1
3月が経つと、みんなのお腹も結構大きくなった。
この世界の妊娠期間は5月5日。前の世界の半分なのだ。
レベル 4
力 :433
身の守り:397
素早さ :862
器用さ :813
魔法力 : 921
魔法 『風纏い』 支援魔法
スキル
槍術 Cーーー槍を武器にすると、全ステータス中上昇。
弓術 Cーーー弓を武器にすると、全ステータス中上昇。
魅力 Cーーー魅力が中上昇
耐性 Dーーー状態異常耐性が上昇
集中 Dーーー集中が上昇
直感 Dーーー直感が上昇
「無茶苦茶ステータスが上がってる。」
この結婚と子作りが試練になったのか。
確かに平民だった俺がお嬢様達と結婚して、子作りするのは普通に考えれば大きな試練だな。
「グリ、ダンジョンに行くぞ。」
レベルが上がりそうだし、もう一押しだな。
ダンジョンでの階層主を64階層まで、薙ぎ倒してきた。
54階層のボスは大百足。
64階層のボスは巨人。ステータスの強くなった俺でも少し苦戦した。
「ステータス。」
レベル 5
力 :0
身の守り:0
素早さ :0
器用さ :0
魔法力 : 0
魔法 『風纏い』 支援魔法
『風乱』 支援魔法
スキル
槍術 Bーーー槍を武器にすると、全ステータス大上昇。
弓術 Cーーー弓を武器にすると、全ステータス中上昇。
魅力 Cーーー魅力が中上昇
耐性 Cーーー状態異常耐性が中上昇
集中 Cーーー集中が中上昇
直感 Cーーー直感が中上昇
幸運 Gーーー運が極微上昇
「新しい魔法覚えた。しかもスキル幸運って。」
いけるかもしれない、金1級。子供達が生まれるまでの3月間、本気で目指してみるか。
もちろん妊婦達とのコミュニケーションは忘れずに。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
新魔法の風乱は風纏いを使っている状態から。
『風よ荒れろ』
この呪文を唱えるだけで、風纏いの時とは比べ物にならない威力の風が吹き荒れる。
その分、魔力消費が半端ないが。
「できる気がするな。極点。」
集中のスキルレベルが上がったことで完璧な極点ができる気がした。
何度か試すが、
「もう少しなんだよな。本当に。」
俺は、暇さえあれば訓練に明け暮れた。
自分の力を使いこなせれば、金一級はそこまで難しくないのだ。
後、2月か。間に合うかな。
最初の一月の金2級の昇給結果は全体32位。
今までにない高順位だ。戦い方も直感スキルでわかってきた。今までの積み重ねがちゃんと実力に結びついている。
暴れても被害が出ない、ダンジョンにグリに連れて行ってもらって、ダンジョン内で暴れまくった。
その分モンスターも出たが、良い訓練だ。
「やっと出来た。」
完璧な極点が出来た。これを戦闘にうまく組み込めれば良いのだ。これから、騎士との訓練に毎日明け暮れた。
金1級の訓練にも混ぜてもらった。俺ほど勲章を持っているとこういうこともできる。
2週間ボコボコにされまくったが、確実に強くなった。
昇給試験当日。
「良いのか?一週間後はお嬢様達の出産日じゃないのか?」
この人は、オーガの魔王を倒した時に勲章をもらった騎士。
この人を倒せば、金一級に上がれる。
「金一級になってからでも間に合うでしょ。」
「お前は強気なやつだな。それにすごいやつだ。俺の勲章が掠れちまうよ。」
「僕は天才なんですよ。ちゃんと積み重ねられる。」
「そうだな。その通りだ。だからお前に勝ちたいんだよ。」
「望むところです。」
試合は拮抗した。俺のステータスがレベル5の初めらへんということと、この騎士も極点ができる事が試合を長引かせた。
「ここから本気でいきますよ。」
「まだ、上があるのか?」
「風よ荒れろ。」
風乱を発動させる。これが俺の切り札。使いこなせていないが。
直感スキルと集中スキル、幸運スキル。そして今までの俺の積み重ねに任せよう。
5分後
俺は立っていた。
「見事だな。お前に負けても不思議と悔しくないよ。むしろ誇らしい。」
「あいがとうございます。来月は金一級に上がれると思いますよ。」
「そうかもな。その時はもう一回戦おう。」
「喜んで。」
俺は最年少で騎士の最高位。金1級に上がった。
グリに乗り、アリシア達のいる屋敷に直行する。
「どこ行ってたのよ?」
「ちょっとな。」
「私たちの出産よりも大事なことなんてあるの?」
「少し、神頼みをな。」
「心配性ね。大丈夫よ。」
「そうだな。大丈夫だな。」
一週間後、ジョセとアリシアが男の子を。アリア、ドリー、カトリーは娘を産んだ。
俺の金一級昇給と合わせて祝られた。良かった。みんな元気で。
フィーネは男の子2人をそれは、それは可愛がっていた。
アリシアの両親もパーティーに呼んだ。
アリシアのママのアリアさんは元貴族令嬢でアリシアのパパは元騎士なので、パーティーの作法は分かるらしい。
良い景色だ。こんな平和な日常が続いていくのを望むばかりだな。
これからも頑張っていくか。自分のやりたいように。
ーー異世界でやりたい放題やりたくて、第一部完
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます