第36話 魔都へ
最後の砦を突破したが、実は一度通り過ぎたが女将さんへの報告と
お礼をしたいために1度引き返した。
戦いが終わった後、引き返すつもりであったがカッコつけて
そのまま砦を通り過ぎてしまったのであった。
これにはさすがに皆呆れたが、その時に体調のチェックをしたら
5人の騎士以外は危険値になっていたので、これ以上進むのは無理と判断。
さらに、パスの街も瘴気が強いため、最初の街まで引き返す事にしたが
女将さんがジュルダンさんとも知り合いのため、迎えに来てもらうように頼んでくれた。
「通信用の魔石で連絡できるのですね」
「ここからジュルダンの街へ連絡できる魔石はご法度だけど、以前手に入れてね。
特殊な魔石だから軍も傍受もできないから優れ物だよ。
もちろん、ジュルダンも持ってるよ」
女将がそう話すが、本来手に入らない長距離通信できる通信用魔石で
ジュルダンさんに連絡を取ってくれた。
女将さんが一体何者か気になるが、触れないでおこう。
「今から出発するのは遅いから、ジュルダンの迎えが到着するのは明日の夜に
なるけど到着するまで全員で待つのかい?」
「そうですね……みんなに聞いてみます」
迎えが到着するまで待つか皆に聞いたが、これからの戦いを考えると2,3日休んでも良いとなった。
それを女将さんに伝えると、部屋の準備と食材の準備したのであった。
――そして翌日の夜
「お待たせしました」
ジュルダンさんが直々に迎えにきたのであったが、最期の戦いの前にファイエットさんに会っておきたかったそうだ。
夜の峠越えは危険なので、翌朝に俺達が出発すると同時に戻ろるそうなので
今夜は親子2人きりにしてげた。
また、引き返す同行者たちも悪るそうにしてたが、無事に戻る事も大事と言って置いた。
そして、この夜も皆それぞれぞれゆっくりやすんだのであった。
――そして翌朝。
「引き返す方を街に送り届けます。ファイエットをよろしくお願いします。ご武運を」
「わかりました。お気をつけてお戻りください」
同行者を送り届けるジュルダンさんの車を見送ると、俺たちも出発した。
再び、最期の砦を超えて、最期の街であるレイクの街に到着。
レイクの街は人間に対する感情が良くないと聞いていたが、街は予想外に寂れれていて
通りを歩く人はおらず、店もほとんど営業していない状態だった。
宿も1軒だけ、空いててその宿が俺たちを受け入れてくれた。
ただ、食事は食材が最低限のモノしか手に入らなず、質素なものであった。
「これだけですみません……」
「い、いえ、急な宿泊なので食事がでるだけ十分ですよ」
「ありがとうございます」
出されたのはパンとわずかな具が入ったスープだった。
泊まっている宿も営業をしてなかったが、泊まる所なくて困っていたら主人が
泊まってくださいと声をかけてもらった。
なので、食事を出してもらっただけでもありがたい。
ただ、これだけで足りないので、車に積んだ食料から調理しなくても
食べられるものを持って来たが、もちろん主人の許可は得てる。
「すません。戦が始まって以来、軍が行き来するようになってましたが
撤退後は軍の行き来もなくなり、さらに旅する方もいなくなったので
この街の宿も営業している所は実質0なのです」
主が言うには戦いが始まった当初は軍の物資運搬や兵の行きり
宿もにぎわっていたそうだけど、撤退後は軍の行き来がなくなった。
それ以降、旅する魔族もおらず、行き来するのは最低限の食料や物資を
近くに運ぶぐらいで宿も利用されなくなり、全ての宿が休業になっているそうだ。
さらに、今まで2つの街と違って、人間にいい感情がないので俺たちを
泊める事もプライドが許さないそうだ。
ただ、人間との交易があった時はこのレイクの街も賑わってそうだけど。
「こんな事を言うのもなんですが、早く魔王様と決着をつけてください。
どんな形であれ、戦が終わってくれればそれでいいのです」
この言葉を聞いて、俺たちは何も言えなかった。
ただ、この戦いは人間側だけでなく、魔族側も疲弊していたのだった。
翌朝、宿を後にするが、街を出ると大きな湖があるが、これが街由来になった湖。
意外と町の名前は単純だけど、地名だからこんな物かな。
このまま魔都と呼ばれるいわば首都へ向かうがのだけど、俺のLVも最後の砦の
戦いでLV500に達成したので、魔王にスキルを使う事が出来る。
ただ、これは最低条件なので、もっとレベルを上げたい所。
LVアップに関してはありがたい?事に、強いモンスターが出てきて
魔都へ着くまでにレベルアップができたが、確実にスキルをかけれらる
700に達成するのは難しいが、魔都までの道中は小さい宿場はあるぐらい。
宿はあるが、食料を入手する事ができないので、パスの街とレイクの街を
出る時に、宿の主が知り合いから少し食料を手に入れてれたが無駄にできない。
レイクの街から魔都までは高速車なら1日で着ける距離であるが、モンスターとの
戦いが激しくて、予定の半分しか進めなかった。
途中にあった宿場町に何とか泊めてもらったが、小さな宿場町は
レイクの街よりも大変な状況で、食事は俺たちの食料から出して
宿ではただ眠るだけだったが、ベッドで寝れるだけでも十分だ。
翌日になると、モンスターも何故かでなくなったが、魔都に近づいてきたからなのか。
時々、モンスターが出てくるが、ドラゴンの類で勝てない事もないが
1匹や2匹にならまだいいが、それ以上のドラゴンがでてきたので戦わずにひたすら逃げる。
この世界もドラゴンはかなり強い部類らしく、まともに戦ったら魔都に着く前に
全員やられるか、満身創痍の状態になっただから逃げる事も大事。
モンスターからひたすら逃げ、ついに魔都に到着くしたのであったが
俺たちが魔都の入口の門に着くと、1人の魔族が出迎えたが見るからに今までの
魔族と違う事は出ている魔力からもわかったのであった。
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