づかれないように」。

 なんじゃそら。

 いいだろ、別に気づかれたって。

 最終的に勝ってりゃ、過程なんてどうでもいいんだよ。

 でも、アベルは心の奥底でどうしても「過程」を気にしてしまう。


 どうしてアベルは「過程」を気にするのか。

 理由はひとつ。

 アベルがビビりだから。

 自分が弱いことを知ってるから。

 だから、完璧に物事を進めようとして、逆に停滞する。


 巻き込まれた大悪魔のダンジョンにしてもそうだったよな?

 さっさと自分だけ脱出すりゃよかったんだ。

 出来ただろ、オレなら。

 でも、しなかった。

 理由は「仲間」がいるから。

 ハッ、くだらねぇ。


 地獄に落ちた時だってそうだ。

 下に落ちてたんだから、上に飛んで戻れば、それで済む話だ。

 でも、しなかった。

 プロテムとテスを助けるために。


 ローパーの国だって、大悪魔が襲って来ようがなんだろうが無視してりゃよかったんだよ。


 ったく……この三日間足らず、さんざん溜まってたぜフラストレーション。

 アベル、てめぇの偽善に振り回されてよぉ。

 だから、オレは。

 今から、その鬱憤うっぷんをぶつける。

 魔神に。

 そう。


 八つ当たりだ。



 【一日一全智アムニシャンス・ア・デイ】&【軌道予測プレディクション



 全智と軌道予測、二つのスキルを超連続で使用する。

 一瞬で魔力が費やされる。

 が、なんてことはない。


「偽モモ!」


「はい」


 偽モモの体は遠く離れた場所にあるのに、不思議と声だけはハッキリと聞こえる。


魔純水エリクサーをオレに口移しで飲ませろ!」


「命令を受諾」


 目の前にどろりと上半身を現した偽モモは、なんの躊躇もなくオレの顔を掴むと、唇と唇を触れ合わせて魔純水エリクサーを流し込む。


「んっ……んっ……ぷはぁ~! よっしゃ、これで回復だぜ!」


 一度カラになった体に、再び魔力がみなぎってくる。


「うっ、フィ、フィード!? ま、まぁ、ごうりてきではあるが……」


「オイっ! てめぇ! 役得すぎるだろ!」


 顔を真っ赤にしてあたふたするテスと、ガチ気味な怒りの声を上げるヌハン。


「ヌハン、スキルだ! 同時にかけるぞ、連発だ、ホレっ!」


「くっ……! 美女にキスされた上に、オレに指図すんじゃねぇぇぇぇぇぇぇえ!」



 【死の予告インスタント・デス



 大小数十体の死神がサタンの周りを覆い尽くす。

 小さいのはオレの出したもの。

 大きなのはヌハンの出したものだ。

 しかも、さっきヌハンが出したものよりも、はるかにずっと大きい。


「うっひょ~、これでまさに地獄の底──魔界にふさわしい景色になってきたなぁ。にしても、ビビリのヌハンがブチギレたらこんなにおっかない威力のスキルを使えるとはなぁ」


「うるせぇ! これは嫉妬じゃねぇからな! 絶対に!」


「しっとのちから、すごい」


「先生……ってか先生でいいのか? それともテスちゃん? も、うるせえよ!」


 死神たちが一斉に鎌を振りかぶる。


「うぉぉ、こりゃ……イケちまうんじゃねぇのか……!?」


 ブンッ。


 一斉に振り下ろされた死神たちの鎌は──。


 サタンの体に届く直前でピタリと止まると。


 ぐぐぐ……と死神たちが刃の部分を自分の両手に持ち変え。


 ザバっ──。


 全員が自身の首を掻っ切って消滅した。


「あああああ! ダメか! あんなすげえ光景、伝承の中ですら聞いたことなかったのに!」


「なぁに、相手は魔を司る魔神サタンだ! 次々行くぞ! トリス!」


「コケっ!」


「とびっきりのお見舞いしてやろうぜぇ~!」


「コケケェ~! グェグェグェっ!」


 

 【毒液ヴェノム



 飛び交う毒液。を超えた、毒の海。

 

 ザバッ!


 サタンの頭上から、見ただけで死への渇望が湧いてくるような色、そして匂いの禍々まがまがしい毒液が浴びせられる。


「ついでに喰らえっ!」



 【毒触手ポイズン・テンタクル

 【投触手ピッチ・テンタクル



「毒の出血サービスだっ!」


「グ……ギ……ギッ……!」


 かろうじて周囲に巻き起こした風で毒液を弾き飛ばしたサタンは、怒りの形相で睨みつけてくる。


「殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、ころ……ぐわぁあぁぁぁあっ!」



 【地獄の業火ヘル・フレイム

 【石化ストーン・ノート

 【邪眼イビル・アイ



 即死攻撃、毒、火炎、石化、麻痺。

 次々と絶え間なくスキルを浴びせ続けていく。

 


「殺す? そりゃ不平等だなぁ? だって、お前は死なないのに。お前は無限の残数を持ってるのに、オレたちは一機だけ。それで殺し合いなんて、どんなイカサマゲームだよ、なぁ? ま、お前は死なないとしても、こうして燃やせば熱いし、刺されば痛い。んじゃ、体が死なないんなら、心を殺すとしよう。なんせ時間は無限にあるんだ。根比べしようぜぇ、魔神さんよぉ? っと、遠隔攻撃ばっかってのも芸がなくて飽きるよなぁ? ってことで──」



 【高速飛行スピード・フライト

 【身体強化フィジカル・バースト

 【暗殺アサシン

 【斧旋風アックス・ストーム



 ザンッ──。



 短刀ダガーによる慣れ親しんだ攻撃で、魔神の首を斬り落とす。

 落ちた首は消滅し、代わりに体から新しい首が生えてくる。


「おえっぷ。トカゲかよ。しかしまぁ、こうしみてると結局……どうやらオレの方が、より【悪】だったみたいだなぁ? ん?」



 それからは一方的だった。

 回復しきらない魔神をひらすら削り続ける。

 魔力が尽きたら偽モモの口移しの魔純水エリクサーで回復し、また削る。

 その繰り返し。

 それがスキル【一日一全智アムニシャンス・ア・デイ】の描いた勝利への絵図だった。


 しばらくすると、ひとつの問題が浮かび上がってきた。

 反復作業による精神的な倦怠けんたい

 わかりやく言えば──。



「飽きた」



 オレのぽつりと漏らした言葉に、一同は唖然として固まる。

 だが仕方がない、飽きたものは飽きたのだ。


「あ、飽きたって……フィ、フィード……?」


 だって、もうはっきりとわかった。

 この勝負はオレの勝ち。

 魔神よりもオレのほうが強い。

 めっちゃ。

 圧倒的に。

 そしてオレのほうが、悪。

 そして【一日一全智アムニシャンス・ア・デイ】に聞いてわかったが、神は消滅しない。

 神を消滅させられるとしたら、神よりも上位の存在だけ。

 ただし、弱体化はするし、神格も奪われることもある。

 それだけ。


 要するに、オレは勝った。だが、それ以上に戦うモチベーションが湧いてこない。


 ということだ。

 元々、魔物たちの学校で「死にたくない」「クラスの奴ら全員殺して脱出してやる」という気持ちから生まれたオレだ。

 よく考えてみれば、オレは別に魔神に恨みがあるわけじゃない。

 そして、こうして魔神を削り続けていれば別にオレは死なない。


 というか。


 たぶん、魔神はオレだけは殺さないはずだ。

 だって、こんなに強くて有能なオレを天界の神どもにけしかけない理由がないんだから。魔神からしたら。


 そういうわけで、さっきまでは「消滅させてやる!」と息巻いてたオレだったが、この単調な魔神削りの作業に、もうほとほと飽き果ててしまってた。

 

 

 問.オレのままじゃ魔神はこれ以上どうにも出来ないんだよな?

 解.肯定。フィード・オファリングの悪の力では存在を削り続けることは出来ても消滅はさせられない。



 問.それが、アベルなら出来る……と?

 解.肯定。偽モモと同時に【聖闘気セイクリッド・オーラ】を叩き込めば神格を奪い取り、倒すことが出来る。



 問.その際の「倒す」の具体的な定義。

 解.神の力を一時的に失う。



 問.神の力を一時的に失うとどうなる?

 解.人間と同等の存在まで堕神する。



 問.でも人間とは違うんだよな?

 解.肯定。長い時を経て魔神は魔力を蓄え、再び神格を取り戻す。その間、魔界の魔力は減少するがいずれは元に戻る。



 これが、なんでも知ってる【一日一全智アムニシャンス・ア・デイ】くんの答え。

 オレじゃ、魔神は倒せないらしい。

 ハァ……醒めるよな、マジで。


「クソっ! 結局また都合のいいように使われてんじゃねぇか!」


 あ~! ムカつくっ!

 魔神を倒したら、そのまま体をずっとオレのものとして使ってやろうと思ってたのに!

 ったく……どうせアベルは、リサやルゥとかいう女どものために人間界に戻るつもりなんだろ?


 っていうか! 優柔不断すぎだろ、アベルのやつ!

 絶対二人ともオレのこと好きじゃねぇか、あいつら!

 さっさと手ぇ出せばいいのに「無事なとこまで送り届ける」だぁ?

 おまけに故郷には幼馴染の本物モモまでいるらしい。

 っつーか、パルもイケたろ、あれ。

 あ~、それからセレアナとかサキュバスとかも。

 それに……テスもなんか地獄に来てから妙に懐いてきてるし。

 ったく! どんなモテモテ野郎だよ、こいつ! マジで!


 にしても、まぁ。

 そういう「戻りたい」とか「送り届けたい」とか「守りたい」とか。

 オレには、そういう目的やモチベーションみたいなもんがなにもないからなぁ。

 

 ま、どうでもいいんだけど。

 アベルが帰ろうが帰るまいが。

 女どもがどこに行こうが、どこで死のうが。

 どーでもいーんだけどな、ほんと。

 マジで。


 ハァ。

 返すわ、体。

 飽きたから。

 くそっ!

 せめて女二人を弄ぶようなことしないでさっさと答え出してやれよ、くそアベル!

 てめぇの猫被った優柔不断っぷりが見てると反吐が出んだよ!

 いいか!? 決して、お前や女どものことを気にして戻ってやるわけじゃ……。




 ──戻った。

 ボクだ、アベルだ。


 キッ!


 フィードが延々と考え事を続けてるうちに、サタンの体がだいぶ修復されてきている。


(にしてもフィードのやつ、随分好き勝手言いやがってぇぇぇぇぇえ!)



 【透明メデューズ

 【高速飛行スピード・フライト



 ボクは、姿を消してサタンの背後へと飛ぶ。


 ああ、そうだよ、ボクはビビりだよ!

 ずっとモモの後ろに隠れて守られてきてた子供だったよ!

 でもなっ……!

 ビビリで悪いか!

 慎重に過程を大事にして悪いか!

 リサとルゥに好意を寄せられてるからって一旦放置してて悪いか!

 故郷に帰りたいと思って悪いか!

 ボクは、決めたんだよ!

 この力の使い道を!

 みんなを守るんだって!

 それが!! 

 そんなに悪いことなのかよ!!!!



 ガッ!



 【怪力ストレングス



 サタンの背後から両腕を回して全力で締め上げる。


「偽モモ! こいつをスキルで撃て!」


「命令を受諾」


 偽モモが、オレに押さえつけられ身動きの出来ないサタンの前に現れる。


「貴様……残滓ごときが……人間、ごときが私を討つなどぉぉぉぉおお!」


「今だ、撃て!」


「はい」



 【聖闘気セイクリッド・オーラ



 偽モモの拳がサタンの顔面を捉える、瞬間。

 オレはサタンを押さえつけている体全体から【聖闘気セイクリッド・オーラ】を放つ。


 聖闘気セイクリッド・オーラは、拳以外でも撃てる。

 知ってるんだ。

 子供の頃、モモと二人でよく実験して遊んでたから。

 これが、オレの最後の切り札。

 このまま神格を奪い取らせてもらうぞ、魔神サタン!


「うおおおおおおおおおおおおおお!」


「ぐっ……がっ……嘘だ……ウソだウソだウソだ……! わ、わたしが、人間ごときに……鑑定士コマごときに……神格を、奪われる、な、どぉぉぉぉぉぉっ!」


 神々しい光がオレたちを包み込むと。


 魔神サタンは──。


 消えた。


「終わっ……た? え、消滅……したの?」


 神は消滅しないって言ってたのに。


 少しの戸惑いを覚えつつ、ボクはみんなの元へと降り立った。


「おい、フィード……お前、魔神を倒した……のか?」


 トラジローに逆さに持たれたヌハンの頭が、半分引いた様子で声をかけてくる。


「いや、倒してはないと思う。魔神消滅しないって【一日一全智アムニシャンス・ア・デイ】が言ってたから」


「あ、そう……で、でも、これでオレたち、ここから脱出できるんだよな?」


 ヌハンの頭の中からは、トラジローが詰め込んだ魔純水エリクサーがちゃぷんと音を立てている。


「ああ、そのはずだけど」


「あれ? フィード、お前頭になにかついて……」


「ん?」


 頭を触ろうとする。


「あ、それ、ましんの、かく……」


 テスが、そう言いかけた時。


 ドンッ。


「あっ……」


 重たいヌハンの頭を持ったままだったトラジローが足をふらつかせてよろめき、ボクの足にぶつかる。


「っと……」


 その拍子でボクも体制を崩し。


 パクっ。


「あぐっ……ごくんっ」


 頭についてたらしい「なにか」が口の中に転がり込み、ついつい飲み込んでしまった。


「あっ……」


「え?」


「のんじゃった……」


「え、ボク、今、なに飲み込んだ?」


「ましんの、かく」


「魔神の──え?」


「かく」


「核?」


 シーン。


 よくわからない。

 よくわからないが、とてつもなく普通じゃないことをしてしまったことだけは、みんななんとなくわかる。


「お、おい、フィード……? お、お前、自分の状態見てみろよ……? ほら、鑑定士ってそういうの見れるんだろ?」


「あ、ああ、そ、そうだな……」


 棒読み気味で提案してくるヌハンの声に、棒読み気味の声で答える。



 【鑑定眼アプレイザル・アイズ



 名前:アベル・フィード・オファリング

 種族:魔神(仮)

 職業:鑑定士

 レベル:942479

 体力:5295660

 魔力:19563489

 職業特性:【超遅速レベルアップ】【倍算レベルアップ】【スキル進化】【スキル覚醒】【上限突破】

 スキル:【鑑定眼アプレイザル・アイズ】【吸収眼アブソプション・アイズ】【狡猾モア・カニング】【偏食ピッキー・イート】【邪悪ユーベル・ズロ】【死の悲鳴デス・スクリーム】【暗殺アサシン】【軌道予測プレディクション】【斧旋風アックス・ストーム】【身体強化フィジカル・バースト】【透明メデューズ】【魅了エンチャント】【暴力ランページング・パワー】【怪力ストレングス】【嘶咆哮ネイ・ロア】【地獄の業火ヘル・フレイム】【毒液ヴェノム】【毒触手ポイズン・テンタクル】【死の予告インスタント・デス】【邪眼イビル・アイ】【腐食コロション】【投触手ピッチ・テンタクル】【石化ストーン・ノート】【吸血サクション・ブラッド】【高速飛行スピード・フライト】【暗黒爪ダーククロー】【一日一全智アムニシャンス・ア・デイ】【勧悪懲善プロモート・イビル】【聖闘気セイクリッド・オーラ



 あ、うん、魔神(仮)……。

 ボク……魔神(仮)になっちゃったみたい……。

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