メカニック設定(二話まで)
名称:ヒュテラム
全長:10.2M 重量:12.5t
機体評価:攻撃(A) 耐久性(C) 機動性(A) 持久力(C) 特殊機能(?)
設定
隕石によって破壊された輸送機の中で機能停止していた謎のLF。
最新の推進装置と武装、学習するAI、マイクロマシンによる修復機能などの特殊なシステムが多数搭載されている。このうちマイクロマシンによる自己修復は作中では一般的に全く知られていない機能である。
外見
ダークグレー主体にライトグレーが差し色。頭部センサーアイは水色のY字。
全体的になだらかな流線型で構成されたデザイン。前腕にリパルシブブラスターを格納したヒレ状のパーツがある。
メインスラスターは脚部、サブスラスターは脇腹。
装備
・AI
ヒュテラムを動かす学習する人工知能。これによって動かされるためヒュテラムにはコクピットがなく、通常のLFよりも背中のボリュームがない。
隕石によるダメージによるものか、制作目的などのデータが消滅しており、記憶喪失とでも言うべき状態である。
・リパルシブブラスター
前腕部がスライドし、砲身がせり出す形で内蔵されている。
斥力を光線として発生させることで攻撃する武装。光線は白く捻れたように見える。
命中した対象はねじれや衝撃などの負荷がかかり、LFの装甲の内側や関節を破壊できる。
・リパルシブドライブ
ヒュテラムの脚部と脇腹に搭載された推進装置。
従来の水素を推進剤として放出するプラズマスラスターとは違い、電力のみで飛行できる。
プラズマスラスターと比較して最高速度、加速力、安定性は上だが、消費電力が多少大きい。
・マイクロマシン
ヒュテラムの全身を構成している生物の細胞サイズの無数の機械。
これにより自己修復が可能であり、ヒュテラムは修理やパーツの消耗による整備を必要としない。
装甲用の、人工筋肉用の、骨格フレーム用の、というようにそれぞれ材質が違う。腹部に「口」があり、そこから素材を取り込むことで機械細胞を増やすことができる。
機体の一部を欠損した場合でも相当量のマイクロマシンがあればトカゲのしっぽのように「生えて来る」ようだ。
名称:MFLF52 クレマチス
製造:ムーンフラワー社
正式採用年:MC52年
全長:10.5M 重量:13.3t
機体評価:攻撃(B~C) 耐久性(B) 機動性(B) 持久力(B) 特殊機能(D)
設定
MF社第二兵器開発室製のLF。
信頼性と基本性能を重視した設計であり、ロールアウト当時でも機体そのものに目新しい機能はなかったが現場には高評価を受けている。
前主力機のジニアは二十年近くバージョンアップを繰り返し生産されつづけたため、この機体もそうなると予想されていたが、エッダテクノロジーの新型LF『バルドル』の登場を受けて七年程で新型機が開発されることになった。
外見
ヒスイ運送はスカイブルーやレッド、MF社軍はベージュ。頭部センサーはオレンジのバイザーアイ。直線で構成されたデザイン。
コクピットハッチは突き出た背部の左右が車のドアのように開くようになっており、整備性、乗り込み安さ、墜落した場合でも脱出しやすいように設計されている。
メインスラスターはふくらはぎ、サブスラスターは腰の横。
装備
・MFMG21 マシンガン
長年使われ続けた信頼性の高いブルパップマシンガン。腰の後ろに装備。グレネードやミサイル、プラズマソードを銃下部に装着できる。
他社もライセンス購入して生産しているため、最も普及しているLF用武器と言われている。
・オーラリー・エレクトロニクスWPS6 プラズマソード
腰の後ろに備えられた固定装備。主に攻撃よりも障害物の破壊などに使用される。
・MFSC48 対LF用ソリッドカノン
中~長距離用の折りたたみ式実弾砲。このタイプの武装としては軽量で、狙撃よりも連射しての牽制向き。
・カスミ・インダストリーWBー4 高周波ブレード
アルテ機の装備。片刃で柄まで含めて全長6M程。刀身に対プラズマコーティングが成されているため、プラズマソードを一方的に切り裂くことが可能。
近接専用武器そのものが有用性を疑問視されることもあるが、一部のパイロットが成果をあげるため、この手の武装は作られるようだ。
・オーラリー・エレクトロニクスWPC3 プラズマカノン
ジェフ機の装備。ジェフ機は二門装備している。
高熱のプラズマを発射することで対象を溶解して破壊する武器。背部に装備し、脇下から抱え込むように構える。
出力調整により威力や連射速度を変更可能であり、機体のセンサーとリンクしてのモード変更によりミサイル迎撃を行うことができる。
最大出力を直撃させれば大抵のLFを撃破できるが、『バルドル』には通用しない。
名称:LFー10 バルドル
製造:エッダテクノロジー社
正式採用年:MC58年
全長:10.3M 重量:16.4t
機体評価:攻撃(B) 耐久性(A) 機動性(C+) 持久力(C) 特殊機能(B)
設定
ET社製の重LF。型式番号はET社が正式採用した十番目のLFという意味。
最大の特徴は実弾と比べて一撃が強力なプラズマ兵器を防ぐアンチプラズマバリアであり、その防御力はLFや月面航空機のプラズマ兵器では突破不可能。
実弾への防御力も高く、マシンガンなどの小口径弾では急所や背面に当てなければダメージを与えるのは難しい。
重装甲で鈍そうにみえるが、各所に設置された小型スラスターにより瞬発力を確保している。(機体評価のC+は瞬発力はB相当という意味)
製造当初は”通常の”LF同士の一対一の戦闘において最強と言って良い機体であり、ET社が以前引き分けに終わったMF社に再度戦争を仕掛けた理由となった。
外見
頭部センサーは白い縦長。紺色の大柄なデザイン。
コクピットハッチは首の後ろが開く。
重量を少しでも切り詰めるため、コクピットは他の機体よりも狭くなっており、パイロットにはその点が不評だった。バルドルが戦闘に特化したLFであることが理由だろう。
メインスラスターは足の裏、サブスラスターは脇腹。
装備
・レールガン
電磁気力により弾丸を加速させる銃。バッテリーが内蔵されており、機体本体の電力を温存できる。
バルドルは設計に余裕がない機体であり、火力、重量、電力消費を考慮し、近距離から中長距離に一つの武装で対応するために威力と連射力を調整できるレールガンが選択された。
他の武装も装備可能ではある。
・プラズマナイフ
戦闘よりも作業用の装備。「本音を言えば戦闘には使わないので取り付けたくない」と設計者が発言したと言われる。
・クラスターミサイル
一つのミサイル複数の小型ミサイルが格納され、標的の近くで分裂する方式のミサイル。
バルドルの基本戦術は『まずミサイルを発射し、敵がこれに対処している間に有利なポジションに着く』というものであり、積載量の都合上、総弾数は1~2発である。
名称:MFLF33 ジニア
製造:ムーンフラワー社
正式採用年:MC33年
全長:10.2M 重量:14.0t
機体評価:攻撃(B~C) 耐久性(C) 機動性(C) 持久力(B) 特殊機能(D)
設定
MF社第一兵器開発室製のLF。
この機体が開発された当時は、ET社が戦争を仕掛けてくることが懸念されていた。対抗するために開発されたのがジニアであり、当時は最高級の性能を誇っていた。
二十年近くバージョンアップを繰り返して主力機でありつづけたが、流石に限界が来たということでクレマチスが開発されることになる。
外見
クレマチス同様直線主体のデザイン。
開発室が違うがクレマチスはジニアに似ている。
これは新型を造る際に先進的なLFを開発しようとした第一開発室に対して、ジニアの堅実な性能を参考にした第二開発室のクレマチスが採用されたからである。
装備
基本的にクレマチスと同じ武装が使えるが、最新のプラズマカノンを扱うにはリアクターのパワーが不足気味である。
名称:MFLA30 ホエール
製造:ムーンフラワー社
正式採用年:MC30年
全長:76.0M 全高:24.3
設定
ムーンフラワー社製の月面航空機。
推進装置のプラズマスラスターやエンジンを纏めた下部、空洞な内部、機体を守る装甲や武装を施してメインコントロールルームのある上部や側面といった構造である。
前部と後部のハッチをあけると筒のようになり、こういった構造は「パイプ型」とも呼ばれる。
内部のスペースは自由にレイアウトを決めることができ、用途に応じてLFの搭載数、生活空間、倉庫のバランスを変えることが出来るという利点がある。
通信、レーダーやセンサーの管理、機体操縦、月面輸送機の火器管制など、指示を受けてホエールを操るのはAIである。
一直線に目的地に進ませるなら人間なしでも動かせるが、戦闘や救助の判断には人間が必要である。
外見
上部の曲線が名前通りクジラを連想させる。
ヒスイ運送は緑に塗装し、グリーンホエールと名付けている。
グリーンホエールは前部ハッチがLF格納庫に、後部ハッチが荷物を積む倉庫と繋がっており、その間に三階建ての生活空間がある。
装備
・マシンガン
側面に格納されている計四門の武装。
・ソリッドカノン
普段は上部に二門格納されている。マシンガンとソリッドカノンの弾薬はクレマチスと共有のものである。
・プラズマカノン
上部に一門格納されている。威力はクレマチスが装備するOEWPS3プラズマカノン二門分と近いが、威力調節による連射機能等はない。
・ミサイル迎撃用レーザー砲
上部に複数ある対ミサイル用の装備。
OEWPS3プラズマカノンを装備したクレマチスとデータを連携してミサイルを迎撃することも出来る。
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