用語集
・ムーンセンチュリー<MC>
人類が月面で暮らしはじめたことで成立した暦。
物語開始時はMC61年。
・月面都市
人類が主に暮らす場所。
地面に埋まるように建築されているものは最初の月面都市にちなんでヘカテー型とも呼ばれる。
支配するのは殆どが国ではなく企業である。
作中にでないところでは国家が運営してるところもある。
・企業
月面で秩序を司る存在。
かつてあった国家は月への移住の原因である地球環境の悪化を食い止められなかったことや戦争で人々からの信頼を失い、その殆どが月での支配者とはならなかった。
主な企業はムーンフラワー、エッダテクノロジー。
・月面運送業
月面都市を行き来する職業。月海賊に狙われやすいため、企業軍隊と同様にLFを所持している。危険な仕事だが給料もその分高い。
プラズマスラスターにより浮遊、移動する月面航空機を使い仕事を行う。
・月海賊(つきかいぞく)
LFで武装した犯罪者。企業軍隊からの逃亡者や、仕事を失敗した月面運送業が借金や違約金を払えずに成り下がる。
月の海と呼ばれるのは濃い色の玄武岩で、地球のように水があるわけではないのでこの呼び名に違和感を覚える者もいるが、慣習としてこう呼ばれている。
・ルナファイター<略称はLF>
月面用人型戦闘機。
月面に移り住んだ人類は、その環境に合わせた兵器を必要とした。
月には空気がないため翼で揚力を受けられず、推進器を下に向けて飛行することで「足」に発展。
コクピットの防御やセンサーの配置の都合で「胴体」「頭」が出来上がる。
ミサイルが迎撃装置や装甲の発展で火力不足になり、自由自在に向けられる大砲が求められることで「腕」と「武器」に進化した。
作中で使われる技術
・イータリアクター
月面都市から月面航空機、LFにまで使われる動力。
核融合の熱をイータフィールドという特殊な力場が受け止め、電力に変換する。
・エアフィルターフィールド
空気の流出を防ぎ、固体は素通りさせるエナジーフィールド。
主に月面都市や月面航空機の入口や、一部のLFの搭乗口に設置されている。
これ抜きでも大丈夫なようにエアロックなどはあるが、あると便利。
・人工筋肉
LFの関節に扱われる。
これによって出来た腕で武器を持つことで機体を敵に向けずとも攻撃でき、発砲時の反動を吸収することで従来の構造の戦闘機よりも強力な砲を扱えるようになった。
・プラズマスラスター
LFや月面輸送機の推進装置。水素をプラズマ化させ放出することで飛行する。
LFのものはメイン(脚部)とサブ(腰部や脇腹部)に装備されており、サブの方は機体のバランスを取るために使われる。
・リパルシブ技術
MC58年にMF社のデイジー・デイビスによって発明された技術。電力を斥力に変換して操る技術を指す。
ブラスターは装甲やアンチプラズマバリアを無視して衝撃や圧力により内部を破壊できる武器で、ドライブは推進剤なしで飛行ができ、更には既存のプラズマスラスター以上のスピードが出せる。
・AI
月面航空機やLFの操縦を補助する人工知能。
かつて人類が地球に住んでいた頃には完全無人機が完成していたが、地球環境悪化の責任の押し付けあいから始まった戦争により、ドローンによるAI開発者や開発施設への攻撃が多発。
月移住時に「月に住める人間には限りがある」という誤った風説から一部の国で起きた民間人同士の殺し合いによる社会の混乱も合わせて、それらの技術はロストテクノロジーと化してしまった。
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