お風呂にて 7

「かぽーん」

「なんですか急に」


 少し早めの風呂に入っている涼香りょうか涼音すずね


 そして後ろでいきなり訳の分からないことを言い出した涼香である。


「温泉の音よ」

「ただの風呂ですよ」

「かぽーん」


 また言った涼香の顔面に後頭部を押し付ける涼音である。


「むぐっ――涼音の頭が富士山に見えてきたわ」

「噴火しましょうか?」

「私も噴火してしまうわ」

「先輩のは噴射ですね」


 そう言って揺れる涼音。


 そんな涼音を抱きしめている涼香も共に揺れるのだった。

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