瞬間の風景
病院帰り
久しぶりに
スマホで写真を撮る
特別ではない
いつもの空とか
道端の草木や影
そういう何気ないもの
だけど
ありふれているようでも
それは
その瞬間にしかない
風景なんだなぁ
そう思うと
残しておきたくて
ありふれたものこそが
実は何よりも
大切なものなのだということを
本当の意味で
その命の最期
瞼を閉じる時に
わたしは思い知るのだろう
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