第三話 魔法使いチーター説

ただ一人ラルドはクマさんを睨みつけている。


クマさんは一斉にラルドに噛みつく。

実際は痛いのかもしれないけれど私から見るとじゃれているようにしか見えない…。


ラルドは顔をゆがめる。……クマさん可愛い……。


やっぱり痛いのかな?……クマさん欲しい……。



「ラルド頑張れー!!●れぇー!!」

「ラルド!回復するぞ!」


マルクの応援とリッヒさんの回復技にラルドは笑みを漏らす。

凄い…。無表情しか見ていなかったけれど、ラルドの笑みってなんか不気味……。


やめてよ……!私のクマさんを傷つけないでよ……。

ラルドは小さく息を吸う。



猛烈に嫌な予感がする……。



そして、



「一人残らずぶっ●して、綿を●いて、(ピー)やるっ!!」



やばいやばい……ラルド暴走中……。

ラルドってこんなに喋るんだ……。

……というか私のクマさんを……やめてええええ!!



「終わりにしよう。雑魚共。」



ラルドが手を上にあげた瞬間、クマさんのもとへ隕石みたいなものが降り注ぎ、

クマさんは消えていた。


ラルド、チーター説。

あと主人公説。

あと一人で勝てる説。



でも、でも!

「いやああああああ!!!私のクマさん!!!!返してえええええ!!!!!!!!ラルドのばかああああああああああ!!!!」


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