異界之戦争編

第5話 魔王

「すごく立派な城?だな。鬼王城よりはしょぼいが。」


「そんな事言うな。確かに鈴の城はあの塔よりもでっかくてすごかったが。」


「だろう!?桃も分かってくれるか!」


そんな軽口を言いながら俺等は翔びながら少し遠くにある魔王城?に向かっていた。


本当に鈴の言う通りで、鈴の城は縦にも横にも大きく細部にもこだわっており、

まさに<鬼王の城権威がありまくりの城>だった。そんな城と比べてみるとこちらの城は細部にこだわらず縦に大きい城というよりも塔?といえる形だった。


「あぁ、わかるが、、、それよりもこの城だ。多分迎撃に特化した城だろうな、

王は狙われやすい。しかも魔王と言うならばもっとだ。」


「その通りかもな。しかもご丁寧なことに4つの結界もあるぞ?」


「多分幹部を倒したら開く結界だろうな。丁寧に、そして強固に作られてる。

俺等には関係ないが。」


「これだけ厳重なら慎重系なのかもな、幹部らは。」


「おそらくな。取り敢えずココ結界を開ける。さがっててくれ、鈴」


「了解。それにしても久しぶりだな、桃の技を見るのは。」


「1000年ぶりだからそりゃそうだろう。取り敢えずやるぞ、、、、」


そう言いながら俺は空を翔びながら【椿】を構え、力を溜めて。


「ふ~、、、、『乱舞らんぶ灯火ともしび』」


========= 斬 =========


一瞬の間に六法を刀に溜めて一気に放つ技を繰り出す。

すると空に5秒ほどオーロラが現れ、ナニかが切れた音がして、、、、。

そして俺が刀を鞘にしまうと同時に結界が切れ、消滅する。


「やはりすごいな、桃の技は。精錬されていて美しい、そんな技を見してくれる。」


「そうか?ありがとう。結界は開いたし物理的に中に入ろうか。」


「いやめんどくさいから一番上まで翔んで侵入で良くないか?」


「それがあったか。じゃあ更に翔ぶか。」


鈴の言う通り上に飛んで最上階に着き、壁をぶち破って入ると。


「大変です!結界が何者かに破壊されまし、、、、、た?」


「分かっておる!、、、ぅえ!?結界が壊れたと思ったら次は天井?

そして人間と鬼族?なに?え、まじでいきなりなんじゃ?まじで怖すぎなんだが。」


「誰だこの幼女、あとココ玉座の間の中心部分か?」


「おそらくソヤツが魔王だぞ、のじゃロリ魔王というヤツだ。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


野性の「のじゃロリ魔王」と四天王らしき幹部が現れた!!!

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