第4話
本屋をみつけた。意味もなく入ったそこで床に落ちた本を拾い上げた。「ウンディーネの飼いかたと習性」表紙の写真をしげしげと見つめ、ぱらぱらとページをめくる。さして面白いこともなく少女はまもなく棚に本を戻した。店をでるときふとガラスに写った自分を眺めた。ウンディーネに似ていると思って、しげしげと眺めてぞっとする。似ているのではなくウンディーネではないか。捕まえられてしまう。今更の焦りに身を震わせて、ウンディーネは走り出した。
終末世界 瑠璃 @9387
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