第8話 『ダス・スター』 その1

 

 『ダス・スター』とは、地球のドイツ語と英語をむりやりくっ付けた洒落らしい。


 ノウメンマンは、惑星『青春共和国特製』の、宇宙挺で、ダス・スターに到着した。


 あらかじめ、通告していたから、攻撃はされなかったのである。


 『正義の青春部隊』も、20名ばかり引き連れているが、頼りにはならないし、怪我をさせたら大変だと思っていた。


 ずらりと、ハニー・バーの軍が並んでいるに違いないと思っていたら、なんと、出迎えは、事務服姿のお洒落な女性ロボットひとりだけだった。


 恐るべき、自信と、みた。


 『いらっしゃいませ。ハニー・バーさんがお待ちです。お連れのかたは、応接室で、お食事の用意がございます。ノウメンマンさまは、ハニー・バーさまと、お食事しながらの会談の段取りでございます。』


 ノウメンマンは、『正義の青春部隊』長から、荷物の一部を渡された。


 部隊長は、強者である。


 『あ、これ、お土産の、しおから一年分です。なお、部隊長を同席したい。』


 『ありがとうございます。感謝いたします。ここでは、作れないので有り難いです。判りました。承認されました。では、どうぞ。』


 お土産の残りは、隊員がもち運ぶ。


 あきらかに、機先を制された感じである。


 ノウメンマンたちは、彼女にくっ付いていった。


        🚶‍♀️ 🚶‍♂️🚶‍♂️

 

 


 

 

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