音楽ランキング SSランク編 岡村靖幸

岡村靖幸 SSランク


死ぬまでに聴かないと損する度 100 SSランク


【解説】

さて、芸人ランキングに続きこちらも超久しぶりの音楽ランキング、今回はSSランク編として『岡村靖幸』(以下、愛を持って『靖幸ちゃん』と呼ぶ)の放つ天才性についてご紹介することにした。


筆者と靖幸ちゃんの出逢いはあまりはっきりとは憶えていないが、たしか1年ほど前に名前は知っているものの曲は聴いたことのないミュージシャンを聴いてみようと、ネットをポリバケツにすがるゴミ泥棒のように漁っていた時のことだったように思う。(???)


そういえば、岡村靖幸ってたまに聞くけど、どんな音楽をする人なんだろうと興味を持った筆者は、そこで初めて靖幸ちゃんの音楽に触れ、その変態的な素晴らしさに打ちのめされたのであった(勿論靖幸ちゃんのファンの方々からすれば、おせーよ!!今更かよ!!という話だろうが)。


それから半年ほどは靖幸ちゃんをSSランクに加えるべきかどうか悩んでいたのだが(暇かよ!!もっと他に悩むべきことあるだろ!!)、その内、いや、やっぱりこの靖幸ちゃんはSSランクだなと決心が固まり、今回こうしてようやく筆を執ることが出来た次第である。


まず、筆者が靖幸ちゃんの何にそれほど打ちのめされたかと言うと、先程も語った通りクネクネしたダンスやねちっこい歌い方など、とにかくやることなすこと全てが驚くほどに、聴けば聴くほど『クセになってくる』点である。


既に『たま』や『平沢進』で音楽的変態に対する耐性(ヤな耐性だな)が出来ている筆者ですら度肝を抜かれる、『超弩級の天才的変態』……。


『やべぇ……この人ガチの天才だ……普通狙っていたとしてもこの味は出せない……以前紹介した平沢進とはまた違ったジャンルに生息する天才……』


そうして筆者は確信した。


その死ぬまでに聴かないと損する度は満点。


靖幸ちゃんはナンバーガール、フィッシュマンズ、中島みゆきらと同様に、SSランクに加える価値のあるミュージシャンであると。


靖幸ちゃんを聴いていて筆者が驚いたのは、一番目か二番目に聴いた、『彼氏になって優しくなって』という曲。


『……え?これってムーンチャイルドの曲じゃないの?』


そう、靖幸ちゃんのこの曲が、声から曲調から歌い方から、挙げ句の果てにはジャケットの顔写真に至るまで、筆者が以前から大好きだったササキオサム(以下、愛を持って『オサムちゃん』と呼ぶ)率いる『ムーンチャイルド』に雰囲気がそっくりだったのである(ムーンチャイルドに関しては機会があればSランク編で書きたいと思う)。


なるほど、あのクネクネとしたオサムちゃんダンス、あれは靖幸ちゃんを意識していたのかと分かると同時に、オサムちゃんが本当はオサムちゃんではなく靖幸ちゃんに憧れていたことに、ムーンチャイルドのファンを20年近く続けてきておきながら、そこで初めて筆者は気付かされたのである。


ムーンチャイルドと靖幸ちゃんの両方のファンの方であれば、何を今更というところなのだろうが、知らなかったものはどうしようもないため、どうかお見逃し頂きたいと思う。(?)


ここで筆者が言いたいことは、ムーンチャイルドが好きな人は靖幸ちゃんも好きになるはず(なにしろ作っているご本人が靖幸ちゃんを好きなため)なので、靖幸ちゃんをまだ聴いたことのない方は是非一度聴いてみてほしいということである(もっと言うと、これは以前アジカンからナンバガを好きになったのと全く同じパターンだったなと今更ながら思う)。


さて、話は変わるが、筆者はとにかく今まで何十年と生きてきて、一度たりとも中古ショップで靖幸ちゃんのCDを見たことがない(いや、正確には一度だけあったが、中古価格とは信じられないくらい高かった)。


別にネットで探すと普通に買えるのだが、とにかくリアル店舗で全くと言って良いほど靖幸ちゃんのCDを見かけないのである。


これは靖幸ちゃんに人気がないということではなく、むしろ真逆、人気がありすぎてそれだけ中古で手放す人間が少ないことの証明と言えるだろう。


以前中島みゆきの解説でも語ったが、靖幸ちゃんもみゆき嬢と同じく、中古にも関わらずCDの価格が全く値崩れしない。


靖幸ちゃんの音楽にはそれだけの中毒性、一度ハマると抜け出せない魔力のようなものが備わっていると言える。


前述の『彼氏になって優しくなって』以外で言うと、筆者のオススメは『カルアミルク』『イケナイコトカイ』『聖書』あたり。

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