第四怪陽極と陰極の果て②


岡山県の夜の暗黒街、ラブホテル街には天国と地獄が同時に展開しようとしていた。


「ねぇ、って知ってる?」


真瀬四音はそんな奇怪な言葉を切り出す。


それに目の前のチワワのように大人しいおどおどした少年は苦笑いするだけだった。


「……知らないんだ、ならいいや」


「……僕、ディンゴが好き、僕はオーストラリアに旅行行ったことあるけど、日本は平安時だから玉藻前とか真神とかで狐と狼のをしてきたから好きになった」


それに真瀬四音の心は晴れ晴れとした。


「でもね、西洋狼男と違って、真神は裁判、法の神様として扱われたらしいね、欧米化やアメリカナイズの余波の結果なのよね、要するに


それにおどおどした少年はにこやかに口を開けて笑う。犬牙はそれほど鋭くない。


しかし、股間のカウパー汁がパンツを濡らしていくのを感じで、半勃起になるのを真瀬四音は性的な捕食者の目付きとして感じた。


と、言う天国を見る一方でSM系のじごく


「さぁて!両腕を拘束したし、早く、お尻を私の方に向けてくださいよね」


黒色の猫耳パーカーを着ている美少女と緋瀬拓亜は半裸になっているようだった。


「………俺は聖戦士星銃Ωで一応、ペガサスの聖戦士になりたいと思うんだが、そもそもだな、俺は狼が嫌いというか、狼男になりたいと思うところからして違う。俺はブルーディンゴと名乗りたかったんだよなぁ」


その美少女は小悪魔のように喜悦した。


両手にはゴム手袋を装着していた。


「はーあ、魔神狼凶殺祝詞はクンダリニー症候群ってのに関係しているって早く、教えて貰えば良かったな、カーリーを崇拝するタギーのような狼娘のストラングラーちゃんとの不倫が露見するのが早くて私、助かった」


前立腺、Gスポットに人差し指が当たる。


コツ、コツ、コツと感じていった。


「だが、俺は極道の孫で不良の息子なんだけど、俺は蛇蠍だかつのように嫌われているから、蛇拳は好きだし、蠍のような女性というのも好きだ、蠍のような邪気も俺は発する事が出来る、蛇、蠍、そして、そして俺、麻雀でいう発四つの発のカン、大明槓ダイミンカンなんだよ。俺は鬼と吸血鬼、つまりは俺が吸血鬼伯爵として、いつか、というのにもなろうとしている、つまりいつかは、俺は狂った平和主義者さ」


それに目の前の美少女は嘔吐感を持った。


「なんだ、アニメや漫画以上の攻撃性と残虐性を持っている程度の男だったのね、でも、私は前の旧世界で不敬な事をしたからね、十二支の十三番目のというのを賜ったから頑張ってね♥️」


それは、メス堕ちのための凶兆だった。







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