継続的に読んでもらうためには?
拙作「3つの謎〜」を見ると、最初のPVは多く、後になるにつれて減っている。最後まで読まれることなく、最初だけでやめた読者が多いということだ。PVを増やすために、キャッチコピーや投稿時間を考えてはみたものの、1話だけで終わっているのが現状である。
PV数を増やすために、キャッチコピーや投稿時間を工夫したが、これは手にとってもらう読者を増やす手段に他ならない。それとは別の、「読み続けてもらう」手段が必要となると考えられる。
・読み続けたい物語
・魅力的な登場人物
・読みやすい文章
上に挙げてみた3つの要素のうち、前半2つは考えないものとする。これは、創作的な部分が多く、プロではない私がどうこう言えるようなものではないからである。
というわけで、読みやすい文章について考えてみる。だが、私が実験するまでもない。『基本的な文法を守る』これに尽きるだろう。文法の本を読むなり、好きな本を写経するという方法もあるかもしれない。誤字脱字については気にしなくてもいいと思われる。少ない方がいいに決まっているが、案外読めるものだからだ。(Amazonの中華製品の説明みたいな文章で何か物語を書いたら、実際のところどうなるかわかるかも?)
私が考えたいのは、『1つの段落における文章量』と『一話ごとの文字数』は、どのくらいが適当なのか。ということである。
なぜそんなことを考えるのかといえば、カクヨムは横書きかつスマホで読まれることが多いためである。一般的なコンテストでは縦書きだし、おそらくはスマホで読まれることもないだろう。タブレットかパソコンと考えられる。
つまり、スマホで読まれることを想定した文章を心がける必要性がどこかに存在しているのではないか、と考える。もっとも、面白い物語はそのようなものを超越して読まれるに違いないのだが、悲しいかな、私にはできていない。
さて、ここでスマホについて考えてみる。日本のスマホシェアはAndroidとiPhoneが五分五分といったところ。画面の平均サイズは約6インチと言われている。11以降の無印iPhoneが6.1インチである。タブレットやPCと比べるとかなり小さい。
ちなみに、私はiPhoneSE2を使用している。無印のものよりもずっと小さい4.7インチだ。これで拙作を読んでみよう。パソコンで書いているときは短い文章も、改行されてしまうと圧迫感がある。
圧迫感については、段落を細かく分けたり、段落と段落の間に空白を入れることで、軽減されるだろう。前者については、最適な分量があるかもしれないが、おそらくは二、三行ではないか。
また、一話一話が長すぎるのも困りものである。スマホをスワイプするのが面倒になってしまうのだ。SE2だと、一万字の小説を60回以上スワイプしなければならなかった。実際はもっと大きなスマホがほとんどだろうから、60よりも少ない回数と思われるが、それでも親指は疲れてしまうかもしれない。
一話の文字数は、5千字くらいが限界ではないかと考えられる。5千字でも多いくらいで、結構なスワイプを求められるので、平均的には2〜3千字くらいがいいと思われる。読者の多い小説の、一話一話の平均をとってみると大体の量が求められるか。
まとめると、読者から見てわかりやすいように書けってことになる。当たり前の結論にはなってしまったが、案外そういうところで差は生まれるのかもしれない。
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