第3話 自分が自分である証明
さすが「自分たちの歴史」を持つ中国人。
いつでもどこでも「自分が自分である証明」を自覚できる彼らの強い精神性を、この記事の「さらりとした文章」にはっきりと見ることができます。
<引用始め>
「私はユリ、雑草ではない。ユリであることを証明できる唯一の方法は、花を咲かせること」。これは南京大学の学生たちが呉さんに最も伝えたい言葉なのだという。
<引用終わり>
「自分のルーツを大切にする」という点で、中国人と日本人はよく似ています。
中国ではどこを掘っても、200万年前の遺跡なんてのがぽんぽん出土するので、中国全土至る所が博物館候補地となり、ビルも建てられなければ線路や道路も敷けない、なんて喜劇になってしまう。ですから、ある程度、遺跡の発掘を自制しているのかもしれません。
一方日本の場合、外来種の政治家やマスコミ・学会によって、縄文時代とか原始日本人を探求する学問(考古学)やイベント・書籍・テレビ番組というものが、意図的に制限されているかのようです。
外来種の彼らにとって、中国のように、素直に・純粋に土や歴史を掘り返して過去を探求することは都合が悪い。そして「日本の歴史は外来種(天皇)到来から始まり、戦後にできた韓国や「台湾」と同類の歴史の浅い国」であるかのような世論操作・洗脳・プロパガンダによって、10万年以上昔からの日本人の原点という視点から、人々の目を逸らそうとしている。
ところが、現実に私たち在来種日本人(縄文人)の遠い過去の記憶は、私たちの心の中にしっかりと存在しているので、何万年もの遠い記憶への郷愁が、アニメや様々な(考古学とは関係ない)豊富な書籍の出版という形で表出する。
日本(東京・大阪)へ来る外国人は、今やジュンク堂書店本店くらいでしか見られないかもしれませんが、日本の出版文化に日本人の豊かな精神性を「観光」してほしいものです。
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