Yes,i Fine〈2020年誕生日独白企画〉
Yes,i Fine Ep1.K.Tsukishima
<Q.自己紹介をお願いします>
「えー、
※ ※ ※ ※ ※
【#1 About K.Tsukishima】
一同『あー』
桐生「すごく育ちが良い感じがする」
高梁「ほんとに。誰かとちがって」
南方「ん?」
御堂「生活能力ないし好き嫌いも多い。誰かどうにかしてくんない?」
水面「もうここまで来たら無理だよ~」
御堂「だよねえ」
土屋「宿舎解散したらどうにかなるんじゃない? 一人暮らしして覚醒! みたいな」
高梁「でも、ひとり暮らしはいやがりそうじゃないですか?」
森富「なんだかんだ、俺らのこと大好きだもんね、あの人」
<Q.あなたはどんな人ですか?>
「まず、争いが嫌いです(笑)。
競うことは全然良いというか、しょうがないもんだと思うてるんですけど、争いはほんま苦手で……穏やかに生きていきたいんですよ、オレ。
だから慰めるのとかは得意ですかね。
喧嘩の仲裁は……物による感じで。目の前でいきなり口論! とかだと割って入れないんであれなんやけど、宿舎とかで喧嘩しただろうふたりが、なんか謝れなくてうじうじしてるとこの背中を押すのは得意です。「謝ってきたら?」をすごく、的確なタイミングで言える自信がありますね(笑)」
「品が良い言われますけど、まったくピンと来てないんですよ!
だってうちのメンバーみんな礼儀正しいし、優しいし、人のこと思いやれる奴ばっかなんで、みんなもそうなんじゃない? って思うてます。
ただまあ、小さい頃は習い事をそれこそ週八とか九とかでやってたんで、染み付いてるものは多いんかなあとか。そういうことは考えたりしますね」
「……生活能力はないですね、残念ながら。
あの、家電は扱えます。理屈が分かっとるんで。洗濯機は回せるし、掃除機も使えます。
でも使えるイコール生活能力がある、いう訳ではないそうで……ええ、とても残念ですが……。
好き嫌いも多いですね……残念です……」
※ ※ ※ ※ ※
【#2 contemplate K.Tsukushima】
南方「この間あったことなんだけど、っていうかよくあることなんだけど、つっきーって疲れてると返事が『大丈夫』一辺倒になりがち」
一同『あるある』
高梁「いっぺんとー?」
南方「そればっかりになるってこと」
高梁「なるほど! わかります!」
桐生「何言っても大丈夫大丈夫って返すよな、確かにそうだ」
水面「前つっきーに『スタッフさんのお土産食べた?』って訊いたら『大丈夫』って返されて、え!? な、なにが!? ってなった」
御堂「これはひどい」
土屋「自分で言ってること理解できてないのか……」
桐生「のでさんってそういうときのつっきー、どう対処してる?」
日出「あー、……、……なんで俺に訊くの?」
桐生「付き合いがいちばん長いから」
水面「確かに」
日出「水面はどっこいだろ。……えーとね、俺の場合は無理矢理寝かせる、こうやって、」
御堂「ヘッドロック決めてんの!?」
高梁「それ寝かせるじゃなくて、落としてますよ!?」
日出「っていうのは冗談で」
森富「だよね!」
南方「でしょうよ」
桐生「真面目に答えてくださーい」
日出「寝かせるのはそうなんだけど、俺の意味の無さすぎる話をずっと聞かせてる。俺、意味のない話なら無限にできるから」
土屋「どんな技能自慢なの?」
森富「でもいちばん穏やかに眠れそう。日出くんが『どうしておさるさんって言うのにおいぬさんとか、おきじさんとは言わないのか』って話されてたとき眠くてしょうがなかったし」
土屋「なぜきじなんだ」
御堂「桃太郎だよ」
土屋「ああっ!」
南方「ちょっと突っ込むと言語学分野なんだろうけど、雑談で扱われる話題としては確かに眠すぎる」
日出「そうでもしないと寝ないから。昔からそう、睡眠時間ないと駄目なタイプなのにまず睡眠削るからね、駄目なんだよ」
水面「お兄ちゃんがリーダーに選んだからじゃないの?」
高梁「プレッシャーですか?」
水面「そうそう」
日出「えー……みんなも言ってたのに、ザ・リーダーだって……」
桐生「まあね」
土屋「それはそうだけども、だよ」
日出「言っとくけど俺は滉太がリーダーで良いとずっと思ってるし、滉太がいる以上滉太がリーダーじゃないは有り得ないと思ってるし、自分の選択に後悔も反省も何もない。だってそれは、滉太の今の、今まで努力を軽んじてることになってしまうから」
<Q.睡眠不足が最大の敵?>
「できる限りの七時間は寝たいなあ思うとりますけど、まあ難しいですよね(笑)。
最大の敵……なんやろか。飯食わんよりは確かにパフォーマンス落ちますけど、その、燃費は良いんで。休息とれないと、心の方がやばくなっていきますね。視野がこう、ぎゅーって小さくなるみたいな、道が一本道になるゆうか。
でもまあ最大の敵は、メンバーやないですか? あ、なんかこうゆうと誤解招きそう。
悪い意味じゃなく、自分に害をなす、ってことではなくて、自分でも想像できないところまで追い込んでくれるのがメンバーなんで、すごく成長できるんですよね。
やっぱり敵は、自分を成長させてくれるに限ります。最大の味方でもある訳なんですが(笑)。」
<Q.リーダーに選ばれたことにプレッシャーは感じてますか?>
「大分前の話を掘り返してきますねえ。ない、と言ったら嘘やし、ある、もまあ微妙なんですが……。
オレは、自分をリーダーに不向きな人材だと思っていて。っていうのも、オレって引っ張っていけるタイプやないんですよ。リーダーシップを発揮できない、そもそもリーダーシップがないかも知れないっちゅー感じなんで、日出から推薦されたときに『どこに目ぇ付けとんねん!?』とか思うたんですよね。
でもリーダーをやっていって考えたのは、read i Fineはリーダーシップを持つ人間をあんま求めてないんやなってことです。
船頭多くして船山に登る、言うやないですか。あんな感じで、全員が主体性を持ってグループの軸とは別の軸を持って、それで活動してるグループなんで下手に誰かが『こうしようよ!』って言ってもまとまらんのですよね。きっと。
曲に関しては侑太郎と亜樹が強烈なこだわりを持って進めてくれて、オレはそれを後ろで見守ってる。ダンスに関しては斎と透で詰めてくれるので、オレは細部までちゃんと表現する。歌に関しては桐生がえぐいとこまで引っ張ってくれるから、オレもそれに遅れをとらないよう付いていく。他のメンバーも色々考えてくれるから、オレはその全部をちゃんと汲み取る。
汲み取って理解して会話して、必要そうなら後押しして、それがオレのリーダー像ですね。
だからプレッシャーに関しては、リーダーシップが要らないと思った時点でもうそこまで感じてなくて、でもオレの持つリーダー像に沿ってるかを常に確認し続けてるって感じです」
南方「つっきーってオールラウンダーだから、どういうポジションに割り当ててもちゃんと全部上手いんだよ。普通にすごいなあ、って毎回思う」
日出「レコーディングのときとか?」
南方「うん」
土屋「レコーディングんとき、確かにすごい。第三のボーカルメンバーだよ」
水面「で、第五のダンスメンバーでもある」
御堂「ダンスはみんな上手になったよ。あと第三のラッパーでもあるしね」
桐生「俺、練習生のときにつっきーの歌が上手くて感動した思いであるもん」
森富「えいちゃんに言われるのなかなかじゃん!?」
高梁「なんの曲だったんですか?」
桐生「それは覚えてないんだけど」
日出「覚えてないのか……」
桐生「うん、覚えてない。でもなんか難しい曲だったし、それをここまで歌えるのすごいなーってめちゃくちゃ感動した」
水面「元々真面目なタイプだしね~、足りないとこ埋めてったら結果的にそうなった、みたいな感じでしょ」
土屋「足りないとこ埋めてくのがいちばん大変なんだよ……」
御堂「コツコツやってくタイプだよね。ひとと比べないで、昨日これできなかったから今日はこれをやろう、将来的にこれができるようになった方がいいからいついつまでにやろう、みたいなことをずっとやってる」
森富「メンタル強いよ、本当に」
南方「マジで強い。マジで訳分からなくなるくらい強い。常人じゃ意味分からないくらい強い」
高梁「ゆうくんも常人ってタイプじゃないですよ。でも同感です、折れないくじけない、くさらない、目的との距離感だけをずっとはかってる」
土屋「逆に言えばそこまでできるからデビューできた、ってことだな?」
桐生「穏やかな性格だから、下手にライバルとか作るよりも建設的に動けるってこと? 負の感情に囚われないよね」
御堂「とんでもなく陽キャだし。あれがいちばんよく分かんない」
南方「わかる」
高梁「ひとの顔と名前、すぐおぼえてわすれないんですよね? あれ、すごいです、超能力」
日出「髪型変わってても覚えてるのがえげつない、普通分かんなくなるでしょ」
森富「あと友達がめっちゃ多いっていうか、すぐひとと仲良くなれるとこもすごい。懐に入るのが上手いというか、Seventh Edge先輩と仲良いのもそういう気質? 性質が作用してる感じ?」
水面「Seventh Edge先輩はぼくらがバックについた頃には、もう既にぶいぶい言わせてたからね~。仲良くなってるの見て結構ビビった覚えがある」
日出「それな? なんか可愛がられてるの見て、え、ええ……? ってなった。ただただ困惑」
御堂「ぶいぶい言わせてた頃のSeventh Edge先輩とかガチで怖いときなんだよなあ」
南方「俺マジで避けてた。本当になんか、今はみんな良い人だって知ってるけど、当時は普通に怖くて」
高梁「歴史あり、ですねー」
<Q.ダンス・ボーカル・ラップ、今いちばん力を入れたいのは?>
「うわー……むずっ、なんちゅうむずい質問……! え、全部、全部はあかんよな、えーっと……。
順位をつけるなら、一位ダンス、二位ボーカル、三位ラップ、やんなあ……多分。
ダンスはread i Fineがダンスのグループってのがあるやないですか。ヤギリが元々『ダンスのヤギリ』言われてて、その上で更にダンスがすごいって評価も受けてるんで、これはずっと頑張らないとあかんなと思うてます。
で、ボーカルなんですけど、ダンスがすごいの次に来るのが『自作曲のグループ』なんですよね。本来そっちが先に来てほしいんですけど、アイドルは視覚情報のエンターテイナーなんでまあ多少はしゃあないですよ。ただ曲をメンバーが作ってくれとる以上、自分の実力を超えて、より上手く歌わないとあかんなと思うてます。ボーカルはダンスと僅差で二位ですね。
で、ラップなんですけど、やっぱりうちのメインラッパーふたり以上のものは出せないんです。これは単純な技量の問題ではなく、フィール、文化理解の話みたいなとこがありまして、侑太郎も亜樹もストリート文化を愛してるんです。でもオレはそこまでいけへんので、三位。頑張る気がないんやなくて、愛がない訳でもなくて、多分理解できない部分が多少あってそこの理解に時間を費やすくらいならダンスとボーカルを磨き上げたい、みたいな感じです」
<Q.友達が多いor人見知り>
「これは、選ぶんなら『友達が多い』。
本当に多い訳やないんですけど、連絡先交換とかあんませえへんタイプなんで、ただ気付くと顔見知りが増えてる感じ? あの、ひとの顔と名前覚えるのめっちゃ得意なんで、一回自己紹介したら次からは街ですれ違っても声かけれます(笑)。
根本で、人間がそこそこ好き、ってとこがあって。めっちゃ好きな訳やないですよ? そこそこです、これが肝なんやろね。
ある程度は興味ないです、ひとについて。やっぱ自分が引っ掛かるとこないと、普通に興味持てないんですよ。だから色んな話をして、引っ掛かるポイントを探り当てるみたいな、そういうようなことをしてますね」
「先輩の方が付き合うのが得意、とかはないです。と言っても後輩との付き合いも、最近はそう、あんまりないんですよね。残念ながら。
仲良い先輩は、Seventh Edge先輩ですね。全員仲良くさせてもろてます。全員の新居の内見とか行かせてもらいましたし、あ、オレ、霊感あるんで変なとこじゃないかって分かるんです。そういう力って信じるかどうか微妙やないですか、でもSeventh Edge先輩方は『ああ、そうなんだ』って感じですんなり受け入れてくれて、ええ人たちやなあって思うてます。尊敬してます、もちろん、本音です(笑)」
※ ※ ※ ※ ※
【#3 Sum up K.Tsukushima】
桐生「『月島滉太=○○』っていう形で結論を出せば良いのかな?」
土屋「いやでも一言で言うのむずいな」
高梁「今までしてきたお話の中で結論を出さないといけないんですよね?」
南方「全然建設的な会話はできてないからね、意見も言えてないし、ねえ?」
高梁「……なんでこっち見るんですか」
水面「今までしてきた話し合いからだと、リーダーとか、メンタル強いとか、陽キャとか?」
森富「全部そうだけど……選ぶの難しい……」
御堂「全部混ぜて激長単語を作る? まったく綺麗じゃないけど」
水面「綺麗じゃないのは避けたいな~」
日出「『リーダー』でいいんじゃないか? あとは全部、リーダーである理由みたいなものだし」
御堂「生活能力のなさも?」
桐生「いっちゃん、そこめっちゃ根に持ってるなあ……」
日出「完全無欠のリーダーなんて、read i Fineに似合わないでしょ」
御堂「まあそれは……」
南方「めっちゃご尤もですね」
土屋「となると、生活能力のなさが愛嬌というか親近感として作用してるのか」
森富「なるほどな?」
高梁「良い解釈の仕方ですねー」
土屋「手厳しいなおい……」
南方「あ、じゃあさ──」
日出「じゃあいきまーす。せーの、」
一同『月島滉太=“ぼくらの”リーダー、だ!』
<Q.月島滉太=○○?>
「月島滉太=平和主義者、です。
これからもずっとread i Fine全員で、不自由なく満足に、仲良く、幸せに、そして穏やかに暮らしていきたいです。
あ、もちろんその場には“&YOU”も一緒にいてほしいなあ。リファインのチームのみんなも一緒に、穏やかな人生を過ごしましょう。
そのために頑張るので、もっと成長した姿をみなさんにお見せできるように、理想のリーダーになれるように頑張るので、どうぞ引き続き応援よろしくお願いします~。すきやでっ」
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