第30話 王妃、踊る


大広間にいるであろう、あまたのご令嬢の叫び声のような

驚嘆の声が響く。

ヘレナの方が叫び声を上げたい。

今ならきっと

恐怖映画の主演女優が狙える本気の叫び声を上げて見せる。







さらになんということであろうか。


王の

ピクリともしない表情筋が、ヘレナを見上げ、笑顔になった。


戦慄したのはヘレナだ。

(なんじゃ、その顔。)





またしてもご令嬢の声が上がる。

ヘレナの後ろで誰かが倒れたようだ。


大広間が動揺している。





だが、落ち着いてほしい。

動揺度で言えば

ここにいるヘレナの御一行様始め

当のご本人様が頭3つ突き抜けて、動揺していらっしゃるのだ。



そんな風に見えないように

ご教育いただいたメラニー先生も

きっと草葉の陰で感激に打ち震え泣いていらっしゃることだろう。



転生先が違えば、ヘレナはきっとどこかの大国の

かっこいい横文字の連邦捜査局に配置されて

宇宙人とか未知の生物のファイルを手に走り回っているに違いない。

もしくは24時間で凶悪なテロリストと追いかけっこをするかも知れない。

それほど、彼女の担力はある。


目の前で見たことのないオバケが出てきても

春先に多いおかしなおっさんの不意打ちポロリだって

ヘレナの表情は変わらない。

「ショボっ」

と、一蹴するぐらいの根性だって座っている。




それは、ヘレナ個人の話だ。






だが。


差し出された手を断ることはない。絶対、あってはならない。

ヘレナはカインを見る。





自分(ヘレナ)は背中に、国を背負っている。









これはヘレナ達の想定外の話だ。



クレイトンの引き攣った顔が思い浮かぶ。

(王(カイン)は夜会でダンスは今まで3回しかしていないのに...!!

 20年前に一度、16年前に一度、3年前に一度っきりだ。)





アルフレートは気を失ってないか心配だ。

(な、何が起きた!?ー )




ルイもサスケもきっと、ドン引きのはずだ。

(...ガチ勢1名追加で。)




サスケはヘラッと笑うかもしれない。

(後でシメられそうだ)













『  私は  女帝  』


ヘレナの女帝スイッチは完全に押しこめられた。

(そうね、ふさわしくありましょう。)










ヘレナは差し出された手に自分の手を乗せた。


その手を取ったカインは、立ち上がり大広間の真ん中へと移動した。

不思議と歩幅を合わせてくれている。




そしてヘレナは重大な事実に気付いてしまう、

女帝ではある。

女帝として、振る舞っている。




が。





(私、は、初めてのダンスなんですけど!!!)







まさかファーストダンスが、他国の王とは

こりゃまたハードルがぐんぐん上がる。

(おいおい、ナンシー、天井知らずだぜ)





顔だけ余裕たっぷりである。




周りの人間は普段では決して目にすることのない

その世紀の出来事を目の当たりにして

手に汗にぎった状態だ。

最強、最高、こんなウルトライベント決定戦、見逃せない!

家を昼に出てよかった〜。と、皆思った。

(これは夜会です。)



その姿だけでも美しいヘレナが、動くところが見たい。

しかもあの王自らが、ダンスを申し込むだなんて

明日のニュースはこれで持ちきりに違いない。

帰りに取材されるかもしれないから

今からコメント用意しておこう。




皆、注目している。








大広間の真ん中に、王とヘレナ。



ホールドされた背中の手の熱さでヘレナは

自分がこれからファーストダンスであることを自覚する。

こんなのも初めてだ。

自分の左手をカインの右上腕の上に乗せるのだって

なんというか、不思議な感覚だ。




手を握る強さは卵を持つような...ヘレナは思い出していた。

記憶が無事戻ってきて、本当によかった。

体は問題なく動くだろう。

さっきアンに見てもらったのだ。





ダンスの時間は無駄だったが

自分にとっては大変楽しい時間だったことも思い出した。





ヘレナの想像だけの世界では





超お金持ちで

頭のお出来もよろしくって

髪がサラッサラで

身長が180センチ以上あって

運動神経すらも神懸かっていて

顔はもちろん誰もが認めるイケメンで

どこで売ってるのかわからんようないい匂いの柔軟剤か

フェロモン的かぐわしさで

なんでかわからんけど

自分が欲しいものとかエスパーで気付いてくれて

ご飯どこ行く?って聞かれた時

どこでもいいよ、というこちらの

本当はラーメンとか餃子は無しだというガイドラインに気づき

「じゃぁ、うーん、パスタね」

と、シャレ乙なご提案ができて

時々、ちょっと強引な感じで攻めてくるような

そんな獣的、野生味溢れた面を持ち

それなのに、帰したくないとか上目遣いに言ってくる甘えん坊で

しっかりキメる時はキメにくる

そんなー。

最強のスーパーマン並みのダーリンが ー。



ヘレナのダンスのオトモだったのだ。

欲望がマトリョーシカのように重なるハーモニーを奏でる。




(想像力は人を強くするのだ。お嬢様方も、よく鍛えるように)








ヘレナは今、そんな殿方ではないけれど

姿かたちだけはそれっぽく見えなくもない男と

ダンスをする。

薄目で見れば、イケそうだ。






ー ヘレナよ。それ、王やで。

大広間にすら浮かぶ裸族の神々も、呆れ顔だ。










オーケストラが曲を演奏し始めた。

組曲。




( ー、この曲...)

ヘレナは舌打ちしそうになった。



周りの招待客はあまりピンと来なかったようだ。

ワルツだ。

そう、有名なワルツ。ただし、ここでは誰も仮面などしていないだけ。



だが、曲の内容を聞けば

それはあたかもヘレナのことのようだ。


信頼する夫に毒を盛られ、舞踏会の中を苦しみもがき死んでいく妻の曲。

曲調は煌びやかに力強く始まる。


重々しく、感情の交錯するような音が

螺旋を描きながら天の神々へ訴えかける。



(...なんつー選曲。)






この音楽の重さといい、作為的な曲を選択したのは王か ー。


ヘレナは心底、この王という生き物の

底意地の悪さを感じる。

ヘレナの視線はカインの右頬と外気の境界線だ。

しかも若干薄目である。

(あやつの顔なぞ見ていません)




緩やかにステップを踏み出しながら

大広間の中を自在に回る。

カインもダンスは上手らしい。

リードが巧みで、ヘレナはつまずきを感じない。


そのステップはまさか、ヘレナがファーストダンスだと

ここにいる人々は露にも思わない。



スイングしつつ、大きく揺れた瞬間に


カインはわざとヘレナを引き寄せて言った。
















「 ー 会いたかった」



二拍ほど遅れて、ヘレナはカインが

何か言ったと思った。




「?」



カインはほほえんで、もう一度

次は耳元で言う。








「 会いたかった、ヘレナ 」
















その発言は今まで聞いた中で

一番、ヘレナの頭を混乱させて、

ヘレナの心を激しく揺さぶる。


(なんて 言った ?)









曲が転調する。

優雅な曲調になる。



カインはヘレナを見つめたままステップを踏む。

ヘレナもまた、ステップを踏む。

互いに揃えようとはしていないが

歩調も曲も自然と合わせたかのようにピッタリだ。





ふと、優しい目をするカインに

ヘレナは不安しか浮かんでこなくなる。




(は? え? 会いたかった、て ?ー)






そして握られた手が少し強くなる。

カインは、ほほえんだ。


初めて、見る 王ではない 目をした 男。



その瞳に見つめられたヘレナは

鮮やかにその瞳の色を、確認した。














それは




ヘレナの記憶の奥底にいた。

だが、その記憶の形が音でかき消される。

(何か、何か思い出せそうなのに...)

























男はヘレナをまっすぐ見つめたまま

握った手に、背中の手に

少しばかりの力を入れて

まわる音の中で、静かに言ったのだ。



















「ヘレナ。ー 俺は将軍となり、王となった。

 



 約束は守った。




 ー あなたはどうだ? 」











音の渦がヘレナの心を飲み込んだ。







曲が終わったのを気付けないほど

ヘレナは呆然としていた。

踊り切った達成感か、王の発言か

そのどちらもだ。

歓声と拍手の喝采により、ヘレナはようやく気付いたのだ。


(言い知れぬこの胸のざわめきはなんなんだろう。)






カインの表情はまた元に戻る。

表情筋は死んだようだ。


(今目の前にいるのは、誰だ? ー)





ダンスの礼をした後、顔をあげると

カインと目が合った。


口元は微かに微笑んでいた。






すぐにクレイトンが駆け寄ってきた。

「クイーン・ヘレナ。こちらへ ー」


言われるがまま、ヘレナはクレイトンにエスコートされた。



逃げるように人混みを去る。

大広間を抜けた先に小さな部屋があった。

どうやら、休憩できる部屋らしい。


部屋に入ると、アンが控えているだけだ。

クレイトンはすごく焦っているようだ。

ヘレナを椅子に座らせた。


「クイーン・ヘレナ。


 大丈夫ですか?」




「た、たぶん?」

いつになく気弱な、少女がそこにいる。

回答すらおぼつかない。




クレイトンはコップの水を手に、ヘレナの前にしゃがんだ。

「ー水を。


  クイーン・ヘレナ。


  王に何を言われましたか 」



コップを手にしたヘレナはその中の水を見つめていた。


「ー、おかしな話なの。

 あの人、私に会いたかったって言ったのよ。


 そして

 約束がどうのとか..」


ヘレナの動揺が見て取れる。



クレイトンの顔色が変わった。



「ーサスケ、報告を」

「りょー」


いつの間にいたのだろう、部屋にはサスケがいた。

正装していたはずの服はすでに脱いでいて

シャツとズボンだけになっていた。


そして、サスケはヘレナの前にしゃがみ

ヘレナを見上げた。

「ヘレナ様。ー お疲れさん。ー 綺麗だったっすよ」

そう言って、ヘレナの膝にどこで拾ってきたのか

プランタンリリーを一本、置いた。ギボウシである。



白の多い藤色だ。




その花を手に取ると、良い香りがした。


ヘレナの心はなぜだか急激に

我を取り戻し始めた。

「それ、ギボウシって言うんすよ」

しゃがんだままのサスケは首を傾げてヘレナを見上げた。





きっとサスケのことだ。

どこからか引っこ抜いたのだろう。

だが、彼の選んだ花の花言葉の意味を

サスケが知っていてそれを選んで抜いたとしたら

その取ってきた行為も多少、許せる。




  ー ”落ち着け”





その花言葉にヘレナは口元を抑えずに笑ってしまった。

サスケもウィンクした。





「クレイトン隊長、この後もう一回

 あると思いますよ、アレ」

サスケはニコニコしている。


「ー そうか。ではその後に」



クレイトンはため息とも深呼吸ともつかないような

息を吐いてから、ヘレナに向き合った。


「おそらく、王は ー。


 ーあなたのことを全てご存知のはずだ。

 そうでないと信じていたが...


 今は時間がありません。ークイーン・ヘレナ。


 どうか揺さぶりには心を惑わされぬように ー」



クレイトンはヘレナを見つめる。

(こんな、少女のような王妃は初めて見た。

 落ち着きを取り戻したとは思うが

 ー大丈夫か?)

だが、ここはアルデラハンである。


なんとしてでも、ヘレナが自分で立て直してもらわねば。




と ー。





ヘレナはコップの水を一気飲みだ。かっこいい。

器官に入らないように気をつけて!!



「 ! 」

クレイトンはびっくりだ。

サスケはアンからお茶を受け取っていた。




「っはー!!!!っ...ちょっと..


 ちょっと、あの選曲聞きまして?!

 馬鹿にしていると思いませんこと?


 こっちはファーストダンスだって言うのに!!


 私のことを調べていたのなら、それぐらい知っているはずだわ。


 もっと可愛いワルツがよかったのに!」




じょ、女帝?...ど、どしたん。

クレイトンの心配していたようなことはない。

サスケの持ってきた花は何かの呪いでもあったのか

ヘレナの心をえらく落ち着けた。


実際のところ、王から受けたプレッシャーなど

ヘレナにしてみれば揺さぶりにすらなっていない。

(アレはきっとわけわからんことを言って

 私を混乱させつつも

 なんとなくそんな雰囲気にさせようとしただけよ。


 ふふ、そんな手に乗るわけないじゃない。)



...。理解の仕方が激しく大雑把。

拗らせ方のクセが強い。



そんなことよりもヘレナは

このファーストダンスが無事終わったのに

あの玄人好みな選曲がご不満だったらしい。

ズレ具合が逆断層並だ。



「か可愛い..?」

クレイトンはなぜかヘレナが愛おしくなっている。


「あ、クレイトンお兄様?、ああの、と、言いますか、あの」


ヘレナは思わず自分が可愛い曲を所望していたことを

言ってしまったのが恥ずかしくなった。



「可愛かったですよ。十分」

クレイトンはほほえんだ。

可愛い、というのをここで言うべきではないのはわかっているが

そんな姿は、我が妹とみればこの上なく、可愛い。




「自国へ戻りましたら、ぜひ、可愛いワルツで

 私と踊ってくださいますか。」


クレイトンはヘレナの前で片膝をついて

アルメリアを差し出した。



ー ”心遣い”、”思いやり”



ヘレナは耳まで赤くして恥ずかしがったが

クレイトンがダンスを踊ってくれるという約束に

今日の選曲のことは見逃してやることにした。



(クレイトンお兄様まで、どっかの花瓶から

 引っこ抜いて来たのではないでしょうね...)

自国の騎士が盗人とは情けない。

女帝としては抜いてもいいから、代わりに駄賃を置いといてほしい。




「王は、私に”会いたかった”と言ったの。

 ーそして、自分は王となって将軍になったから

 約束を守った、と。」


ヘレナは冷静になっていた。

そして、記憶の痕跡を辿り始めている。



あの音の渦の中ではロマンチックであり

まるでこれから大きな事件でも起きそうに思ったが

今思えば、あれら全てが作為的にも思える。



(あの笑顔は怖かったわ。ー)



「クレイトンお兄様、大丈夫よ。

 ーこれぐらい、なんてことないわ」



女帝は完全に持ち直している。

アンがお直しをすると言うので、ヘレナは手を取られ

奥の小部屋に連れて行かれた。


その時、ルイとアルフレートが部屋へ入ってきた。



「ー ヘレナ様は!」

アルフレートは気が気じゃない。

まさか王がこんなことをしてくるとは思っていなかった。

思わず剣の柄を持ち身構えてしまったのを、ルイが手を抑えた。


「兄さん、義姉さんに渡しておいたよ。アレ」


ルイは笑っていた。クレイトンも短く礼を言った。

「ー で?」

クレイトンはルイに目配せした。


「うん。間違いない。」


「そうか。サスケには報告へ行かせる予定だったが

 もう一度ありそうなんだ、王の動きが」


「え」

ルイはサスケを見た。サスケは両手を広げ

そうだ、と言うようだ。

(王は何をしようとしているのか...)






ヘレナが出てきた。

今宵の彼女は人間じゃないようだ。

星の中に現れた、美しい女神。

ルイを見つけて、ヘレナはほほえんだ。


(アレが ー 自分だったとは、思えないなぁ...)

「ダンス、とてもお上手でしたよ。ヘレナ様」

ルイはほほえんで、礼を執る。



「あら、ご覧になってたの?ふふ、ありがとう」

ヘレナの笑顔にルイもつられて笑顔になる。


(ほら、星がこぼれそうな笑顔だ。)

ルイはやっぱり思う。

(自分じゃ、あんな笑顔はできないな)




アルフレートはヘレナを見たまま、動けないでいた。

遠くで見るより、近くで見たら

その美しさと神々しさに、胸が震えた。


気付いたヘレナは、アルフレートを呼ぶ。



「アルフレート? ー 女性を待たせるなんて

 失礼じゃないこと?」

ヘレナはアルフレートの手にある花を見て言ったのだ。


ジャーマンアイリス。

白と薄紫のグラデーションの美しい花。

いつからアルフレートは持っていたのだろうか。

例によって、一本だけ...。


呼ばれたアルフレートは、恭しくヘレナに礼を執る。


片膝をついたアルフレートは花をヘレナに手向ける。

ヘレナは悪戯顔でその花を受け取りながら、アルフレートに聞く。



「ーいい香りね、アルフレート。

 このアイリスの花言葉は存じてて?」


「は。ー ”使者”です」




ヘレナはほほえんだ。

そうだ。女神イリスのことを模した花だ。

彼女は神と人を結ぶメッセンジャーだった。




ー アルフレートが後ろへ下がった時

サスケはアルフレートに寄って小声で言う。


「うちの国じゃ、その花はこう言われてんだ。

 ”幸せは必ず来る”」


アルフレートはサスケを見て、照れたように笑った。

(ま、”忍耐”って意味もありますけどね...)

サスケも笑っておいた。




ルイがヘレナの前に立つ。

「ー俺がこの場にこうして立てるのは

 ヘレナ様のおかげです。ー」

片膝を付く。


薄い緑がかった白いレースフラワーの束だ。



ー ”感謝” ”可憐な心へ”





ヘレナのほほ笑みは爆発している。

その原因はここにいるみんなだ。


殿方から花を贈られ

その心遣いの意味することを知り

背中を押されたような気持ちになる。



こんな気持ちは、女帝の頃にはなかった。

ー いつも、孤独だった。

(私は幸せ者ね、ナンシー)





クレイトンだけが、冷や汗をかいていた。

(最初にあなたの薔薇は渡しましたよ!!!)

将軍に言い訳作成中だ。





「 ー アン。」

ヘレナはアンを呼んだ。

手に持つ、花々をアンに手渡し言う。



「この花々を私につけてちょうだい。 ーこれも」





赤い薔薇を中心に、色とりどりの花が

ヘレナの銀の髪を飾り立てた。



小部屋のドアがノックされた。

正装した側近が告げる。


「ー ヘレナ様。 バルコニーで王がお待ちです」




(ふっつーのご令嬢の立場ならな〜ぁ

 ウッキウキやんけ、このシチュエーション。


 ふふふ、ダメね。私、この状況が楽しいみたいだわ。



 初めてのダンスがアレで、憧れのバルコニーでの


 語らいとやらもアレになるわけね...やれやれだわ。)






ヘレナは立ち上がった。






「さぁ、参りましょうか。ー。



  あら、そうだったわ。...」


臣下に向かって

女帝は思い出したかのような振る舞いで

静かな威厳を示す。


彼らは皆、片膝をつき

女帝の発言を待った。







遠くで聞こえる音楽。

ほのかな花の香り。


ここはこれから女帝の独壇場。




























「 ー あなたたち、”花”はその辺から引っこ抜いたのでは

  

  ないのでしょうね。」











女帝は臣下たちを見て、ほほえんだ。

サスケだけが、そっぽを向いた。











  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る