第7話 『首相の依頼』
ノウメンマンは、首相から呼ばれたのである。
『このような、脅迫状が来た。』
『脅迫状? わざわざ、知らせてくれたのでしょう。おかしいですね。』
国防大臣も言う。
『わたくしも、怪しいと思いますね。陽動作戦ではないか。』
『きみたち、なにか、貰ったのか? 』
ふたりは、顔を見合わせた。
もっとも、ノウメンマンの表情は判らないが。
国防大臣が返した。
『首相は。』
三人は揃って言った。
『チキンカレー❗』
『なんと、みんなに、送ったのか。なら、気にすることはないな。』
『ですな。』
しかし、ノウメンマンは、信義に厚い。
『あのカレーは、良かったです。』
『判っている。しかし、ハニー・バーは、あくまでも、敵だ。君に頼みがある。【ダス・スター】に乗り込んでくれ。その時に、お返しの、青春共和国特製の、【しおから】をもっていって貰おう。そして、果たし合いをしてほしい。』
驚くべき、首相の決断であった。
宇宙要塞【ダス・スター】は、難攻不落である。
『しかし、あえて、尋ねてゆけば、チャンスは生まれるだろう。』
ノウメンマンは、ついに、覚悟を固めたのである。
⚔️
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます