鮮やかな語りにぐんぐん引き込まれました。
夜の水辺のシチュエーション。ビクビクしながらも行動に移してしまう心理状態。あまりにリアルな「体験談」という感じで、怖くなりました。
もう夜中に貯水槽の方は見られませんっ!
また、手長ババアという名前といい、想像するとブルっとくるような特徴といい、本当にありそうな都市伝説だと思ってしまいました。
こういうホラー、大好きです。
木の傘様の筆が光る良作、堪能させていただきました!
作者からの返信
お褒めの言葉をありがとうございます!
実は手長ババアは、大昔に千葉に出現したとされる妖怪で、この話はそこから想像をふくらませて作成したものになります。
貯水槽については、半分実話だったりします。金魚の池と呼んで餌やりしていた私です(笑)
もし、この妖怪があの貯水槽にいたら、逃げ帰ることになったのは私でした( ̄▽ ̄;)
編集済
ほっ、手長ばばあ、は引き込むとは言うものの、実際には助けてくれるんですね。
でも、手長ばばあのいない水辺では、子供だけで遊んだら本当に危ない。
それを教えてくれてるんですね。
素敵な妖怪です。
作者からの返信
本城 冴月さん、ありがとうございます!
お星さまとコメントありがとうございました!励みになります!
手長ばばあは、保護者的な妖怪らしいです✨
水遊びは楽しいけれど、危険がいっぱいです。彼女を出すなら注意喚起も…と思って、この話は生まれました。
良い婆ぁ妖怪だった(*⁰▿⁰*)!
でも水中で見たらマジ恐怖!
ワタクシごとでございますが、この『僕』と同じ様に水に落っこったことあるんですよね、同じく小3。
小1の妹と一緒に用水路の壁面にくっついてるタニシ取りに行ったんですよ。金魚の水槽に入れようと思って。
そしたら道側の取りやすい方にはあまり居ないわけです。
なのでギリギリ子供の足が立てるくらいの、反対側の壁面狙いで虫取り網を伸ばしたらドボン。
幾らもがいても水面から50センチも上の道には上がれません。底に足もつきません。沈んでは底を蹴って水面から顔を出す、そして沈む。
水面に上がる度に泣きわめく妹の顔。
水面下に沈む度に手足に絡む藻。
手長ばはあも現れてはくれません。
死ぬ。本気で思いました。
結局は同じ用水路でフナ釣りに勤しんでいた中学生が妹の声に気付いて助けてくれましたが……
全国の用水路に手長ばばあ配置できませんでしょうか!?
※長文まことに申し訳ない(>人<;)
作者からの返信
用水路怖い! ハマハマさん無事でよかった……(´;ω;`)
もし本作がトラウマを刺激してしまっていたらごめんなさい。
この金魚の池なんですが、実はモデルがあったんです。子供の頃、小学校の近くにこの防火水槽がありました。友達が金魚の餌を買ってきたので一緒に餌やりとかしてて。大人に怒られたので、幸い落ちずに済みましたが、怖い事だったとふと思いまして……。手長ばばあは全国の水辺に必要な人材ですよ!
子どもを見守って助ける妖怪なのに、子どもを脅かして怖がらせなければならない。因果なものです。大人になって初めて、その存在意義を知るのですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
レビューもありがとうございます。水辺は本当に恐ろしいと改めて感じました。本作がwindrainさんの悲しい思い出を蘇らせてしまっていたらごめんなさい。
本格的に夏になる前に、警鐘も兼ねて本作を投稿したので怖い感じのお話になりました。本作に登場した妖怪は、きっと近所に住んでるお節介なお婆さんのような感じで、子供の頃は怖いけど、大人になってからそのありがたさが分かる妖怪なんだと思います。
展開が面白く、良かったです。
作者からの返信
しきさん、ありがとうございます!
面白いと思っていただけてよかったです!