それでも生きている
道はいつも平坦なわけではない
足元に気をつけて
しっかり歩かなくては
転んでケガをする
そんなこと
知っているといいながら
気を緩めると
同じような失敗や過ちを
懲りずに繰り返していたりする
馴染めぬ世間から落ちこぼれ
けれども
そんな自分を諦めずに
一つずつ
少しずつでも
次には
その次には
少しでも
マシな人間になれるように
〈恥の多い生涯を送って来ました〉
「人間失格」の書き出しを呟く
こんなわたしだけど
それでも
それでも生きている
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