第3話
「ここは…」
光が消え目を開けると見渡す限り、木!木!木!!そして気の間から見える緑の太陽がここが日本ではないことを証明している。
どうやら森に転生させられたらしい。
「マジか…あの神様ほとんど何も説明せずに転生させやがった」
(なにも知らないまま森に放り投げるとか、マジで死んじまうぞ…とりあえずさっきもらった能力の把握をしないとな。)
(どうやって確認するかわからんが、こういう時はお約束の、)
「ステータスオープン」
性別:男
年齢:19
名前:リキ
スキル:【アイテムボックス】【身代わりの死】
「おお!でた!」
目の前に水色の半透明なパネルが出現した。
「しかし、これしか見れないのか。テンプレの鑑定スキルとか持ってたらもっと見れるんだろうけど、これじゃほとんど分かんないな」
(そういえば神様がアイテムボックスにレアアイテムを入れたって言ってたっけ。そっちも確認してみるか、、)
「アイテムボックス」
スキルを唱えると先ほどと同じようなパネルとブラックホールのような小さい次元の入りが出現した。
所持
黄金のリンゴ×15
(これが神様の言ってたレアアイテムか?もっと強い武器とかを期待してたんだが…これだと転生してすぐに森でバッドエンドだよ。)
「まぁ、食料が手に入ったと思うことにするか」
パネルを閉じて目をつぶって深呼吸をする。
(よし!最後に1番重要なスキルを確認するか!)
(さっきみたいにスキル名を唱えればいいのかな?)
「身代わりの死!」
(…………何も起こらん。
どうしよう。1番大切なスキルの使い方がわからないんだが。これマジで詰んでるんじゃね、、)
(…まぁできないことを考えていても仕方ない、ずっとこの森にいるわけにもいかないし、森を抜けて街でも探すか。)
(ほんとこの先、ちゃんと生きて行けるかめちゃくちゃ不安だぜ…)
頭を乱暴にかきながら前へと歩き始めた。
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