第2話
翌朝を迎えて王都シュランゼンを出た
レッネカが寂しいよと言う
そう見送りに来てくれたのだ
そんな顔しないでよ
こっちまでとリィネルが言った
一生会えない訳じゃないんだからと伝える
ゲイルが俺達も次のパーティ見つかるまでは
自由に冒険者としてと言ったのだ
そんな言葉を聞いてシュランゼンの街から離れた
長い街道を歩くとそこから分かれ道だ
右は海の見える街カァーディア
左は自然豊かな街フォーレスト
こっちだなと脚を運ばせる
幸いなのは所持金があるくらい
勇者として使っていた剣士と盾はあの城へ置いてきた
あるのは果物ナイフくらい
数分歩くと見えてきたフォーレストの街
自然豊かとはまさにこの事かと思った
街の人達からおや勇者様と言われたのだ
こんな所になんの用でと言う
実はと話すと町長が来たのです
あの王様は何を考えてるか解らん
勇者を追放したら次の勇者が見つかるまでどうすると言うのかと言った
それよりどうするんだと言う
この街で冒険者をしながらのんびりとと言うと
そいつは言いと言った
空き家があるから好きに使ってくれ
金はいらんからと言った
それならお言葉に甘えてと言う
何処がいいだろうか
空き家でも結構ある
歩いて回ると一件の空き家を見つけた
昔住んでたような面影のある建物
ここだなと思って中へ入る
物凄くガタが来ているのだ
よし、自分好みにしよう
金ならあるしと思った
数時間後
全てが綺麗になり普通に住める様になった
勿論街の大工さんに手伝って貰ってだ
時刻は夕方だ
夕飯どうしようか
調理器具などはあるが今から作るのは面倒
確かここの街の料理は美味しいと評判を聞いてる
酒場へ食べにと向かった
酒場へ来るとよぉシオンと挨拶する
作るの面倒だから来ちゃいましたと言う
そりゃこの時間帯だしな無理もない
それより足りない物あったら言えよ
作ってやるからさと言ったのです
その時はお願いしますと言った
さてメニューはと見る
期間限定と書かれてあったはバーフロンだ
この時季にしか食べれない物
それのセットで頼んだのです
ギルドには明日顔出せばいいかと考えた
店主がお待ちどうと持ってきたのだ
それとこれは祝だとおまけしてくれた
気さくな店主で安心する
そのご飯にありつくと久しぶりに美味しいと感じたのだ
何せ王都の飯は余り美味しくない
街の人達からも歓迎されたので
この街でのんびりと過ごすと決めた
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