アラカルト10
小林飛翔(Al)
アラカルト10
腕時計を手首から外して、テーブルに置く。
秒針がチクタクと永遠を告げる。
その持ち主がいなくなっても、その秒針は、時を刻み続ける。
遺品として、棺に入れられる。
主人を失った、(孤高の生き証人)の旅は終わらない。
秒針は、ミステリアスな亡き人の心臓の鼓動のように、「私は生きている」と主張する。
しばらくして(戻って)来ると、なんだそこには何の変哲もない自分が大切にした腕時計と共に私は(横たわって)いるのだ。
アラカルト10 小林飛翔(Al) @alpacahisho
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