第四怪陽極と陰極の果て⑥
「ところでさ、
店先で胡散臭い黒色の丸サングラスをした陽気な黒服の中国人男性に話しかけられた。
「やっぱり、遁術があるけど、監獄に女と不倫しといて逃げるとか爆遁と思ってたけど、今ではパニック障害とかメンヘラとかあるけど、お前はその化身なんだろうなぁ」
と、言うことは彼はどんな化身か。
「俺はミノタウロスより強いだろうし、牡牛座なんだけど、それで
そう言う彼は匿名希望の通りすがりのチャイニーズマフィアだろうが殺気を滲ませたいる、それでいて、警戒心を捨ててない。
「お前、オタクだからミノタウロスの迷宮というのがちょっと好きだからピラニア君と思っているけどそれはともかくマジなの?」
と、聞けばダークロードは答える。
「俺もそう思ってたし、それっていうのはだな、ストレスフルで脳内出血の
それに彼は怪訝な表情をする。
「平成に生まれて良かった、なんていうかそれマスターテリオンって言わないか?」
ダークロードはそれを否定する。
「ふーむ、やはり、天火明命の崇拝者が多いということは、サイコパス美少年の自分、というか、つまり自分はヤバい感じか」
それを聞いて冷静に彼は顎を擦る。
「まぁいいんじゃない?それをやっているのが、偽娘扱いされている君だからいいんだけど、それってデーモンコアっぽいよな」
それを聞いた瞬間のレスポンスは早い。
「ルシファーより怖いルーファスか、それならそうだな、ルキフグスが好きになるのも当然至極だけど、暗殺事件とか殺人事件とか日本で、起こったならばストレスフルで脳内出血もついでに起こるから愉快だよなぁ」
それに二人の男はゾッとした。
「…………断腸されたいか?」
そして、中華包丁を持った鬼人館のピンク色のツインテールでスプリットタンした女性従業員が怒り狂って、二人を見ていたのだ。
「………天火明命なんて怖くないよ、なにが、偽娘でそれの化身だ、そんなの私の狂気の波乱万丈の人生には腐るほどいた、ゾンビ肉を店先にちらつかせるとは良い度胸だな、それとも本当にそれ、本当なのか?」
「うん」
彼の言葉を聞いて、片方の男性は脱兎の如く逃げ出した。三十六計逃げるに如かずだった。
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