夏休み編 8月
檜山家の台所にて 3
夏休みのこと。
「さて、かき氷でも作りましょうか」
「シロップ無いですよ」
「それは困ったわ」
そう言って氷を一つ食べる
時刻は昼を過ぎた頃。二人とも宿題は終わっているためやることが無いのだ。
既にかき氷機は出しており、氷もある。あと無いのはシロップだけだ。
「砂糖と水を混ぜたら作れるっぽいですよ」
「――なら作りましょうか」
氷を噛み砕いた涼香が口を開く。
「え、面倒です」
「…………」
もう一つ、氷を食べる涼香であった。
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