エピローグ

 嗚呼、なんとも嘆かわしい。誰かが勝手に作って付け足したものに、特別な意味を見出だすなど。


 陽だまりに咲くこの花達も、次の季節には枯れ朽ち果てているでしょう。そんな儚いものだからこそ、その一瞬に意味を持たせたくなるのやも知れませぬ。


 だからこそ。どうか貴方様も要領、用法をお間違えのないよう、ご自分の常識をよくお確かめの上、正しく都合よくお使い下さりませ。


 赤、白、青、紫、その他諸々。貴方のお好きな花言葉を。

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