第13話 攫われた渉
(地震発生から一ヵ月後。)
シュミール国南にある第二の都市ソロー。国境付近にあり、前線基地としても機能している。ソローの軍事施設にある牢屋内で、ドワーフのヒューゴは横になっていた。それを見つめながら、
最初は、シュミール国の首都ココに連れてこられた。
身ぐるみを剥がされ、皆と同じ奴隷の服に着替えさせられた。その時、
兵士として使い潰され、生き残っても奴隷として、こいつらに死ぬまで、こき使われ続けると思われる。それに、
でも・・・死にたくない。
次にソローまで送られた。自分や
ソローに着くと、四人一組の牢屋へ押し込めれた。そこには、すでに日本人とドワーフが居て、自分と獣人族が入った。インストールされたこちらの言葉で、話す事が出来、意思疎通は問題ない。その日本人は
日々、訓練の他に食料確保の為、魔獣を討伐している。まだ参加していないが、他種族の村を攻めて、奴隷を確保する事もあるらしい。シュミール人は自分達の事を神だと思っているのだろうか?おぞましい。
昨日も魔獣の討伐に駆り出され、自分・柿沼さん・ヒューゴが駆り出された。その時、異常にでかいイノシシの魔獣が出て、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます