可愛くて美味しい真理姉

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そんな顔で今日も仕事をしていく。

3LDKの広くて綺麗な部屋。

この部屋に月・水・金曜日と仕事に来ている。

2日前に来たばかりなのに結構散らかっている。

先に寝室へお邪魔をしてシーツや布団カバーを取り外していく。

最初のご依頼では1ヶ月に1度の交換で良いとのことだったけれど、これも2週目に入ってから変更となった。

このお客様は2週目に入ってから色々なご依頼が変更や追加となった。

どれも毎回やって欲しいとのご依頼となり、更に追加のご依頼もあり、7時半から19時までお昼休憩以外は停止することなく動き続けている。

「よし・・・、お昼・・・。」

12時になり、お昼休憩を取ることにしたので停止した。

片付けたダイニングテーブルをお借りして、持ってきたお弁当箱を取り出す。

鮮やかに彩られているお弁当箱の中。

ハート型になっている玉子焼き、

お花の形になっているハム、

ミニトマトとキャンディチーズはハートのピックで刺し、

コロコロとしたミートボール、

高菜の混ぜご飯のお握りにはネコの形の海苔・・・。

「可愛い・・・。」

自分で作ってきた“可愛い”が溢れているお弁当。

そのお弁当の中身をゆっくりと食べていく。

味わって、食べていく・・・。

よく噛んで、食べていく・・・。

染み渡るように・・・。

この可愛いお弁当箱の中身、その栄養が私の身体の中に染み渡るように・・・。

ゆっくりと、ゆっくりと、食べていく・・・。

「美味しい・・・。」

鮮やかに彩られた可愛いお弁当は、今日も美味しかった。

ゆっくりとよく噛んで食べたお弁当。

最後にタンブラーで持ってきたホットのルイボスティーを飲む。

それから・・・スマホを取り出した。

届いていたメッセージを確認すると彼氏からだった。

“今度いつ会える？

早く会いたい。”

彼氏は私のことがとても好きで・・・。

とても、好きでいてくれていて・・・。

悩みに悩み・・・

“最近忙しい～！！

また連絡するね！”

そう返事をした。

私が送ったメッセージは3秒くらいで既読となり・・・

“連絡待ってる！”

と、すぐに返事が返ってきた。

それをしばらく眺めた後にメッセージを閉じ、残りのお昼休憩時間は動画を見ていた。