第20話 焦るとロクなことがない
ユージーンは眩しそうな笑顔で
ヘレナを見上げる。
腕には溢れんばかりの花々。
薄いピンクの薔薇を中心に、緑がかった白いダリアが取り囲む。
ガーベラも、フリージアもマーガレットも入っている。
オフホワイトを基調にしたアンティークカラーの花々も散らされて
その美しさに見ているだけで心が華やいでいく。
こんなにたくさんの花を
どうやって用意したのだろう。
この三日間、毎日持ってくる。
銀色と黒のサテンのリボンが付いている。
このリボンの二色使い辺りに
彼の独占欲と、彼女への強い思いを感じる。
自分の髪色と、ヘレナの髪色だ。
それが重なって結ばれているのだ。
昨日はすみれ色のリボンに、薄い青色のリボンだった。
それに一昨日は銀色のリボンに薄い青色の刺繍の入ったリボン。
瞳の色と髪の色を交互にしている。
日替わり定食のようだ。
もう、完全なる独占欲の丸出し加減に
口から砂糖をマーライオンのように吐き出したくなる。
以下、砂糖をお口に含んでいただき
読み進める都度、吐き出していただければ彼の甘やかさに
耐性もつくのではなかろうか、と考える。
そして、本編における教訓を
お嬢様方には学んでいただけることになるだろう。
「 まあ、とても美しいわ。ふふ、ありがとう
ユージーン。」
自然と溢れる笑顔に、胸が破裂しそうだ。
花束に顔を埋めて、香りを嗅いでいるヘレナは
女帝にはとても見えない。
美しい、女性だ。
ユージーンはその姿を
何時間だって見続けられる。
侍女アンが声をかけなければ
ヘレナは花を見続けてニコニコしているし
ユージーンは直立不動でヘレナを見つめ続けてる。
初日はかれこれ48分間、互いにそうしていたので
アンは昨日から5分程度でお声がけするようにした。
ほっとけば、一日そんな状態のような気がした。
「ヘレナ様、お茶の支度が整いましてございます。
中庭へどうぞ ー」
「あら、ありがとう。ー ユージーン ?」
ヘレナがユージーンに声をかけて初めて
彼はようやく動き出す。
そして、紳士らしく
ヘレナをエスコートする。
ヘレナもその花束を胸一杯抱き抱えたまま、
ユージーンの腕に自分の腕を通す。
ユージーンは前を向いているが、目線はヘレナだ。
歩きながらヘレナを見ている。
ヘレナは自分のエスコートに安心しきって
うっとり花を見つめて、また顔を埋める。
その顔がもうー...た ま ら ん。
今日で三日目だが、毎日連れ去ろうかどうか
茶の時間最後まで悩んで帰る直前まで悩んで
結局、止めている。
ふいに現れる、軍師フィオドア伯爵と
無意味に茶菓子を持ってくるクレイトンに
雑念はかき消されている気がする。
昨日はクレイトンが、ヘレナの実兄を連れてやってきたのだ。
ヘレナは実兄のヨナと抱き合って喜び
いつのまにかずっと一緒だった。
兄妹、積もる話もあるのだろう。
実際、ヨナが帰ったのは自分より後だった。
ヨナは我が軍の参謀だし、実兄だから当然といえば当然
..なのだが、ちょっとだけ二人になれたと思うと
次から次へと、来客が訪れる。
思い出しただけでも
ヘレナの実家の従者数名、家庭教師のメラニーなんとか。
フィリップはアーサーから手紙を持たされて来たし
アルフレートはなぜか毎朝来るらしい。不敬だろ、あいつ。
何しに来てるんだ。不敬すぎるだろう。女帝だけど今は未婚の令嬢だぞ。
クレイトンの奥方は、未だ機密任務中にも関わらず
ヘレナの部屋を訪れたらしい。羨ましすぎるだろう。
俺はあれからヘレナの自室は入れてもらえてない。
それ以外にも自分が頼んだこととは言え
ヘレナのドレスの新調に採寸をしに来たし
今日もこの後、来ると言う。
揃いも揃って、不敬だろ。ー 俺に。
だから
二人きりになることが ない。
手だって触れたいし
彼女を抱きかかえたい。
あわよくば口付けだってしたい。
あわよくばだなんて不適切だ。隙あらば、だ。
針の穴ほどの隙でいい。
思いっきり、いたしたい。
だが、そんな雑念を振り払ってくれるありがたい存在に
俺は殺意すら覚えている。
クレイトンが茶菓子を置きつつ耳打ちしてきた。
「 ー 余裕がないな、ユージーン。」
お前らのせいだ。
俺になんの恨みがあるというのだ。
今日こそ、お茶の時間くらいヘレナの手に触れたい。
席に着くとヘレナは名残惜しそうに花を侍女に手渡した。
渡す際、花弁にそっと触れる白い指先にユージーンは目を細める。
めちゃんこ羨ましい、俺は花びらにだって嫉妬する男だ。
「 お花をお願いね。アン ー」
「かしこまりました。」
この家には侍女が3名しかいないと聞いた。
ヘレナの世話にはだいぶ足りないだろうが、今日はツイている。
花を置きに行っている間は二人きりだ!
だからこそ、今 ー!!
手を出そうとした瞬間
テーブルに音もなくティーカップが出された。
「 ?! 」
老齢の侍女がにこやかにお茶を注いでいる。
( いつの間に !?)
「キャシー、ありがとう。忙しいのに悪いわね」
「いいえ、ほまれにございます、ヘレナ様」
なんということだ、この侍女、気配を消していたのか。
そういえば、この家の人間は
音もなく現れ、いなくなることが多い。
ー 軍師の家の人間は特殊な訓練でもされているのか ー。
お茶を入れた後
老齢の侍女キャシーは離れたところへ控えた。
ヘレナはそれを見て、キャシーに声をかける。
「キャシー、ここはもういいわ。
あなたもお休みしてちょうだいな。」
女帝であればこんな声がけはまずしないし
女帝のそばを離れるわけにはいかないものだ。
だが、もうヘレナは自由だ。
キャシーは深々とお辞儀して辞した。
思わぬヘレナのアシストで追加チャンス到来だ。
優雅にお茶を飲んでいるヘレナに見惚れている場合じゃない。
ソーサーにカップを置いた手にすかさず、触れる。
ヘレナの手が瞬間こわばった。
優しく包んだ手の人差し指でヘレナの手の甲を撫でる。
その触り心地はツルスベで、俺の精神もツルツルになりそうだ。
「 ヘレナ、ー 今日も美しい...」
事実を述べる。
本当はもっと色々言いたいが、あまり言い過ぎも良くない。
嘘に聞こえるだろう。
ヘレナの顔がみるみるうちに赤く染まっていく。
あぁ、その顔も何て美しいのだろう。
俺の言葉に反応してる。
俺の俺も反応しそうだ。
「だ、だっだだ」
言葉にならない言葉を発しようとするのも
一生懸命で愛おしい。
その唇に口付けたら君はどんな顔をするんだろう。
よしー、今すぐヘレナを持ち帰ろう。
「 今日も天気がいいな、将軍」
...来た。
恋人時間クラッシャー軍師。
「あぁ、そうだな。」
言いながら、そっと手を離す。
名残惜しいのはこの手だ。
それにしてもこの軍師という人間には
雑念をキャッチできるセンサーでも付いているのか?
邪魔されるのは今日で3日だぞ、3日間。
ヘレナが転生する前を含めたら19年と4日だ。
早いところケリをつけたいんだ、俺は。
なぜかって
ヘレナは美しい。
かわいい。
食べたい。
触りたい。
強気のくせに優しい。
誰よりも ー 芯があり、努力家で、思いやりが ある。
それでいて
美しい。
かわいい。... ー 以下ループにより、省略。
自分が知り得る限りで、最も美しく誇り高い。
それなのに、ふとした時の笑顔が可憐で無防備で
庇護欲を掻き立てられる。そんなの見せまいとする
女帝としての姿にまた俺の胸は疼く。
この笑顔を、誰か他の奴に見られでもしたら俺は ー。
もう二度と同じ過ちは繰り返さないと決めたんだ。
"手に入らないと諦めたこと"を諦めて
俺はヘレナのそばでヘレナを見守れたらいいと思った。
決して触れ合うことのなかった肌。
決して見つめ合うことのなかった瞳。
長かった...本当に。諦めなくてよかった。
認可されてよかった。
男気が評価されてよかった。
将軍になってよかった。
将軍じゃなかったら、男気だって評価されずに無理だった。
ようやく触れられる、その立場に、ここまで来たんだ。
「将軍、もう王妃殿から聞き及んだかね」
軍師は涼しい顔をしている。
雑念を解き放った男のいうことは
大したことを言っていなくても
どこまでも涼やかだ。
「いや、聞いてないが ー」
言いながらヘレナを見た。
ヘレナはあからさまに嫌な顔をした。
( ま じ で よ す ぎ る )
俺の頭のネジはもう、全部飛び切っているんだろう。
ヘレナがどんな顔しても嬉しくなるんだ。
「ーアルデラハンよ」
ヘレナはつまらなそうに言った。
軍師は椅子を横から運び出してきて
一緒のテーブルに着いた。
「先に聞いておく。ー 将軍」
「 ? 」
軍師の質問はいつも唐突だ。
「どんなことがあっても、王妃殿を離さないな?」
「 離すわけが ない 」
ヘレナは顔を赤くして俯いた。
頭から湯気が出ているみたいだ。
かわいい。
本当だよ、ヘレナ。
俺は、二度と君を離さない。
「それならば安心だ。 ー王妃殿、ご準備を 」
「 は ? 」
思わず口を突いてでた。
ヘレナもキョトンと顔をあげた。
「 アルデラハン国へ行く準備です。2週間後、発ちます。
同行する臣下は、クレイトン、アルフレート、我が家からはアン。
以上。 」
「な、なんだと、?」
「将軍、戦争をしに行くのではない。ー 交渉だ。
必要最低限の人数と、信頼に与うる者。
ー 交渉はもう、始まっておるのでね ー」
軍師はそう言って、席を立った。
ヘレナも自分と同様、急に言われたのだろう。
こんな時だが、そんな呆気に取られた顔すら
俺の心を捕らえて離さない。
どの顔も、新鮮だし
どの顔も、綺麗なんだ。
離れたくない。ー
ー...君も ー?
ヘレナと目が合う。
「 ーた、旅よ!! ユージーン!
私、旅に出るようだわ!ー 」
「あ、..うん。」
そうか、ヘレナは国から出たことなど
一度もなかったんだったな。嬉しそうだ。
仕方ない。
ー 2週間後か...
「ヘレナ、旅の準備も必要だが
俺と遠出しないか?」
ヘレナは興奮しているみたいだ。
旅の前に遠出なんて、遠足2回するみたいだろ?
ヘレナの喜ぶ顔が眩しい。
頬がピンク色に染まって、膝に置いていた手が
つい、テーブルの上に出てきた。
そんな無防備だから、ほら
手を握られる。握った手を俺は自分の口に寄せた。
「 どこでもいい。ヘレナの行きたいところへ行こう」
ヘレナを見たまま、俺は彼女の手に口付ける。
動かなくなったけど、いいのか?かすかに震える手に
ほら、俺の唇はヘレナの手首の内側に ー。
「ふ、不埒!!」
手を離そうとするから、力をほんの少しだけ込める。
ほら、俺を見て。
「ふっ。ー
知ってる。」
ヘレナ、ちゃんと、俺を止めないと
本当に君をさらっていくよ。
外にだって出さずに閉じ込めておこうか。
震える手をそっと離すと
顔をパタパタと手で仰ぐなんて
可愛すぎるだろう。
すみれ色の瞳が天を見上げつつ、小さな唇が小刻みに震えてる。
何か、言っている。
「.. と、葡萄..!」
「葡萄?」
ヘレナは葡萄が好きなのか?
「葡萄踏みに行きたいわ!!!」
葡萄踏みって、あの生娘たちが素足で葡萄を踏みならして
ワインにする工程のことか?
ヘレナの目がキラキラ輝いている。
すみれ色の瞳が光を帯びて、潤んでいた。
あぁ..これは、ヤヴァイやつだ。
ー いかん、我慢にも限界があるのを知っているのか?
俺は雑念まみれの男だ。
善処はできるが、
目の前に想い焦がれた女が
その白い肌を上気させて興奮してるんだ。
そして、素足を晒け出して葡萄踏みに行きたいと言う。
これで何も想像しない男なんていない。
死ぬまで、身も心も清いままの女だった。
今だって清いままだ。
無防備に揺れるその胸と姿を想像しただけで
神に感謝の祈りを1週間、捧げてもいい。
男って生き物を
知らないからそんなことを言うんだな。
その気にさせたことを後悔したって遅いこと
教えてあげよう。
俺が全部、教えてあげるよ。
そして
一番美味しいところで、食べてあげよう。
ヘレナは何か葡萄踏みの極意のようなことを
一生懸命語っている。
うん? ごめん、聞こえてない。
だって、君が悪いんだ。
溢れる笑顔とそのキラキラした目で
俺を見てるからつい。
ヘレナ、君にイケナイコトをしたくなる。
ー 不埒にも程があるな..。
苦笑いしてしまった。
「どうしたの? ユージーン。
何か、葡萄踏みに関して質問かしら?」
「 ー いや、行こう。どこでもいい、ヘレナとなら 」
もはや煩悩と雑念がインフレ起こしている。
ふと、ヘレナが俺のことをじっと見た。
すみれ色の瞳に近づこうと俺は少し身を乗り出そうとした瞬間。
「ねぇ、ユージーン。聞きたいことがあるの。」
「 どうぞ 」
両手を開いてなんでもござれ、だ。
「 3人の 裸婦が あなたの 寝室に いたと 聞いたの 」
なぜ、それを知っている ー。
一気に萎む煩悩と雑念。すっごい破壊力だ。
この時ほど、誰か邪魔しに来ないかと
ユージーンは心の底から願った。
だいたい来ないよね〜、そういうときって。
自分で何とかしろってことだ。
がんばれ、将軍。
ユージーンは思う。
否定するのも違う話だし
だからと言って、それを説明するには
ものすごい労力とものすごい勇気がいるのだ。
ただ、わかって欲しいのは
ヘレナを想う気持ちにひとつも嘘なんてないことだ。
だがそれをどこから、どう伝えたらいいのか
ユージーンにはわからない。
額に親指と人差し指を広げ押さえ込みつつ。
こめかみだって押さえたかった。
頭痛じゃない。
このまま消えられるなら消え去りたい。
そして出た言葉がこれだ。
「 そういうことも、あった 」
本当に最低な男だ。
よりによって、認めやがった。
誰か、この男に鉄槌を!!
ーと、思うものだろう。
ヘレナは続ける。
「 そして、あなたは絶倫ね? 」
清き女帝はズケズケだ。
「っぜ?」
ユージーンは言葉を飲み込んだ。
変な汗が体中から吹き出ている。
これこそ答えるには相当な覚悟のいる話だ。
「ふふ、いいのよ。ー 知っておきたかっただけなの 」
ヘレナは優雅に紅茶に口を付ける。
なんだろう。この辺り一帯を氷点下の凍てつく冷気が覆っている。
先ほどまでの甘く、とろけるような空気感は
一切ない。
「 ヨナからもらったクッキー、食べるかい? 」
クレイトンだ。
おせーよ。
もう少しダッシュしてこいよ。
お前までアキレス腱伸ばして、手首足首回してたんだろ。
「あら、クレイトンお兄様。ありがとうございます」
「お邪魔だったかな?クイーン・ヘレナ」
そこだけ和やかな空気である。
「いいえ、私、殿方のことはあまり存じ上げませんから
ユージーンに今しがた、直接お聞きしてたのですわ。」
アレを聞けるのは、あんただけだ。女帝。
クレイトンは何かが抜け落ちたユージーンに気付いてほほえんだ。
「ハハ、そうか、これは相当やり込められたね」
「そんなことありませんわ。
ー クレイトンお兄様もよくご存知のはずですもの。」
「 ? 」
ヘレナは音なく立ち上がり
クレイトンの手にあるクッキーを一枚掴んで小首を傾げた。
「 男は ”狼” でございましょう? 」
そう言うと、ヘレナはクッキーをパクッと一口で頬張って
丁寧にお辞儀して、部屋へ帰っていった。
クレイトンはヘレナの背中を見送った後、ため息をついて
ユージーンに振り返った。
(あぁ、これは深手を負ったな...)
ー ユージーンは、白くなっていた。
「ユージーン。...相手は女帝だよ。
彼女は簡単には攻略できないね、ご愁傷さま 」
「...俺は”絶倫”なのか ? 」
ギョッとしたのはクレイトンだ。
何を言うかと思ったら自分が”やる気マン”か、だと?
「さ、さぁ? どうだろう...そうなの?」
クレイトンはむしろ質問してしまう。
フィリップによれば、ユージーンこそ
マン オブ ザ マーン
(どこもかしこもご立派:意訳)
だと聞いている。
そんな彼が”絶倫”じゃないとも思わないし
”絶倫”だったらそれはそれで、結構大変かもしれないな、と
クレイトンは思う。
クレイトンは割と常識人だ。
そんな彼の優しさはユージーンを包んだ。
「 大丈夫だよ、クイーン・ヘレナは全部受け止めてくれるはずだよ 」
常識人じゃ、なかった。
ヘレナに丸投げしてる。 ー あの親にしてこの子あり。
クレイトンはユージーンの肩を二度ほど軽く叩き
椅子に腰掛けながらクッキーを口に運んだ。
「あ、コレ、美味しいよ。 君も食べるといい」
昼下がりの爽やかな風が辺りを抜けていった。
「フィオドア叔父様。」
ヘレナは軍師の部屋を訪ねていた。
軍師はクリスタルの小鳥を机に置いていた。
「あら、それはペーパーウェイトかしら」
「あぁ、そうだ」
最近、また集め出しているらしい。
「 ー これを。 」
ヘレナはハンカチを手渡した。
先ほど見た銀の狼の刺繍の入ったハンカチだ。
「 ー 私に?」
軍師はキョトンとした。
「えぇ、だって、これは叔父様の紋章でしょう?
ー それに。」
ヘレナはすでにドアの前に立っていた。
「
ヘレナはクスクスとおかしそうに笑って見せた。
(あぁ、これは、敵わないだろう。将軍)
軍師はハンカチを胸ポケットにしまいつつ答える。
「 左様。 ー だが、王妃殿。
狼の愛は、深く激しいものだ。命をかけるからね 」
ヘレナの顔はパッと赤くなった。
女帝らしくはないが、可愛らしい。
そのままパタパタとヘレナは部屋を去った。
クリスタルをしばし見つめてから
軍師は、一通の手紙を開く。
『 手の内の クリスタルを 割られぬように
ー R ー 』
そっと小鳥のクリスタルを撫でた。
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