第七話 此方の話。
「ほれ、そこに座ると良い。今さっき念話でメイド長に茶を持ってくるように言っておいたからのう。」
「すまない、感謝する。取り敢えず座って話させてもらおう。」
「なぁ、罪縁。話の主導権を握られていないか?思ったのだが」
「仕方がないだろう、相手からすると我々はいきなり来た不審者なのだから。」
「まぁそうか.....確かにそうだな。」
「思ったがこの1000年の拷問で思考能力が落ちたか?桃よ....。」
「多分な、改めて思うが俺でも簡単に分かるはずなのに幼稚な考えになっている。」
「.....問題かもな。コレは」
「.....そなた達、取り敢えず座ってはくれんか?そんなコソコソ話してるのを目の前で見せられて少し怖いのじゃが。」
「あぁ、、、すまん。」
「いいのだ。此方もそなた等が味方と思っていた妾の側近を、なんの説明もなしに
急に消し飛ばしたからな,,,,,」
そう言って、豪華な椅子に座り、足を組んで軽くというか結構威圧してくる魔王。
そのまま俺等も椅子に座り,,,,,,,,。
「さて、そなた等も椅子に座ったからな、先にそちらから説明しておくれ。」
「分かった。ただ、前提として先程言った我々が異世界からの漂流者という事を
踏まえ、話を聞いて考えてほしい。」
「もちろん、話が気に食わぬ等も何もなしに、話を聞こうではないか。」
「感謝する、では話をさせていただこう。今から1000年前、我の種族,,,,鬼牙族と
人間族の二種族はお互いを敵と認識し領土、食料、資材を求めて200年もずっと争っていた。それが我の側近による神をも騙す巧妙な手口と我の不甲斐なさによって。そんな中人間族に
「はずだった,,,,,,,?」
「ここからは俺が説明しよう。
俺は死んだあと、愚神の手によって、感情も心も、まさになにもない人形のように、意志のない従順な傀儡にされ、この世界のゴミ、、、つまりお前たちを
「そこから神からもらっていた神力で魂を保護して桃の肉体を生成し、愚神に致命傷を追わせて
「ツッコミどころが多すぎて混乱したが、、、なんとか理解した。
要するに、あの愚物のせいということじゃな。」
「大体そういう認識であっている。さ、此方も話したし教えていただけるか?今さっきの殺生について。」
「うむ。話させていただこうか、、、、此方の話を。」
神の力を持つ少年は…異世界で鬼の女王と幸せを紡ぐ 古月 @novel_Lave
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