第34話 機密部隊
「ルイ、よく聞いて。
この作戦は、あなたが頼りよ。」
ヘレナに託されたルイは
今、夜も明けぬ森にいた。準備中である。
実はこの作戦はルイの考案だ。
だが、この作戦にはかなりリスクが伴っていることを
ヘレナは意外にも快く了承した。
それが、一番不思議だったのだ。
(この人には疑うって気持ちはないのか ー?)
アルデラハンの大きな拠点は全部で6つある。
そのうち4つさえ抑えることができれば
この作戦の6割は成功したといえるぐらい。
だが、もしまかり間違えれば
その時は自分達は死ぬだろうし
国もろともなくなるだろう。
その恐怖や、不安を
ヘレナからは感じることはなく
なぜだか、”できる”という自信の方が大きかった。
そもそも、自分が転生者であることがわかったのだって
ヘレナの不思議な物言いから始まって
気付けばとんとん拍子に自分はヘレナの護衛だという。
(不思議な人だな...)
さらに、今
ー 自分は軍師として、ここにいる。
夢に見ていた状況がここに、ある。
手が、震えて、るのだろうか。
そっと手の平を見た瞬間
「手に”人”って漢字かけ。3回」
顔を上げたら、サスケがいた。
「お前、こんなとこいる場合じゃないだろ」
(人って”かんじ”?)
サスケはルイの手の平にバツのような印を書いた。
「...なんだ、これ」
「おまじない」
サスケは笑っている。
「その印あるだろ?それ3回書いたら飲むんだよ。」
「飲む?」
サスケは手のひらに何かあるみたいにして
飲み込んだ。
「ほれ、やってみ」
言われたことをやってみる。
手のひらに、ひ、とと。
3回。
グイッと飲み込んだ。
「....これになんの意味があるの?」
「はは、だからまじないなんだって」
サスケはルイの前に立っていた。
「やったな、軍師デビュー。」
「あ、あぁ...何か、実感ないや。」
頷いたまま、サスケはこれから行く道を見た。
まだ朝とは言い切れない時間だ。森の道は仄暗い。
「まぁな...ま、何とかなるだろ」
サスケは自分に言い聞かせてるみたいだ。
「お前も書いたら?ひと」
ルイは言いながらブーツの踵の泥を払い、腰掛け直した。
サスケは何も言わない。自分の足元の地面を少し擦りながら
ようやく口を開いた。
「...お前、怖くない?」
「何が」
「この作戦が失敗したら、どうしようとか
そんなこと。」
「怖くない。ー、と言えば嘘になるかもな。
はは。でも、俺は助けられた人間だから
少なくとも恩返しにはなるよ」
「お前もそんなこと言うのかよ」
サスケがおかしい。
ルイはサスケの腕を引っ張った。
「おい、お前どうし..」
「俺はこんなことしたくねー。
もう、知ってる誰かが死ぬのは嫌だから」
ルイはサスケの頭を抱えて、肩に寄せ
そのまま額をルイの肩に乗せた。
「聞け、いいか。
ー 俺は死なない。お前を助けて死んだのはロレンツォでもない。
あいつはどこかで生きてる。
だから、お前も絶対死ぬな。ー いいな?」
「...」
ルイは肩に乗ったサスケの顔を見た。
「おい、聞いてんのか?」
「...やだ、ルイ、かっこヨ...」
「 ー 」
ドン引きだ。
ルイの顔が真顔になってる。まずい。
そーっと離れてバックジャンプだ。
「わりぃーって! 俺は死ぬ気ねーから!」
言いながら、サスケはいなくなる。
そのいなくなる顔は、満面に笑っていた。
「んじゃ、のちほど〜」
「おう」
ー その時間は平等に、やってくる。
アルデラハンの王都内のとある高級娼館。
夜のひとしきりの泡を溶かした部屋からは
今、静けさだけが辺りに漂う。
その一室。
マリエルはすでに支度を整えている。
彼女自身が娼婦なのではない。
ここもまた、機密部隊の隠れ家のひとつだ。
マリエルはクレイトンの妻だ。
そして、今新たに任務に入っている。
クレイトン隊長お達しの任務だ。ー 悪くない。
けどさ〜、連勤3年とか、もう脳が死んでもおかしくないと思うの。
まぁ給料いいし、旦那はかっこいいし
自由だし、ご飯も美味しいしいいんだけどさ。
ーいいんですけど〜。
今回の任務はすごく長いし
知らない間に義妹は弟になっていたし
その義妹はヘレナ王妃になっていた。
嘘みたいでしょ?まじやで。おもろいやん。
思わず任務中だけど、顔見にいったよね。
ヘレナ様、めっちゃ可愛い。
なでなでしておいた。
おっぱい大きいからルイの時は遠慮したけど
とりあえず揉んだ。
やわこかった。(柔らかくてまじ天国:意訳)
あ、ども。
マリエルです。もうすぐここを出て馬に乗ります。
よく友人にはオッサンを具現化した女だと言われます。
お褒めいただき光栄です。
ですが。
言わせてください。
私は誇りある”腐”であると。
そんな顔は一切見せない、気付かせない。
それが私のジャスティスだからだ。
見た目だけは、立派なご令嬢風情よ。
その辺にいるニワカと一緒にはしてはいけない。
なぜなら私は既婚者ではあるが
その実、腐り切った女。
なぜそんな女が結婚などという対極に位置しているのか。
ー それは私が聞きたい。(迫真の謎)
いまだに謎なので、そのうち誰かに説明望む。
多分政略結婚だ。知らないうちに籍が移動していた。
ー 本当だって。
ちなみに報告書には妻子ありってなってるけど
子供はいない。え?虚偽報告? 私書いてないし。
知らんがな。
ちなみにそっち(男女のアフンアフン)の経験はない。
真っ白だ。洗濯したわけじゃない、ただただ純白だ。
しかし今日の下着は真っ黒だ。他意はない。
なんとなくエロそうだからだ。ーここ娼館だし。
腐り切ったこの心をいつでも満たしてくれるのは
そう、騎士団。
いや、もうなんていうか色々捗るのよね。
この機密部隊ってのは。
元々、人間観察が趣味のようなもので
父が機密部隊だった関係もあり
仕事を手伝っているうちに、フィオドア伯爵の目に留まり
入隊を進められ今に至る。ーと。
勤続5年目、当方22歳、腐海を漂うラフレシアとは私のことよ。
私は腐海にどっぷり浸かっていまして
毎日、心で拝み倒しているわけです。
今日も娼館にいらっしゃったアルデラハンの騎士の方。
チェックしまくったったわ。あの人は三番隊の副隊長ね。
彼、今週で3回目よ、お盛んね。
そして、私への妄想ご馳走様でした。
騎士団といえば。
アルフレート様なんて最たるものですよ。
彼を作り給うたケンドリッジ一族の方々は
天国行きが決定しているに違いない。無事成仏してくれ。
アルフレート様のご威光が示されたその数なんと
リアルで17人。
これはもう、新記録。世界新記録。1億点。
神の御業事項。いや、彼自身がもう神。決定。
だが、私は知っている。
言ってないだけで、思っている男、その数8名。
つまり、25名はアルフレート様にぞっこんラブ。
わかる、わかるよ、そっち方面の男子。
アレは卑怯。
歩く変わらない吸引力を持ちながらフェロモンを放つ神。
そして人じゃない、神だ。
いつも清い匂いがするもんな。わかるぞ。調べたぞ。
アレはカモミールっていうんだ。
カモミールも正式に3種の神器に加えたらいいと思うんだ。
長いお髪が切られた時は、その髪すら尊いでしょ。
とりあえず拝むでしょ。なぜ切られたかも知ってるだけに
その心がすでに尊い。世界に届け、この尊さ。
髪は真空パックに入れてから聖櫃に入れるべきだと思うんだ。
そして聖地巡礼のメインに添えるべきなんだよね。
保管用と観賞用と、免罪符的位置で。売ればいいよね。
買う。絶対買う。予約券30枚は固いよね。
ブッ込むでしょ、給料。
あ...引いてる?やだも〜。これぐらい普通でしょ。
腐海は沼よりいでて、底はない。
だが、どうだ。
世界は輝いている。世界にも拝んでおこう。
同じ空気吸ってると思うだけで、こっちが酸欠。
意識だけ別次元にワープしておこ。
けどね、私自身の話を少しすれば
(することなんてほぼないんだけど)
見た目がそこそこ派手で、大胸筋はほぼ絶壁なのだが
それこそ底上げフェスティバルすれば、ほれ。
盛るの、大事よな。
男性はそういう眼差しなわけですよ。
ちょっと綺麗な格好して小首を傾げたら
鼻の下が伸び伸びになるし
結構内輪の話してくれる。
こっちが勝手な妄想で絶賛大腐海物語中だなんて
彼らは気付かないんだろう、それがいい。
お口が固い場合は、まぁ方法は色々ある。
企業秘密ってやつで。
そうすると、騎士団の内部だけではなく
城内、国内の動きがバッチリ情報として入るのですな。
私の仕事はそういう情報を集めるのがメイン。
ま、趣味と実益がバッチリ相性がいいので
非常に助かっています。
旦那であるクレイトンとは隊長とその部下の間柄であったが
正直、話をしたことは一度もなかった。
私にとって、隊長は見るだけで充分で御供物感覚。
色々妄想の餌にさせていただいて
色々組み合わせた結果、今の所
アルフレート(受)のクレイトン(攻)しか勝たん。
これが至高にして王道という結論に我らの間では筋が通っております。
わからない人はごめんなさい。
腐っているのだと思っていただければ問題なし。
まぁ、隊長への妄想それだけで満足だったのだけど
3年前のある日ね、隊長が言うわけですよ。
「明日から、アルデラハン行ってほしいから
僕と結婚して」
って。
あ〜、そんな感じ?っていう。
結婚てなんだ。任務か、みたいな。
式も挙げてないし
ほんとかどうかはわからないよね。
結婚してんの?私。
まぁいいや。
けど、アルデラハンって言ったらあなた。
あの有名な、鉄壁超絶イケメン大王、カイン様っすよ。
有名っすよ。
笑わない王、ミステリアス。
なのに国民にはほほえむ謎。
うちの国の将軍といい勝負だけど
将軍は笑顔が爆弾王だからな〜。
ベクトルが違うっていうか...。
うちの将軍に関しては、後ほど詳細なレポートがあるから
お楽しみにしておいてください。
さて、アルデラハンの任務は
正直、そんな美味しい状況が巡ってくるだなんて
一欠片も思っていなかった!!!
まーじーでー。
テンション爆上げ案件で意気揚々と乗り込みましたよね。
私の仕事は、超絶イケメン大王の身辺調査と
その周辺の人間関係と情報統括の大まかな組織図。
アルデラハンでまず取り掛かったのは
ご令嬢の情報網に入り込むこと。
これが何より大事なのよね。実は。
だから任務も長くなるんだけど。
狭い世界の話は、ご令嬢たちが握っていると言っても過言じゃない。
まぁ、出るわ出るわ、アルデラハンの内部情報。
王カインは情報統括はできているようだけれども
人の口に戸は立てられないものね〜。
そこで、また知るわけですよ。
王カインの尊さを ー!!
知った時は思わず、土下座したよね。
まず、顔。
ん゛ん゛っ。いい。顔面が、いい。
面だけで勝負できるこの破壊力。
光ってらっしゃる。
太陽直視できないわ〜。
やばいわ〜。
あ、報告報告。
朝5時には鍛錬開始。
無意味に重い剣で30分素振り。
何、それ、どんなご褒美よ。
ぜひ、公開練習にするべき。なんならお金払います。
見せてください、お願いします。
直接見たわけじゃないから
どんな体しているのかわからないけど
あの体...只者じゃないわ。
あの王カインとぶつかり稽古に耐え得る男を選出したけど
やっぱ、うちの将軍かな〜。
けど、もう少し若かったら軍師かな〜。
トーマス?あの副将軍?
あれは別だから。あれは”専門”で強いから。
モニーク...あぁ、軍事バカ。
あの子、割と多彩よね。軍師といい感じにやってそう。
軍師に褒められて、頑張っちゃうタイプよね。
ふふふふふふふふふ。
今度腐女子会で提案してみよ〜。
最近入ってきた、うちの義弟でもいいけど...
王カインを下敷きにできるような男、となると。
義弟、いけるんじゃないか?
逆に新鮮。フレッシュ!!ー 来たな。時代が。
フィリップ宰相はダメ。
この前、報告で会ったけど
そのまんまうちの娼館でお泊まりだもの。
できないことはないけど...はっ!
フィリップ(攻)のアルフレート(受)というのもありなのでは!!
いや、ここにきての
アルフレート(攻)の ルイ(受)もなかなか...
すまぬ、義弟よ。
こんな腐った義姉を許してくれい。
あぁ、どうも妄想が尽きません。許せ、同志よ。
私は任務を遂行せねばならないのだ。
報告、戻りま〜す。
鍛錬が終わると昼まで執務。
ひたすら執務。
休憩は15分。
食べるものは決まって
鶏肉・野菜・ドライフルーツとナッツ。
もしくは
豚肉・野菜・ドライフルーツとナッツ。
昼ごはんに何かの罰を自分に課してるの?
そんなダイエット中の女子みたいな食べ物で大丈夫?
けど
そんなところも素敵。システマチックすぎ。
ドライフルーツはレーズンか、バナナか、いちじく。
ナッツは結構いろんな種類食べてたな〜。
そして、21時までまたひたすら執務。
その間、休憩なし。たまにお茶を飲む。
トイレから戻ってもすぐ執務。
頭おかしい。
王政、どんだけブラックよ。
その間に訪れる来客や、王政関係者との面会はあるけど
どれも30分以内に必ず終わる。
それ以上は絶対誰とも会わないし
私的に出かけることもない。
ちなみに3年だけしかデータを取ってないけど
私的なお出かけは一度もなし。
だからー。
うちの国の王妃ヘレナ様がいらっしゃったとき、国境まで
出迎えるなんて、あり得ない話だった。青天の霹靂。
天変地異の前触れか。
しかも、ダンスまで自分から申し込んだ。
このとき大広間で倒れたご令嬢は計6名。
(内訳:貧血1名、失神4名、吐き気1名。)
王カインが今までダンスしたのは
20年前の当時婚約者だった人(情報欠損不足)。
16年前、自分の姪っ子のデビュタント付き添い。
3年前、自分の母親(王妃)の退位のラストダンス。
以上。
うちの王妃もやるもんだね〜。
転生ってやつでしょ?
聞いたことあるし、うちの機密部隊にもいるよ。
今度紹介するね〜。
だからあんまビックリしなかったけど
ビックリしたのは、王カインの方だよね。
どうやら、王妃ヘレナを妻に迎える準備をしているらしい。
と、情報が入る。
ハァ〜ン?
じゃ、やっぱあの情報は本当だったわけだ。
『 王カインの 初恋の相手は ヘレナ・マルティネス・シュレーシヴィヒ 』
そして、私のこれからの任務が
その情報をもとに
王妃が出す答えになるのだ。
あ〜ぁ。
任務じゃなきゃ、色々捗るのにな〜。
しゃーねー。
いっちょやりますかぁ。
「アンネリエッタ〜ぁぁ?用意できた〜ぁ?」
マリエルは同僚のアンネリエッタを呼ぶ。
「え、無理。つけま、端っこ取れた。」
「任務(コレ)につけま、必要ねーべ」
「だって、どこかでイケメンにあったらどうする〜!」
「あんたの顔なんて誰も見てないって。」
「えぇ〜、でも〜ぉ、落ち着かん。
あと30秒で支度する!」
「先、行ってるよ〜ぉ。」
マリエルはフードのついた大きなコートを被り
階段を降りていく。
娼館のオーナー女将は微笑んで目配せしてくる。
マリエルもウィンクした。
裏口のドアにはすでにアナスタシアが立っていた。
「アンネリエッタは?」
「つけまと格闘中。」
アナスタシアは一旦空を見上げてから一言。
「ー、許す」
栗毛色の牝馬が3頭。
どの馬も駿馬だ。
マリエルは馬の首をさすりながら、アナスタシアと話す。
「 今日の予報は?」(準備はできた?)
「晴れ」(つつがなく)
マリエルたちの言葉には”意味”がある。
彼女たちの言葉は全て暗号のようだ。
「
(西のネルの馬は、もう出たよ)
「それなら
次の夜会に合わせてもいいかもね」
(機密部隊から、午前には公文書が届くとのこと)
「
(ヘレナ王妃は?)
「もちろんつけますわ」
(作戦中)
アンネリエッタが出てきた。
「お待たせ〜。」
「あら、ご機嫌よう、アンネリエッタ。」
「今日は待ちに待った
待ちきれませんわ」
(派手にやるぜ、いえーい)
マリエルがルイから受け取った袋から
素敵な袋に包まれ、リボンで括られた手のひらサイズの
荷物を一つ取り出して見せびらかす。
「ねぇ、これ。いい香りがしませんこと?
こちら、新発売する予定の”ポプリ”ですのよ。
まだ市場には出回ってないはずでしてよ。
ーどうかしら、欲しくありませんこと?」
マリエルの手に乗せられている。
アンネリエッタもアナスタシアも目をキラキラさせている。
もちろん、演技で、ある。
「まぁ、素敵。いただきたいわ〜」
「私も〜!」
二人にそれぞれ渡す。
「とーっても素晴らしいですのよ。
アンネリエッタは、可愛らしいお色のピンクを。
アナスタシアは気品漂うブルーを。
大事になさってくださいね」
その包みを受け取った二人はおもむろに
小さなバックにポン、と入れて
各々軽々と馬に乗る。
「久しぶりの乗馬ですもの。遠出が楽しみですわ」
「えぇ、”お兄様たち”とも現地集合ですものね。
早く会いたいわ。」
「アンネリエッタ。ー あまり羽目を外さないように、ね」
「はぁい」
和気藹々と、馬はゆるりと歩き出す。
彼女たちだってわかっている。
見張りがいたり、尾行されたり
盗聴まがいなこともされてきた。
今日も、今、されている。
だが、そこはやはり女性だろう。
毎日変わるその暗号も、会話の言葉遣いひとつ
日々進化する流行のように
彼女たちは受け入れて、自分達のものにしていた。
傍目には意味のない会話も
彼女たちには情報を交換している状態だ。
多分、アルデラハンの諜報部だってこの暗号は解けない。
ゆるゆると30分ほどおしゃべりしながら
馬を歩かせている。
ピクニックへ向かっている楽しげな令嬢たちの絵面だ。
街道へ通じる広い道へ、出た。
「あら、どうせなら競争いたしましょう?」
今、思いつきました感、満載でマリエルが合図した。
「まぁ、素敵!!」
「では、一番になった人が 勝ちですわ!」
3人は顔を合わせていたずらに笑う。
『 よぉぉぉぉ〜い、 ドン!!!!! 』
作戦の 火蓋は落とされた。
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