第22話 決戦!(3)
「――はっ!?」
我に返ったアリエスの目前に敵が放った先制の
「
「
「向コウノ武器ハ弓ノヨウダナ」
「さすがエルフ。お約束ですわね」
「オ約束……トハドウイウ意味ダ?」
「エルフは古今東西、弓が好きな種族ということですわ」
「フムン……」
「ソレニシテモ、
「申し訳ないですわ、ドラグヌフ。気をつけます」
気を引き締めなおすアリエス。
「『
「
~
一方、双子男エルフは、『
双子の男エルフ二人が、交互に魔法詠唱を行う。
「敵は速いな! あれが新型ということか?」
「不恰好な癖に、軌道が捉えられない!」
「小惑星に衝突するのを恐れていないのか」
「補助魔法を使うぞ」
「XXX XXX XXX ファースト」
「XXX XXX XXX クロックアップ」
交互に魔法詠唱を行い、双子エルフの身体速度と精神速度、さらに『
しかし、敵機体の速さはそれを上回っていると感じる。
悠々とこちらの放つ魔矢を避けて、近づいてくる。
「補助魔法を打っても差があるな」
「
「調査魔法を打ってみよう」
「XXX XXX XXX インフォ」
「XXX XXX XXX クリア」
やはりというべきか、双子エルフの打った調査魔法は弾かれてしまう。
「
「見ろ、剣を取り出したぞ」
「剣の見た目はショボいな」
「接近戦がお望みか」
伯爵令嬢の機体は、貧弱そうなただ黒一色の剣を手にしている。
「こちらも剣に持ち替えよう」
「
双子エルフは、弓をマジックボックスに仕舞い、彼らの
実は、『
彼らは、これまでも弓が得意だと誤認して、接近戦を挑んできた相手を何機も
「よし、こちらも剣を出すぞ」
「「
声を合わせて剣を取り出す双子エルフ。
それは、最新の魔法と科学と鍛治技術が融合した結晶である。
「よし、打ち合うぞ」
「頼むぞ、
「任せろ、
双子エルフの剣は、アリエスの持つ暗い剣と異なり、白色に輝く光の剣であった――。
~
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