第23話 火の根元の攻略
火の民の支配者であるチヒラは、山の民さえ従えば全ての国を支配できると考えていた。
彼は火の水を手に入れ、村々を支配下においてきた。
ミコはララに、チヒラが手に入れた火の水を根本から絶ち、山の民への攻撃を弱める作戦を伝える。
ララは火の水が海の近くにあることを伝え、見張りの数もかなり多く、近づくことが難しいと説明した。
山の民の守りを確保するために、ララを中心にミコ、ミユヒル、ルイ、そして海の民のチグとアグの6人は共に攻略作戦に臨むことに決めた。
しかし、攻略の許可を得るために、彼らは卑弥呼の元へと向かい、彼女に頼み込んだ。
卑弥呼はこの戦いを早く終わらせ、犠牲者を最小限に抑えることを望んでいた。
彼女はミコたちにそう伝え、彼らの要請を受け入れた。
そして、6人は火の水の源へと向かった。
そこには多くの見張りが配置されていた。
ララはあの黒い水が火の根元となる水であると言った。
平和のために使えばいいものを…と、ミコは思った。
まずはルイにしびれの薬草を手に入れさせ、ミユヒルと共に見張りの近くで焚くように伝えた。
ララはミコのダウジングで調べた場所へ、ルイとミユヒルを連れて行った。
火の民の見張りはしばらくすると体がしびれ、動けなくなった。
その間にアグが波を起こし、チグが風で波を操った。
火の民の見張りは体がしびれ、自由になれず、アグとチグの波と風によって海に飲み込まれてしまった。
こうして火の根元は山の民が占領することができた。
しかし、ちょうどその頃、山の民たちは厳しい戦いに立ち向かっていた。
彼らは火の民からの激しい攻撃に苦しめられていたのだ。
しかし、川の民が手助けに駆けつけてくれたことで、山の民は一息つくことができた。
川の民たちは石や砂を使って火の力を弱めることに成功したのだ。
海の民のチグも風を操り、その力で山の民を支援していた。
しかし、火の水の攻略に向かうため、チグは途中で離れてしまった。
その結果、火は再び山の民たちの方へ進軍を開始していた。
やがて、ミコたちが戦いの場に戻ってきた。
彼らは山の民たちを救うため、力を振り絞って立ち向かったのだ。
そして、チグは風も操り、山の民たちを危機から救い出した。
しかし、火の民の攻撃は容赦なく続いていた。
山の民たちは一瞬の休息も許されず、次々と襲い来る敵の攻撃に立ち向かっていたのだった。
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