第28話 本音と建前


「ヘレナ様。ー 城までご一緒にご乗車ください 」



カインの側近がにこやかにヘレナに言う。




(はぁ? めっちゃ嫌なんですけど)

ヘレナの手には国では一度も使用したことのない扇が握られている。

その扇は、ドレスとそろいの若草に金の刺繍入りだ。



扇をそろ、と静かに開き

ヘレナはほほえんだまま、クレイトンの耳元へ扇を寄せ

耳打ちをする。

その所作の意味するところ。




側近、てめー直接お前なんぞに口きいてたまるか

お前脳みそ沸いてんのかムーブである。




なんとも天界級の上から目線ムーブである。




だって、女帝ですからね。

ここは去勢の張り合いみたいなところだ。

偉そうにするのが、女帝の役目である。


求められる女帝としての所作はあくまでも

触れ難き唯一の”威厳”だ。




ヘレナは声を小さくして聞いた。


「クレイトン、私彼らの馬車に乗った方がよろしくて?」

所作と声の温度差にクレイトンは心で微笑んだ。

クレイトンは表情をそのまま小さく頷いて見せた。



ちら、と扇の端から側近を見ればそれこそ笑顔が固定化されている、

(まぁ、よく躾されておりますことよ)

女帝の嫌味ムーブも顔を出し始めた。


扇から覗くすみれ色の瞳は細められ

口元は見えない。


この表情を読み取らせないぞ、と言うのは社交礼儀だが

ここでは明らかに違う。



『 女帝の御前である。ー 控えよ 』




クレイトンが一歩、踏み出て

側近に礼をして、告げた。


「  ”応” ー と」





側近はこちらへ、とヘレナを恭しく

丁重に引率する。


無駄な緊張感を女帝は演出しているのだ。



あの馬6頭引きの趣味の素晴らしい馬車の前へ行く。

(ー 金 と 黒... )

ヘレナはしばし見上げて、すぐに視線を戻した。


カインはすでに馬車の前で待っていた。

馬車のドアが開かれて

カインはヘレナに手を差し出した。


(マナーだってわかってるけど、何だろ、スッゲェむかつく。)


ヘレナはほほえんで小さく

頷いてみせる。

こちらだって必要のない言葉は発しない。

ー すべからく、当たり前なのだ。


カインの手のひらに自分の指先だけを乗せた。



馬車の中は恐ろしく快適で

こんな馬車なら、何日でも旅に出られそうなぐらいフカフカだった。


王妃である自分の馬車がわりかし質素なのは

自分がそう指示していたからでもあるけれど

お尻にあたるところにクッションを縫い付けてあるのは

何だか新鮮な感覚だった。



馬車の中で、カインとヘレナは二人きりだ。



ーここでは、男と女。

甘い何かが取り交わされるだなんて発想は捨てねばならない。

静かに戦いは始まっているのだ。




「 この度は、お招きいただきまして大変光栄でございます 」

ヘレナは招かれている身である。

まずは真っ当なご挨拶だ。



カインは首一つ振ることなくヘレナを見ている。

この男は、そういう男なのだと思う。

と、言うよりも


自分は王だから

自分からへり下ることも

ご機嫌取りをすることも、ないのだ。



だが、その姿こそ

この大国を引っ張るだけの器と、自信に溢れている。

誰かに媚びを売る必要もない。

かと言って、ふんぞり返っている雰囲気もないのだ。

そんな姿は、皆に安心を与えるのだろう。

動かざること山の如し、である。



カインの髪は黒かった。

この辺一帯の人間には珍しい色ではある。

大体が、茶色か金の髪色だ。

ヘレナはアルデラハンの国王は前の王しか知らない。



前王は、威厳のある人で

こめかみから鼻の下そして、顎にかけてまで真っ白な髭をたくわえて

顔の皮膚面積の方が少ない印象だった。

ただ、目つきはカインと同じだ。


目つきは冷たい印象はあまり受けないが

だが、容易に受け入れてくれるような優しさはない。



ヘレナは対面の男を見ることを憚られた。



女帝である。

ここでは立場は同等なのだ。

例え、自国が小さくとも。




ヘレナは自分の膝上に光る扇を見続けている。

こんな時のヘレナはだいたいナンシーに声をかけている。

(あー、帰りたいんじゃ〜、ナンシー)

とか

(ニンジャの技、見たかったな〜)

とか

(暇だし1+2+3+4+5+6+7+8+9+10でもやるかぁ〜あ)

と、考え始めた時。



「 今回の輸出・輸入に関しての再検討事項の資料は


  あなたが作成したものだと聞いた 」



(ー この人、喋れるんだ...)

ヘレナはまずそう思った。

そして次に思ったのは、低く落ち着いた声だ。

抑揚はないが聞き取りやすい。



顔を少し上げればカインは頬杖をついたまま、窓の外を見ている。

(腹話術の人形かなんかがしゃべったのかしら)

カインの行動はいちいち、癪に触る。


「えぇ」


ヘレナは答える。

(この男。自分の見目の良さを自覚しているわ。

 それは、まぁ認めてもよろしくってよ。

 

 えぇ、えぇ、イケメンでしょうね〜、私はノーセンキューですけれど。


 でも、覚えておくがいい。

 

 どのような高い顔面偏差値を持とうとも

 戦場では鈍器や剣以上の強さを持つことはなくってよ。

 ここは戦場よ、お分かりかしら。

 

 足も長いし、長いから足組んでいるのはわかるけど

 組んだ上の足が地面に着いてるわ。


 顔だって、流し目で外見てるけど

 『俺、イケてるから』という気持ちだと言うことは存じていてよ!

 無自覚なイケメンと自覚症状のあるイケメン。

 罪深さはどちらも同等ですけれど、極悪なのは後者ね。


 地獄へ堕ちろ、この極悪イケメンが。


  ムキーっ!)



カインは口を開いた。


「あの資料はよく作られている。

 ー 検討事項には

  我が国にも、不利益が生じないように練られてもいる。


 ...なぜだ。」


ヘレナはその質問に小首を傾げて、カインに投げかける。


「王よ、自国だけ栄えても、意味がない 」



カインは馬車の中で初めて、ヘレナを見た。

「 ー あなたはそう、思うのか 」


「はい。共存共栄が、世界の繁栄です 」



それ以降、喋ることなく馬車はアルデラハンの城へ着いた。

カインはずっと外を見続けていたし

ヘレナは膝上の扇を見ていた。

(罵詈雑言集、始めま〜す)

と、一人脳内カインへの悪態を吐くに吐いた。





その城の豪華さは、それこそ類を見ないだろう。

ヘレナの国の城の5倍はある。

当然、従者や使用人を含めれれば1000人単位でいるほどだ。


そこに働く者がいる、と言うことは

それだけの経済活動が行われているとも言える。




ヘレナはその城の人々を見た。

皆、笑って働いている。

忙しなく動いているところを見れば、働き者なんだろう。




城に入るとまず、荘厳な神々の神話物語を表した壁画が

天井から壁まで一面覆ってヘレナを迎えた。

フレスコ画だろうか。


有名絵師による作品だと側近が言った。



(神たちの饗宴ね...ーそ、それより..裸族よ!!!

 神は裸族なのだわ!)




ヘレナは目が回りそうだ。


壁画に描かれている神々は皆、....裸族だったのだ。

男女の神々が舞うように、空を駆ける姿は

どれも、スッポンポンであった。

大事な部分ですらあけすけである。

こちらが思わずハンカチを差し出したくなる。

何、礼はいらない。隠すといい。ーと言いたい。




(これを何ともない顔で見ることができる心臓が欲しい)



ヘレナは薄目で天井の雲を中心に見ることにした。

雲だって本物みたいである。


裸族の神々はそれはそれで大変神々しいものではあるが

清い身のヘレナには何かと刺激が強い。



「大変、優雅で繊細...時に力強く美しゅうございますね(雲が)」

側近に笑顔で答えた。




「ヘレナ王妃の審美眼は素晴らしいものですね」

側近はそう言ったが

審美眼ではない、少なくとも

ヘレナは裸族ではない何かを懸命に探しているのだ。




そのまま回廊へと案内される。

その度に従者たちとすれ違うが

廊下の両脇へ避けて、膝を折ってヘレナを迎えた。



ヘレナの斜めにはアンが付いている。

その後ろにクレイトンとアルフレートが随行している。

だが、この国の規模からすれば

ヘレナは女帝ではあるが、超弱小国のようなものだ。



ヘレナは歩きながら思う。



(何だか...思ってた待遇と違う...。

 ひょっとして、これも罠なのかもしれないわ)




アルデラハンの動向は、クレイトンだけではなく

たぬきち軍師からも耳に入れてある。


特に、たぬきち軍師はヘレナに剣を持たせるときに

こう言ったのだ。

「ー かの国に警戒はしておいて損はない。

 特に城内ではお一人で行動などは、決してせぬように ー」


同時にユージーンのことを思い出した。

私がこの国へ発つまで、彼はそばを離れなかった。

毎日、花も持ってきてくれた。

お茶だって、邪魔されつつ毎日した。

私の手を取っては、何か言おうとするけれど

そのたびににぎにぎしてから、深いため息を付いていたのだ。


(彼...今頃何しているのかしら。ーふふ。)


ユージーンのことが好きかどうかは

まだ深く考えてはいない。好き寄りの好きでは、ある。

今はそうできる程余裕がないし

何と言ったって、女帝の仕事中だ。



(いわば、雇われ女帝ね、私。)

そんな職業、聞いたことない。




そうこうしている内に広い中庭の回廊を通った。



中庭は素晴らしかった。

先ほど見た神々の大理石の彫像が置いてあり

真ん中には美しく水を讃える噴水があった。


(やっぱり裸族なのね...。ー しかも、”おっきい。”)

ヘレナは目線を噴水の水に移した。


それに気付いたアルデラハンの従者がヘレナに向かって言った。

「ーこの噴水は貴国より流れし、サヌエリ川の水でございます」

ヘレナは少し立ち止まって、噴水を見上げた。


晴れやかな空に弧を描きながら流れる噴水の水が

キラキラ光っている。

(噴水、ええな...我の国にも いと欲するでござる)

何だかよくわからない言語が

出てきてしまうが、噴水はヘレナの心を捉えた。



「ヘレナ王妃、ー こちらに」


来賓室なのか、両扉の前で立ち止まる。

その扉だって裸族の女神がスカーフを風になびかせながら

踊っているような絵が描かれている。スカーフの意味はない。


(この神出鬼没具合よ...。)



扉が開かれると、部屋。

訂正。

めちゃんこ広い部屋だった。


調度品に、テラスが二箇所。

ベッドが見当たらないが、部屋の中には3つの扉がある。

そのどれかだろう。


「 ー 何かご要望がありましたらお申し付けください 」



そう言って従者達は下がって行った。



クレイトンとアルフレートは部屋の中に入って

先に点検して回っている。

ヘレナは扉の側で、部屋を見渡した。


落ち着いた部屋の内装。

華美なものはあまり無い。

この部屋で唯一華美と言えるのは

部屋の真ん中にある丸いローテーブルに置かれた

ヘレナの腰ほどまである壺のような花瓶に生けられた花。



(でか...)


さすがアルデラハンなのか

アルデラハンだからなのか

何もかも、規模がでかい。


(だから王も態度がでかいのだわ...)



見回り点検が済んだクレイトンとアルフレートは

部屋へ戻ってきた。

「クイーン・ヘレナ。問題はありませんでした。」


「ありがとう、クレイトン」


ヘレナは花を見ながらテラス近くのソファに腰掛けた。


アンはすでにお茶の準備に取り掛かっている。



「あなた達もお座りになるといいわ。


 ー 疲れたでしょう」


「ありがとうございます」

二人はヘレナの向かいのソファに座った。


「アルデラハンは本当にね」

ヘレナはほほえんだ。




クレイトンは頷きつつ、部屋を見渡している。

アルフレートはヘレナに応えて言った。


「アルデラハンの主要な産業は、繊維産業と

 石炭の輸出ですから

 各国は皆、取引していますね」


お忘れの方にお伝えしておくと

アルフレートは財務と外務もできる聖騎士のアグレッシブ ジェントルメンだ。


「アルフレート。あなたはここでクレイトンから

 少しも離れたらダメよ。必ず二人で行動しなさい」


たぬきち軍師によれば、アルフレートの背を刺したのは

アルデラハンでほぼ間違いないという。


であれば、ヘレナよりアルフレートの方が

危険度が高いはずだ。


だが、アルフレートは静かにほほえんで

胸に手を当てた。

「ありがたきお言葉にございます、ヘレナ様。

 ですが、俺は大丈夫です。


 ーあなたを必ずお守りいたします」



「ありがとう、アルフレート。

 けど、約束よ。


 ー 必ずクレイトンと一緒に行動して頂戴」



クレイトンもヘレナと一緒に頷いた。

アルフレートはそれ以上言わなかった。


アンはお茶を出してくれた。

「アンもおつかれさまね。

 ー さぁ一緒にお茶をしましょう。」





「明日は、王妃を招いての舞踏会です」


クレイトンは紅茶を飲んだカップを置いて言った。

口をつけた紅茶の香りを嗅ぎながらヘレナは聞いている。

(まぁだいぶ急なのね、わかっていたけれど

 常套手段。ー 魂胆が見え見えだわ。)


「ー クイーン・ヘレナのエスコートは私がいたします。」

クレイトンが微笑む。

「まぁ、嬉しいわ。クレイトン。」


夜会が行われることもすでに情報取得済みだ。

ヘレナはアンに指示を出す。

「アン。明日は朝から大変よ。

 たくさんやることがあるわ。


 ーだから、今日は早く寝ましょうね」



部屋の扉をノックする音が聞こえた。

アンは扉へすぐ移動していた。相変わらず早い。

もたついたアンを見たことがない。



アンは扉を開ける。



先ほどの側近だ。


「ごきげんよう、ヘレナ様。


 我が王より、お届け物がございます」



たくさんの大小の箱がずらりと並ぶ。

その一番大きな箱に金と黒のカードが付いている。





『 急な報せだが 明日 貴殿を夜会に招きたい。


  こちらで必要なものを用意しておいた故

 

  準備願う。


  他に必要なものがあれば、申付されたし   』






(またこの雑な文...。絶対わざとだわ。)

ヘレナは思わずカードを握り潰しそうになる。



クレイトンは考えている。

アルフレートは荷物を運ぶのを手伝っている。


アンは次々運ばれる箱に驚いている。


気付けば

運び込まれた箱で部屋の半分が箱で埋まっている。

ヘレナの腹立ちは手前にあった小さな箱に小さく当てられた。


「恥をかかせようとしているわね。」

女帝、プンスカ。そのうち女帝の額に青筋出ないか心配だ。


ポコン、と小さな音を立てて

その箱は落ちた。


箱から、丁寧に巻かれたリボンの塊が出てきた。



「ー あら? これ...」

ヘレナはそのリボンを手に取った。

スルスルと触り心地の良いそのリボンを見る。



ヘレナはこのリボンを知っている。



(けれど、このリボンは...。)



クレイトンはその箱に目を配りつつ言った。


「クイーン・ヘレナ。 明日の舞踏会には

 アルデラハンの王が送って下さったものを身につけるべきかと。」


「えぇ、そうでしょうね。それが礼儀だわ。


 ー こっちは知らないって体なんでしょう。

 やることが本当に...。」


言いかけてやめた。どこで聞かれているのかわからない。




 「アン、開けてちょうだい。」


ヘレナは先ほどのリボンのことをすっかり忘れた。


アンが次々に開ける箱には

化粧品、香水、宝飾品、靴、扇、ハンカチ、グローブ、帽子


自国ではあまり見かけない一級品だ。

全てこの国で作っているものだろう。


そして一番大きな箱をアンが開けた。


中に入っていたのは

金と黒のドレスだった。



(この国の国旗の色やんけ。めちゃくちゃ喧嘩売っとんのう)



ヘレナのお言葉がちょっと穏やかじゃなくなってきている。






部屋の一同は、言葉がない。



ここの王はこうしたものを送ってきて

何を言ってきているのか、というと




    『 お前の国は 俺んとこの国に入るよな 』



だ。ー 属国になれ、とも言う。


こんなドレスを着ようものならば

『私はあなたのものです』

と、堂々と言っているようなものだ。


それを女帝がする、と言うことはつまり

国はあなたのものですよ、と宣言することに他ならない。



ヘレナはにこやかでいながら、はらわたが煮えくり返りそうだ。


(話し合う余地もないほど、和睦する気はないってことね。


 うちが小国だから舐められてるのだわ。


 よっぽどあの技術が手に入れたいと見える。



 ー そう。では こっちは全面対決よ )




黒と金のドレスは立派で美しかった。

滑らかな黒のベルベット生地が光を反射しながら

金色の刺繍を引き立てつつ、ウエストで引き絞られて

背中の金のリボンに集約される。


華美なようで、とてもシックなデザインだ。



こんなことでもなければ、このドレスは

夜会でもっと輝くことができたはずだ。

ヘレナはそのドレスをそっと、撫でた。







その辺の令嬢ならば

この贈り物は全て、自分を思ってのことだと思うだろう。

そして浮かれて

そのすべてを身につけて、夜会へ行くだろう。



しかし



ヘレナは女帝だ。







アルデラハンの若き太陽は

そんな女帝の出方を見ようとしているのだ。







甘くもないこの駆け引きを

試されていると思うと、ヘレナは余計に冷静になれる。

ありがたい。



「アン、今日は早く寝ましょう 」







お嬢様方 ー。

女帝がなぜ、世間では恐れられているかご存じでして。


気が強い?

偉そう?

女のくせに政治になんか関わって?


えぇ。

それは必要なことでしてよ。




ふふふ。

殿方の世界に足を踏み入れるというのは

ハナからバカにされると覚悟しておくべきでしてよ。


そしてこのように

あからさまにバカにしてきた奴らには

私、こう思うことにしておりますの。


”しゃらくせえ”









よく仰るじゃありませんか。


 『 地獄への道は 善意で舗装されている 』







私、そんなのまっぴらですのよ。

今度こそ、自分で選ぶの。











  ー 幸せに なってみせますわ。








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