ユーチューバーランキング 平坂寛

平坂寛 97 Sランク


【解説】

久しぶりのユーチューバーランキング、以前に予告していた通り、今回は筆者が観てあのナスD以来に面白かったチャンネル、『平坂寛』について語っていきたいと思う。


便宜上ユーチューバーとは言っているものの、実は筆者はユーチューブ以前からこのオッサンを知っており(?)、どこで知ったのかというとそれは有吉弘行(ひろ『ゆき』ではなく実はひろ『いき』であることはあまり知られていない)の『ダレトク』という番組だった。


そのダレトクの『キモうまグルメ』というコーナーに平坂氏が出演しており、そこで筆者は初めて、世の中のキモい生物を食べて記事にしている生物ライターがいることを知ったのである。(余談だが、このキモうまグルメというコーナーはマジでめちゃくちゃ面白かったので、番組が終わってしまったのは本当に残念に思う。キモいのはいいのだが、あまりにキモすぎて一般視聴者に敬遠されてしまったのかもしれない)


それから数年が経ち、なにか面白いチャンネルはないかなと探していた時のこと、ユーチューブのオススメで出てきているのをたまたま偶然発見し、今に至る。


へ~、あのダレトクで見た平坂さんが、今はユーチューブもやっているのかと、興味を持って動画を観てみたら、これが面白い上に身体の張り方も尋常ではないということで、すぐにランキングに入れよう、いや、入れなければならないレベルだと思った。


チャンネルの特徴としては、かつてそのキモうまグルメで披露していた通り、世の中のキモい生物を実際に食べて味を見たり、毒のある生物にわざと刺されてみたりと、人が誰もやらない、いや、やりたがらないことを身体を張って検証していくというもの。


その中でも筆者がオモロかったのは、『オオゲジ』という足がびっしりと付いている、巨大なムカデのようなめちゃくちゃキモい虫を、仲間の(?)奇食家の方と食べていた時のこと。


平坂氏がその凄まじくキモいオオゲジを、「これね、里芋の味がするんですよ、凄いでしょ!」とオススメして、奇食家が「あっ、ほんとだ!里芋の味がする!」と驚きながら、良かった~、これなら全然食べられますね~などと喜んで食べていたのだが、筆者はそこで思ったのである。


いや、里芋の味がするなら里芋食べればええやんwwwwと。(????)


別に里芋の味がするなら里芋を食べればいいだけで、なにも好んでキモい虫を食う必要はどこにもないし、里芋の味がする!これなら食べれる!と喜んで食べていたのがめちゃくちゃオモロかったのであるwwww(?)


まだ全てを観たわけではないため他にも面白い動画はたくさんあると思うが、他に筆者が面白かったのは、おそらく毒キノコで一番メジャー(?)なキノコであろう、『ベニテングタケ』を実際に食べてみようという企画。


これが味はめちゃくちゃ美味しいらしく、平坂氏と奇食家の方は喜んで食べていたのだが、食後しばらくしてから急に身体の動きがおかしくなり、目もかすんできて、案の定身体に不調を訴え始めたwwww(???)


それを見て筆者などは、当たり前やろwww『毒』キノコや言うてんねんwwwwと腹を抱えて笑っていたのだが、毒キノコの危険性を、こうして身体を張って、実際に身を持って(しかもユーモアを交えて)示してくれるのは、ユーチューバーというより一人の『生物学者』として本当に素晴らしいと思った。


身体の張り具合では、あの破天荒ナスDと同等か?と思えるレベルであり、その辺のしょうもないユーチューバーとは比較するのも失礼なほど高いレベルにある。


更に驚いたのは、『香港のドブでヘドロ味の巨大ナマズを釣って食べた』時のエピソードを語るという、30分以上もある長尺動画。


さすがに30分もあるため、筆者はその釣り上げた時の動画が流れるのかなと思っていたのだが、これが驚くことに平坂氏の『トークのみ』で展開されていき、しかもトークのみなのに面白くてまったく飽きることなく、むしろこの楽しい時間がずっと続いてほしいと感じるほど、最後まであっという間に終わってしまったのである。(人間苦痛な時間は長く、楽しい時間はあっという間に過ぎると感じる生き物らしい)


身体を張るだけでなくトーク力もかなりのものがあることにビックリしたし、頭の回転が速いことが窺える。(これほど頭が良いのに、人がやりたがらない変なことを身体を張ってやっているところがまた面白くなってくるのだが)


他にもゲジゲジをあたかも『春のアクセサリーの新作アイテム』かのように顔に張り付けてみたり、ジャンボタニシの卵を生で食べてみたりと、身体の張り具合、やってることのヤバさに関しては他の追随を許さないレベルだ。


平坂氏を見ていて思うのは、別に記事や動画のネタのためだけにやっているのではなく、とにかく『生き物が好き』『生物への愛』にあふれているところが本当に素晴らしいと思う。(というか、本当に好きでないとあんなに辛いことはできないし、これは辛いやり込みをしているゲーム実況者などにも同じことが言える。その対象への愛にあふれていれば筆者は良いと思うのだ)


本当に久々に、これはナスDと同じく素晴らしいチャンネルを見つけたと思ったし、今後も楽しみに動画を拝見させて頂きます。これからも頑張ってください!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る